KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

2016年ボリビアの旅-結果報告

2016年08月08日 | 海外
 既にFacebookでは報告していますが8/6夜、無事羽田へ帰国いたしました。
 
 連日スケジュール、環境ともそれなりにハードでしたが、得るものも大きかったです。
 成果としては、
 
 

 
・ウユニ塩湖
(乾季なのに、まさかの鏡張り!)
 
 
・コンドリリ山群

 ピコ・アウストリア(Pico Austria 5,328m)登頂
 ピラミデ・ブランカ(Piramide Blanca 5,230m)登頂
 タリハ(Tarija 5,255m)-ペケーニョ・アルパマヨ(Pequeno Alpamayo 5,370m)登頂
 
  
ワイナポトシ(Huayna Potosi 6,088m)登頂
 
・向こうで知り合った友人
 日本、台湾、韓国、ボリビア、ドイツ、アンドラ、スペイン人など。(うち女子が多数
 

 記録は出発日の7/21から順次upしています。 下へスクロールするか、右のカレンダーからクリックしてください。)
 自分のための備忘録ですが、お時間ある時に興味のある方は読んでいただければ幸いです。m(_ _)m
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2016ボリビアの旅 #15-旅はなかなか終わらない!?

2016年08月06日 | 海外
Day15~ 2016.8.4-6
ラパス19:10-サンタ・クルーズ(ボリビア)21:00~22:00-マイアミ5:00~14:20(8/5)-L.A16:30~18:30-羽田22:30(8/6)
 
 朝3時に頼んでおいた迎えのタクシーが来て、エル・アルト国際空港へ。
 
 さぁ、これからまた日本までの長旅だ。と思ったら、いきなりのハプニング!
 何とアメリカン・エアラインズが遅延とのこと。
 急遽、向こうの全額負担でラパスの最高級五つ星ホテル「Casa Grande」のスイート・ルームで午後2時半まで待機することに。
 
 中に入ってビックリ!
 ベッドは大人3人が寝れそうなキングサイズ。足が十分伸ばせるバスタブがあり、さっそく熱々のお湯を張って二週間の汗と埃を洗い流す。
 もちろん、朝食&ランチ付き。
 ネットで調べてみたら16,000円/泊~となっていたが、これまで泊まっていたアウストリアがドミトリー600円/泊、シングル・プレミアムで1,200円/泊。
 まさにそれまでの貧しい庶民が一夜明けたらリッチマンになったようで、漫画「カイジ」を地で行くよう。
 人生・大どんでん返しで、夢でも見ているような気分だった。

 
 
 おそらくこちらの物価から換算すると日本だったら間違いなく一泊3~5万円はするような部屋で、もしかすると自分の生涯で泊まったホテルの中で一番ゴージャスだったかも?
 往きの飛行機も向こうの手違いで、ただのエコノミーがプレミアム・シートになったし、何だか今回の旅は中身は疲れたが、その分初めと終わりが実にラッキーだ。
 
 結局、風呂には二回入り、朝食のデザートのケーキも食べれるだけ食べて、フカフカのベッドで午後まで爆睡。
 再びエル・アルト空港へ出向き、ようやく帰りの便となる。
 最後にちょっとした自分の勘違いで息子へのお土産のシンガニ没収という憂き目に遭ったが、まぁ身体も元気、大きなトラブルもなく、旅全体としてはノー・プロブレムだ。
 
 その後、長い空とトランジットの旅が続く。
 サンタ・クルーズ~マイアミ間は痛み出した歯のせいで、ほとんど眠れず。
 虫歯なのか、気圧と疲れのせいなのか、辛い。
 
 マイアミには翌日未明に到着。
 次の便までのトランジットが半日以上あるので、航空会社から空港内の全てのレストランで使える朝食券を渡される。
 完全に野菜不足なのでサラダとケーキを頼むが、どちらもアメリカン・サイズでサラダだけで腹一杯。
 しかし、この空港ビル内にもコーヒー・ショップは沢山あるが、なぜかスタバだけ行列ができている。
 スタバだけがそんなに特別に旨いとは思えないのだが。

