水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

江南市 1 龍神社 <愛知県江南市小折町八竜>

2015-04-12 | ├ 愛知(ひとり旅)

 

桜を堪能したあとは、江南市に鎮座する二社へ向かいます。

 

 

 

 

 

じつはこの後、少し北へ行ったところにあった別の二社にもチラ寄りしましたが、
狛さんが玉取り&子取りでした。

さらに先に書いてしまうと、これから行く二社も同じく玉取り・子取り。

この日参拝した五社すべてが同様なわけで、
西尾張って玉・子率がかなり高いんじゃないでしょうか。

(ていうか、これだけ頻出すると、もしかして珍しくもないのかと思えてきた)

 

 

ああ、見えてきました。

さきほどの神明太一社 から、川沿いを北上してここまで約4キロ。

 

 

龍神社に到着です。

 

 

 

大きな鳥居にびっくり。

すごい立派。

 

 

こちらは木製の蕃塀

 

 

そしてわたしの大好きな舞殿型の社殿。

 

 

鳥居 → 本殿 と並ぶのは、尾張西部ではほぼお約束なのか?

(あとここに太鼓橋が加わったりもする。)

 

 

そしてこの先には・・

 

 

もう一コ鳥居があった。

 

 

何このマニア心をくすぐる造りは。

素敵すぎる・・(・ω・*)

 

 

あーここ空気ちがう。いいな。

この神社も素敵なところだ。

 

でも陽の気じゃない。陰というほど暗くもない。

なんだろう。水の中みたいな・・。

ここの神さまは、空とぶ龍じゃなくて水の龍なんだな。

 

 

 

 

しがみつきチビこまさん。

瑞穂区石神社とか岡崎椿宮神明社 とかの、
かーさんの前足でムギュっ!!っとなっちゃってる子も可愛かったけど
こうしてじゃれてるのも良いなー

あぁなごむわー。

 

 

 

御祭神:八大竜王

創立不詳。1622年に再建。

 

織田信長が生涯で唯一愛した女性とされる、側室・生駒吉乃(本名は類)。

龍神社は、その生駒家の氏神さまであり、織田信雄(吉乃の次男)の守護神でもあります。

 

 

じっとして写真とってたら、雨ふりそうなのもあってか
頭上になにやら虫が集団で飛んできました。(T_T)

 

 

こーいう虫は、背を低くするとどっか行っちゃうのよね。

と思ってしゃがんだら、思いのほか好みのアングルだった。

ありがとう虫。

 

 

鬼瓦に「龍」の文字。

 

 

 

となりで跳ねてる獅子さんの背中の模様もステキです。

 

 

本殿を横から。

 

 

うしろ回りこみ。

 

 

苔生した緑の地面が素晴らしいです。

 

 

源太夫社

 

 

吉乃の先夫を祀っているようです。

 

 

 

神社を出て、向かいにある吉乃御殿跡を見てみました。

 

 

夫・土田弥平を1556年の明智城の戦いで亡くし、喪に服した吉乃の前に現れた織田信長。

吉乃は信長とのあいだに信忠・信雄・徳姫を授かるものの
産後の肥立ちが悪く29歳の若さで他界しました。

あの信長さん最愛の女性ということなので、きっと美しく聡明で素敵な方だったのでしょう。

あ、徳姫といえば先日行った松尾神社 の信康さんの奥さんになった人ですね。

 

 

雨壺池

 

由来を要約すると、

「あたり一面が池だったこの場所に、農民が水田を作った。

その際に、干ばつに備える雨壷として小さな池を残した。

かくして厳しい干ばつの年、この雨壷の水を手桶ですくって曽本村の水神社へ運び、

五条川の水を入れ替えて持ち帰ってみたら、龍が暴れ狂って天にのぼり雨を降らせた。」

 

あーそれで水の中な感覚が漂ってるのかな。

ようするに、『勝手に池の水入れ替えんなや(゜Д゜)ゴルァ!!』

てことで、龍がお怒りになったおかげで恵みの雨が降ったってことか。

 

怒って暴れたのに感謝されちゃうっていう。

龍さん的には複雑な心境かも。

なお、曽本村の水神社には「善喜寺(久昌寺)の地に八大龍王が現れた」という碑文があり、
それと符合すれば至徳年間(1384~1387年)の時代のことなのだとか。

 

 

ところで八大龍王って、
天竜八部衆に所属する、竜族の8王のことでしたよね。

8体の王のうち、
和修吉(Vasuki)が九頭龍大神で、娑伽羅(Sagara)の子供が、善如龍王でしたっけ?

一般に八大龍王と呼ぶ場合、いったいどなたを指すのでしょう・・。難しいわ

 

 

ここは、ゆったり気持ちを落ち着かせることのできる、心の洗濯系神社でした。

 

のんびり社殿を眺めていたくなる場所。

名残惜しいですが、天気も危ういので次の神社へ急ぎます。

 

 

*龍神社再訪(2016)→


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