水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

伊勢 1 月夜見宮 <三重県伊勢市宮後>

2015-10-28 | ├ 三重(ひとり旅)

 

言わずと知れたお伊勢さん。

やっとというか、今頃というか、神社めぐりして一年が経つ今になってようやくの参詣です。

 

 

 

この日の予定は、

08:22 近鉄:名古屋駅

10:04 近鉄:伊勢市駅

月夜見宮

伊勢神宮・外宮

(バスで移動)12:54外宮まえ~13:02猿田彦神社まえ

猿田彦神社佐榴女神社

饗土橋姫神社津長神社大水神社

伊勢神宮・内宮

(バスで移動)17:15内宮まえ~17:36伊勢市駅まえ

18:02 近鉄:伊勢市駅

19:44 近鉄:名古屋駅

 

内宮は過去に二度ほど訪れたことがありますが、

当時まだそれほど神社に興味がなかったため、こうしてじっくり回るのは今回が初めて。

 

 

名古屋から片道1時間半ほど。伊勢市駅に到着です。

すーーっごい強風だったので、折畳み日傘を使うことは断念・・。

もういい。焼けてやるー(・ω・)。

 

 

いい眺め。駅前からもう参道なのですね。

まっすぐ行けば外宮ですが、
その前に徒歩5分弱の距離に位置する月夜見宮を参拝します。

 

 

 

 

伊勢神宮・外宮の別宮(べつぐう)

式内社 月夜見宮

 

 

“別宮”とは、正宮に次いで尊いとされる社宮のこと。

外宮の別宮は4つあり、
この月夜見宮を除いた3つ(多賀宮・風宮・土宮)は外宮の境内にあります。

 

 

あ、いいな。この雰囲気。

鳥居をくぐった途端にこの清々しさ・・。当然だけど、ここもいいところだなぁ。

 

 

鳥居抜けてすぐのところにあった木。

何気に存在感ありました。

 

 

手水舎

 

 

奥にあるのは祓所

 

 

そばに大楠。

 

 

 

樹高28メートルと、かなり大きい。

うーん、こちらも良いな。

なんかすごく頑張ってる感のある木です。

 

 

月夜見宮(つきよみのみや)

御祭神:月夜見尊、月夜見尊荒御魂

創建は927年以前。

 

 

 

去年が式年遷宮だったから、社殿はまだ新しくてきれいですね。

 

 

こうして見ると、神明造はやっぱり存在感ある。素敵だなー。

思わず見入ってしまいます。

 

 

社殿の右手奥へ。

 

 

 

摂社 高河原神社

御祭神:月夜見尊荒魂

 

 

由緒は定かでないようですが、
宮川の高河原(たかがわら)といわれた、土地開拓の守護神を祀る神社だったそうです。

 

 

 

社殿の左手奥には鳥居があります。

 

 

大きな木の根元にいるのは、狛さん・・?

 

 

狐か犬か狼なのかよくわからないけど、
もしこれがお狐さんだとしても、これは平気かな。(※基本、稲荷は苦手(´・ω・)。)

 

 

 

中はまるで落雷後のように焼けて、黒く炭化していました。

 

 

あとで宿衛屋の神職さんに伺ったら、
「地元の方により祀られた稲荷で、神宮とは関係ありません」とのこと。

そっか、お稲荷さんだったか・・。

木が御神体ってことで良いんだよね?

 

 

あ。夏の名残りがここにも。

 

 

帰ってから調べてみると、この古木、もともとは先ほどの大楠と同じくらいの大木だったそうですが、
空襲による焼夷弾投下によりこのような姿となったんだとか。

 

 

でもそのおかげで地域の人々には被害が出ることがなく、
以来感謝して祀るようになったと伝わっているそうです。

 

 

樹木好きなんでつい贔屓目に見ちゃいますけど、
力強さと神聖さがハンパない木です。すごい。

強い意志を持って生きてる。

熱心に手を合わせている地元の方らしき姿もありましたが、それも頷けます。

 

 

月夜見宮はこじんまりとした境内ながら、とても清らかで美しい処でした。

ちょっとした負の感情なら簡単に吹き飛ばしてくれそうです。

 

 

お店が建ち並ぶ外宮参道(駅→外宮)ではなく、あえてこちらから行きます。

 

 

というのも、ここが神の通い道 「神路通り」だからです。

 

 

この道は、外宮の北御門(裏参道入り口)から月夜見宮へ延びる幅4メートル程の直線道で、
総延長は約300メートル。

名称を「小字神路」、通称「神路通り」と言い、
月夜見尊が外宮の豊受大神のもとへと通う御幸道なのです。

 

 

「月夜見宮入り口のこの石垣の一つが、夜になると白馬と化す。

月夜見尊が乗った白馬は夜な夜な外宮へ通うのだが、人々は夜この道を通ることを避け、

やむを得ず通る場合には神の馬に触れないように、道の端を歩く。」

 

 

というわけで、ここは「神が通る道」として昔から神聖なものと考えられ、
人々は中央を避けて歩いたのだそうです。

 

 

 

参道とは違い、人も通らずとても静か。

あちこち手入れがしてあって、地元の方に大切にされてきたんだなぁと感じました。

 

 

 

(月夜見宮 御朱印)

 

その②へつづく・・。

 

 

 


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