 
 
 マイアミでの待ち時間の間は、それまでの歯の痛みによる寝不足のため死んだように眠る。
 旅も終わり気が抜けたのか、起きた後も何だかフラフラするので、頼みの綱のレッドブルを購入。
 何とレギュラー缶(250ml)で約500円もするのには驚いたが、おかげでようやくシャキッと回復してきた。
 ケニアの時もそうだったが、身体が弱っている時はやはりレッドブルとカップ麺が頼りになる。

 
 
 次のトランジットであるLAでは、手続きの行列の中でNBA選手風の黒人二人組としばらく一緒になる。
 間近で見ると、とにかく身体のサイズがパーツごとに馬鹿デカく、とても同じ人類とは思えない。
 まぁ彼らにしてみれば、日本人がなぜこんなに小動物なんだろうと不思議に思っているだろうが。
 
 空港でしか見ていないが、やはり同じアメリカでもLAとマイアミでは随分雰囲気が違う。
 やはりLAは行きかう人たちもスタイリッシュというか、都会っぽい。
 次の旅はやっぱアメリカかな。ルート66をハーレーで走りたい。早くもそんな妄想を描いている。
 
 最後のLA-羽田間はJALの便。
 機内食も次第に日本風になってきて、いよいよ帰ってきたなという感を強くする。

 

 映画は日本でも現在上映中の韓国映画「ヒマラヤ-地上8,000mの絆」とアメリカ映画の「アロハ」という作品を観る。
 前者の方はうーん、映画館でお金出さないで見れて良かったといった感じ。☆★
 後者の方はハワイの雰囲気は良かったが、主人公の旦那がモテ過ぎでしょ、といった印象。☆☆

 
 
 で、ようやくネットリと暑い日本に到着。
 空気の濃さを改めて実感して、旅は終わった。
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2016ボリビアの旅 #14-ラパス最終日

2016年08月03日 | 海外
Day14 2016.8.3
 
 今日でボリビアも実質、最終日。
 ワイナポトシの夜行登山で生活がすっかり昼夜逆転してしまったため、夜は目が冴えてしまい、午前中いっぱいホテルの部屋で眠る。
 
 午後から土産の最後の買い出し。
 息子から頼まれ、現地の酒"Singani"(シンガニ)を買いたいが、スーパー・マーケットがなかなか見つからない。
 しかたなく昨日アルパカのセーターを買った店へ行き、英語の通じる看板娘に聞くと、サン・フランシスコ寺院横のメルカドにあると言う。
 なんだ、メルカドとはマーケットのことだったのか。
 
 しかし、このメルカドはいつの曜日、時間帯に行っても全体の半分以上の店がシャッターを閉めている。
 だが、よく歩いてみると確かにリカー・ショップがあり、ここでシンガニ黒ラベルsmallボトルを2本購入。
 アルパカのセーター、その他諸々も買ったし、後はクレープ屋に入って記録の整理やメール・チェックなどしてのんびり過ごす。

 
ラパスの街とも今日でお別れ
 
サルティーニャはパイの中に肉、ゆで卵、野菜が入っている。安くて旨い。ボリビアに自販機は無く、ドリンクは店頭に並んでいる。
 
 そういえばサガルナガ通りをブラブラしていると、またカワレツ夫妻とバッタリ。
 実はワイナポトシのBCで別れてから、昨日の夕方もラパスの街中で顔を合わしていたので、お互いに笑ってしまう。
 いやはや世界、いやボリビアは狭いっ!
 彼らも今日がボリビア最後の日になるそうだ。
 今度こそ最後になるだろうと固い握手を交わす。
 「Have a nice flight !」
 
 夕方、ホテルに戻り、ロビーで休んでいると日本人ぽい青年がいたので声を掛けてみると、やはりハポネ(日本人)で長崎の学生とのこと。
 カナダのトロントへワーキング・ホリデイで行って、今回は休暇でペルーやボリビアを旅していると言う。
 
