京都つづき。
式内社松尾大社へ。
櫟谷宗像神社から歩いて行くつもりが、
天龍寺で長居しすぎて時間が足らなくなってきたので、
タイミング良く通りかかったバスに乗り、松尾大社前で下車します。
松尾大社(まつのおたいしゃ)一の鳥居
有栖川宮幟仁親王の筆による扁額だそう。
鳥居の内側から。
参道の先に二の鳥居が見えます。
注連縄になんかワサワサ垂れ下ってますが、
これは榊の小枝を束ねたもの。
脇勧請と称され、鳥居の原資形式を示しています。
榊の束は12本吊り下げるのが慣わしなのだそう。(閏年は13本)
苔いっぱいの狛さん's。
吽さんに至っては、お顔から葉っぱが生えてて何が何だか。
松尾大社は京都最古の神社で、
太古この地方に住していた人々が、
松尾山の神霊を祀り守護神としたのが起源とされています。
5世紀ごろに渡来してきた秦氏が当地に移住して、
松尾の神を一族の総氏神と仰ぎ、山城・丹波を開拓。
701年、勅命により秦忌寸都理が社殿を造営し、
松尾山の磐座から神霊を移したのが創建であるとのこと。
御祭神:大山咋神、市杵島姫。
平安以降は賀茂両社とともに皇城鎮護の社とされ、
近世以降は醸造祖神としても崇敬されています。
常夜燈を支える力持ち四人組。
お疲れさまです。
左右に随神を配置した楼門は、江戸時代初期の作と伝わるもの。
随神の周囲に杓子がさしてありますが、
これは祈願杓子とも称されています。
では、楼門の中へ。
手水舎
あ、亀さんだ。
亀は松尾大社の神使なのです。
江戸時代初期の作である拝殿と松尾山。
とても気持ちの落ち着くいい所ですねー。
ちなみに、
松尾大社と同じく、秦氏の奉斎社だったのが、
先日おじゃました伏見稲荷大社です。
さきほど参拝した木嶋坐天照御魂神社も、
秦氏の氏神を祀る氏社です。
いつのまにか16時をまわっていたので、
太陽も松尾山の向こうに隠れてしまいました。
亀の井のほうも行きたかったけど、今回はちょっと時間ないかなー。
お庭も含めて、また次回ね。
では、駆け足で境内をまわります。
その2へつづく・・。