水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

たまに御朱印を頂きつつ
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公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

日吉大社 山王祭2017(例祭)-1 <滋賀県大津市坂本>

2017-04-16 | ├ 滋賀(ご縁・ ひとり)

 

島根記事の途中ですが、
2017年4月14日に行われた、日吉大社山王祭(例祭)の様子をご紹介します。

(本編はまたいずれ。)

 

 

 

 

 

式内社 日吉大社。

全国およそ2,000社ある日吉・日枝・山王神社の総本社で、山王権現とも称されます。

ここはとにかく社殿が超好みで、常々参拝したいと思ってた場所。

本当は紅葉時期に行きたかったんだけど、
去年の秋は京都に行ったので、じゃあこちらは桜にしようかな~と。

天気も良さげな4/14(金)に詣でることにしました。

 

 

数日前、公式サイトで年間行事を確認したところ
ちょうどその日は山王祭にあたることが判明。えーどうしよう。

基本的にのんびり参拝したいので、
祭りの時期はいつもあえてはずすんだよねー・・。

なので、行こうかどうか悩んだんですが、
桜満開だし、年に一度の大祭だし、
しかも当日は、例祭(神社で最も重要な神事)があるし・・・。

で、もう混雑覚悟で例祭を見に行っちゃおう!ということで滋賀行き敢行~。

 

 

結論から言えば、例祭はコアな神事なので一般の見物客や参拝者は数少なくて、
“混雑した境内”は杞憂に終わりました。

これは朝9時頃の写真ですが、参道を歩いているのは警察官くらいのもので、
他にはカメラを手にした人がちらほら程度。

 

 

あとは、10時からはじまる例祭(@西本宮)に正式参列する、正装の方々くらい。

(来賓者や参列者は計400名ほどいるそうですが、
祭典の最中は皆さんずっと席にいらっしゃるので。)

 

 

791年に桓武天皇が日吉社へ2基の神輿を寄進して以来、
今日まで1200年もの長きにわたり続いてきた山王祭。

西本宮の大己貴神と、東本宮の大山咋神の鎮座の由来に沿いながら、
天下泰平・五穀豊穣を祈願する祭りです。

また、日吉大社の最大の神事であり、祭礼期間は1ヶ月にも及んでいます。

特に見ごたえのあるのは、
12日夕方の午の神事や、13日夕方~夜の宵宮落し神事

これはさすがに日帰りでは見に行けないためネット動画で堪能しましたが、
いやー
すごいですねえ。動画からも勇壮さと熱気が伝わってきました。

 

 

 

14日の朝から行われる例祭は、まずこの東本宮からはじまります。

8:00頃に神事が行われますが、私が比叡山坂本駅に着いたのは9時なので、
こちらの神事を見ることは叶いませんでした。

 

 

東本宮では、宮司による祝詞奏上、桂御幣などが粛々と行われます。

もともとは、この東本宮の御祭神である大山咋神が地主神ですが、
天智天皇7年、大津京鎮護のため大神神社の神が勧請されてからは、
西本宮の御祭神・大己貴神が主祭神となりました。

 

 

が、明治の神仏分離令により本来の形に戻すとして、東本宮と西本宮の祭神を入れ替え、
西本宮に大山咋神を祀って主祭神とし、大己貴神の東本宮は摂社・大神神社に格下げ。

その後、昭和に入ると再び御祭神を入れ替え、
現在のように西本宮:大己貴神がメインとなったんだそう。

 

 

西に東にと、落ち着かない時もあったようですが、
個人的には
どちらの神さんも好きだし、どちらがメインとか、そういうのはどうでも良く。

とは言っても、やはり地主神という響きにひかれてしまうのでした。

 

 

 

9:30頃の滋賀院門跡まえ。

天台座主を乗せた殿上輿が出てくるのを待ちます。

 

 

日本における天台宗の開祖・最澄は、比叡山上に延暦寺を建立。
比叡山の地主神であった日吉社を、天台宗・延暦寺の護法神(守護神)として崇敬しました。

その所以により、
日吉大社の例祭は、全国的にも珍しい神仏習合の神事となっており、
天台宗総本山比叡山延暦寺より、天台座主(天台宗の長)が正式参拝されるのです。

 

 

 

 

殿上輿がやってきました。

 

 

殿上輿は、古来より宮中に参内する殿上人のみが乗るもの。

乗り心地はどんなもんなんだろう?と、ふと思いました。

 

 

 

比叡山の高僧の方々。

 

 

 

見物客は数人、あとはテレビやら新聞やらの取材陣が結構いました。

邪魔にならないようにと石垣にへばりついて歩くわたし。

 

 

 

天台座主ご参進の様子を眺めながら、心は遠く古へ。

 

 

 

 

桜並木の境外表参道(日吉馬場)から日吉大社の赤鳥居までの、
約500メートルを行列が練り歩きます。

 

 

 

 

写真には写ってませんが、満開の桜からは風にのって桜吹雪が舞い散り、
それはそれは美しい光景が広がっていました。

 

 

 

 

赤鳥居。

 

 

神職さんのお出迎え。

 

 

 

これは山王鳥居といって、
鳥居の上についてる三角部分は破風。(破風鳥居とも称されます。)

比叡山にもともと鎮座していた土着の神(大山咋神)は、
天台宗と結びついて「山王権現」と称され、守護神として信仰されました。

山王鳥居は、この神仏習合の神道信仰(山王信仰)の象徴なのです。

 

 

 

10:00頃、西本宮の楼門前に一行が到着。

 

 

祓所にて。

 

 

 

右から、日吉大社のNo.1、2。

そして延暦寺のNo.1、2。 でございましょう。

 

 

もらい祈祷ならぬ、もらい修祓(お祓い)始まる。

わーい。心身ともに、これ以上ないってほど清められたかんじ。

 

 

 

 

みなさん西本宮内へ。

 

 

座主さんも。

 

 

 

神仏習合の神事。

わかっちゃいるけど、やはり不思議な光景です。

 

 

 

楼門の先には拝殿。

しかもそこには煌びやかな神輿が所狭しと並んでいる!!

 

 

なんてきれいなのー。

しかし、よく見ると両サイドには参列者の方々がずらっと計400名・・。

 

 

これって中に入っていいのかな???

と内心ドキドキしつつ周囲を見渡すと、
一般参拝者らしき普段着の人たちも隅っこにいたので、ほっと一安心。

 

 

 

まずは神側。

宮司さんの祝詞奏上から。

 

 

境内に響き渡る祝詞がありがたくも心地いい。

この場に居合わせることができた幸せを神仏に感謝しつつ聴き入っておりました。

 

 

つづいて仏側。

 

 

天台座主による五色の奉幣です。

 

 

 

さらに般若心経の読経を奉納。

 

 

今となってはとても貴重な光景だけれど、
こうした神と仏の祭典は、
明治の神仏分離までは当たり前のように行われていたんだろうなあ・・。

様々な思いが押し寄せてきて、
涙が出そうになりました。

 

 

その2へつづく・・。

 

 

 

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