同じような日々を繰り返し、同じようなことを何度も繰り返して言っている自分。
何か変化が起きているのか、変わっているのか。
前に進んでいるのか、進んでいないのか。
病気になるちょっと手前の20歳当時によく似た状況に陥ってしまった。
だけど、冷静に考えたらあの時とはいろんなことが違う。
同じようで同じではない。
それは、この4年で変えてきたし変わったから。
やっとここまでこれた。
部屋の掃除をしていたら、見覚えのあるものが出てきました。薬を手放して3年位経つのですが、捨てたと思って勘違いしていたみたいで
す('◇')ゞ 睡眠薬と精神安定剤。これらは、かなり弱い薬ですが、一番上のリーゼには最後の最後まで悩まされて、なかなか手放すことが
出来ず頭を抱えました。10年以上も薬を飲んでしまったので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、薬というのはこんなにも依存性がある
のかということを思い知らされました。薬に完全に依存してしまっていたり、完全に薬仕様の体になってしまうと、薬が無ければ生きていけ
なくなってしまう可能性もあるのではないかと思います。私は薬を完全否定はしません。適切な治療目的、適切な薬物療法には必要です。
「薬を飲んでてもいいじゃん」そんなような常識・考え方はおかしいのではないかと思います。ストレス社会で薬というのは必要なものだし
、活躍しているのでしょうが、うつになりやすい社会、ストレス社会、不安定な社会など「根本的なシステム」が狂ってしまっているので、
今の時代も、これから先も変化や変わっていくことが無ければ、薬はどんどん活躍して行くでしょう。その波にのるか？乗らないか？
それは、個人個人の考え方や価値観などに委ねられてくるようになるでしょう。「根本的なシステム」が狂っているのを変えていけるのは
病気・障がい・健常関係なく、人間一人ひとりだと思います。それは、ひとりひとりが自分の人生をしっかり生きて、ひとりひとりが変わっ
ていく、薬に疑問があるのならば、病気の経験者が何か発していたり伝えていったり・・・。短時間で今すぐにどうにかなることではないし
、そんな魔法のようなものは絶対的に無いし、小さなことをコツコツ長期的にやっていき、これから5年10年15年先の為にやる。根気のいる
ことだし、情熱や思いなども必要になってくると思います。それでも私は、長年病気で薬も飲み続けていた1人として、少しずつでもいいか
ら変わっていってほしいと思いますし、うつ病やメンタルの病気で今現在も苦しんでいて、どうにか治したい！どうにかしたい！と本気で
向き合っている人は応援したいし、かっこ悪いとも全然思いません。メンタルの病気・障がいは目に見えないものなので、本気で本当に
向き合っていない人も必ずいます。2つに分ければ、全部一緒ではありません。そこらあたりの境界線をしっかりしないとグシャグシャに
なってしまいます。無理やり向き合いなさいとか間違っても言えないし、言ってはいけないので、やはり個人個人の考えが重要です。
薬というのは、体も心も楽にしてしまうのです。だから、その位置がたまらなくよくてなかなか手放せない抜け出せない。たとえ薬の数が
減ったり、弱い薬でも体調が保てるようになっても、気持ち的に本当に本気でよくなりたいとそういうのがないとリバウンドしたりします。
要するに、薬が減ったり増えたりを繰り返してしまい、ずーっとその繰り返しになります。それはそうです。薬じゃ病気は治らないし、薬は
病気を治してくれません。結局どうにか出来るのは自分です。10年でも20年でも30年でも40年でも50年でも死ぬまででも薬は飲み続け
られますし、抜け出さなければ飲むようになってしまいます。薬を手放しても、思考や考え方を変えていくのは大変ですし、私の場合は
心の中にある細い線が切れないように、気持ちが切れないようにすることが環境を変えて4年大変でした。だから、心が本当に休まる日は
1度もありませんでした。環境を変えただけでは駄目だし、何をすればいいのか、どうして行けばいいのか・・・。不安や焦りは常につきま
といそれといった強い自信もなく・・・。だから前に進むしかないという程よいプレッシャーや責任感などに背中を押されて少しずつ少しず
つ変化していき、変わっています。
安室奈美恵 / 「CAN YOU CELEBRATE? feat. 葉加瀬太郎」 (from BEST AL「Ballada」)
