宮島つづき。
<地図1>
豊国神社から、そのまま厳島神社の裏手にあたる通りへと向かいます。
・・のまえに、五重塔(国の重文) <地図1の4>
和様と唐様を調和させた美しい建物で、屋根は桧皮葺。
中は見られませんが、内陣の天井に龍、外陣には葡萄唐草。
来迎壁には、表に蓮池、裏に白衣観音像などが極彩色で描かれているらしい。
塔内の仏像は、神仏分離令により大願寺に遷されました。
1407年建立、高さ約27メートル。
塔の心柱は下まで届いておらず、二層目で止まっているのだとか。
またこのあたりは、
厳島合戦で陶軍が陣を構えた所と伝わっているそうです。
この美しい景色からはとても想像できないなぁ。
坂を降りて、西へ。
筋違橋 <地図1の7>
ん?なんだ?
見ると、とても大きな木の幹が横たわっていました。
後白河法皇御行幸松 <地図1の9>
1174年、後白河法皇が参詣された折にお手植えされた松で、明治初期に切り倒されたもの。
松の表面って、こんな風に横に波打つもんなの?
すごい。
中は空洞です。
枯れてしまった松だけど、
まだ静かに息づいているような、不思議な感じがしました。
さらに西へ向かいます。
保存民家「旧江上家主屋」(国の登録有形文化財)。
宮島歴史民俗資料館の施設のひとつで、1800年代前半の建築物です。
<地図2>
落ち着いた町並みを抜けると、緑深い光景に変わってきました。 <地図2の3>
振り返ったところ。
ちょっと紅葉してます。 <地図2の4>
あぁいいわね~・・って深呼吸しながらのんびり進んでいくうち、あらら・・?
何やら空気が違うなぁと思うとともに、急に頭が痛くなった。
前へ進むほどに、頭が締めつけられる。
なんていうか、孫悟空が頭の輪っかでギューってされてるみたいな。
ズキズキする片頭痛とかは普通にあるけれど、こんな頭全体を締め付けられるようなのは初めて。
たぶん目指す神社は問題ないはずなんだけど、まわりの空気に押されるみたい。
うまく言えないけど、大きな思念が空間一帯を占めてる、縄張り的なかんじ?
がんばってしばらく歩いたけれど、
他人の敷地に勝手に侵入するような気がしてしまって、どうにも先に進めない。
残念ですが、からだの反応に素直に従い、来た道を引き返しました。
途中、とってもかわいい女子ふたりを見かける。
なになに?京都とかみたいに、衣装来て町を散策しましょうみたいなの?
よくわかんないけど、キャーーーーーすてきーーーー(≧∀≦*)
一緒に写真とってる人も多くて、私も便乗。
「撮らせてもらってもいいですか?」と聞くと、快くOKしてくれました。(冒頭の写真)
わーいありがとう!
その4へつづく・・。