水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

島根県⑧ 岩坂陵墓参考地 <島根県松江市八雲町日吉>

2017-06-05 | ├ 島根(ひとり旅)

 

二日目最後は、岩坂陵墓参考地へ。

 

 

 

 

 

 

八雲バスターミナルで下車し、そこから徒歩で移動します。
(バスを待つより歩いたほうが早いので。)

16:48発 〈熊野大社まえ〉 [コミュニティバス] ・バスターミナルいき
 ↓
17:02着 〈八雲バスターミナル
 |(徒歩10
分)
 岩坂陵墓参考地 (15分滞在)
17:29発 〈西日吉団地前〉 [一畑バス] ・松江しんじ湖いき
 ↓
17:51着 〈松江駅

 

 

10分ほど歩くと、小山が見えてきました。

 

 

岩坂陵墓参考地 (宮内庁指定)

 

 

陵墓参考地(りょうぼさんこうち)とは、
宮内庁によって皇族の墳墓とされているが、被葬者を特定する資料に欠ける陵墓のこと。

 

 

古事記において、
伊耶那美命は『比婆山(ひばやま)』に葬られたとされています。

八雲町日吉神納にある当地は、その比婆山の候補地のひとつであり、
伊耶那美命の御神陵として伝わっています。

 

 

 

伊耶那美命御神陵の伝説地は、全国に10数ヶ所ありますが、
他所と違うのは、唯一ここが宮内省指定であるということ。

 

 

明治33年に宮内省により保存すべきものと認定され、
陵墓の伝説地として指定を受けました

径約20メートルの円墳があるといわれ、
現在、陵墓参考地として宮内庁が管理しています。

 

 

古墳関係は、空撮でもしない限り全体像を把握することができないんで、
想像力をフルに活用してそこにまつわる物語を脳内展開。

 

 

記紀の記述は、
何らかの事実をベースにして神話風に再構築したか、
政治的思惑に基づいて創作された、勝者側の一方的な歴史書か、
いずれにせよ編纂者サイドにとって都合よく描かれたものでしょうから、
内容をそのまま素直に信じているわけではありません。

 

 

それでも、
ナミさんの亡骸を丁重に葬るナギさんの姿に、
当時の権力者の夫婦像を重ねてみることで、
いつの世も変わらぬ男女の愛の姿を垣間見ることが出来ます。

 

 

時代が違っても、人の営みや想いは同じ。

何千年も昔にそこで繰り広げられていただろう光景を、
そうやって好き勝手思い描くことも
神社仏閣史跡めぐりの楽しさの一つかなぁなんて思います。

 

 

 

 

では、すぐ目の前にあるバス停で再びバスに乗車して
松江駅へ戻ります。

 

 

 

体力勝負的な要素が強かった2日目ですが、
予定通りに参拝を済ますことができ、
とても充実した一日となりました。

 

 

また明日。

 

 


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