 しかし、ペルーでは楽しみにしていたマチュピチュがバスのストライキでアプローチできず、ボリビアのラパスに来た途端、高度の影響で体調を崩してしまったとか。
 それでもウユニ塩湖は行きたいというので、お節介ながら自分の使ったエージェントとかツアーの内容など伝えておいた。さらに余った胃腸薬やホッカイロも渡す。
 かなり辛そうな様子で、もう一つの候補地であったメキシコのカンクンにでも行けば良かったと少し後悔しているようだったが、まぁ頑張れ、若者!
 確かに自分も今回の南米の旅はキツかったと思う。
 
 明日の便は朝早いので、午前3時にはタクシーでここを発たなければならない。
 これまで我慢してきたが、最後ぐらいいいだろうと350mlレギュラー缶のビール、あとは近くの「メガ・バーガー」をテイクアウトして夕食とする。
 メガバーガーは320円ほどでバーガーもポテトも食べ切れない量。味は日本のマックより旨いと思った。
 
 しかしビールは失敗。
 味は普通に旨かったが、やはりここは3,600mの高地。
 一気に飲んだら途端に心臓がドキドキして寝付けなくなってしまった。
 いくら6,000mまで高度を上げても、日本人だとなかなか高度に順応しないものだと改めて思い知る。

ラパスで買った土産あれこれ
 
アルパカの帽子、同じくセーター、カーディガン

 
小銭入れ。怪しいビン細工

 
地元の酒シンガニ(残念ながら後で没収)。南米柄のテーブルクロス 
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2016ボリビアの旅 #13-ワイナポトシ登頂

2016年08月02日 | 海外
Day13 2016.8.2
起床0:30-朝食1:00-HC(5.100m)1:30-頂上6:00~20-HC8:30~9:00-BC10:20-ラパス
 
 結局、昨夜はほとんど眠れなかった。
 朝食のテーブルについたカワレツ夫妻に聞いてみると、同様とのこと。
 やはり皆、高山病というよりそれなりの緊張で寝付けなかったようだ。
 
 睡眠不足だが、幸い頭痛や倦怠感、気分の悪さといった高山病の症状は無い。
 ガイドのエドに「気分は?」と聞かれたので「Not sleep, but fine.」と答えておいた。
 
 ワイナポトシはコンドリリ山群より高さもあり寒いというので、今日はありったけのウェアを着込んで行く。
 デジカメのバッテリーも冷えると消耗が激しいので、今日はウェア内側のポケットにホッカイロを貼り、寒さからガードするようにした。
 またチューブ式のビニール水筒は凍ってしまって役に立たないので、テルモスとペットボトルにHotポカリを用意する。
 
 簡単な朝食を済ませ、各パーティー順次スタート。
 自分も用意ができたので、アレックスに声を掛ける。
 
 「Alex. I go !」
 「Ok. See you summit !」
 「Yeah!」
 パーン!とハイタッチを交わす。
 おぉ、なんかカッコよくないか。外国人って、こういう時のノリの良さというか、テンションの上げ方がさりげなく上手い。
 思わず「トップガン」のテーマが頭の中に浮かぶ。
 
 ヘッデンを点け、まずは小屋の先にある岩場を200mほど上がる。
 その先からはいよいよ本格的な雪と氷の世界となり、ここでアイゼンを着けロープを結ぶ。
 P・アルパマヨの時もそうだったが、ここでも私とエドの組が一番先に準備を済ます。
 日本の山屋はこういうのはチャッチャと済ませろと教え込まれるからね。

 

 そして再び出発。
 空は満天の星空だが、真っ暗闇でどこをどう歩いているのかわからない。
 ただヘッデンの光を頼りにエドの後をついていくだけだ。
 なるべく彼のスピードに合わせ、もちろん向こうも馴れない日本人のことを思ってゆっくり歩いてくれているのだろうが、傾斜が少しでもキツくなると途端に呼吸が一杯になってしまう。
 幸い今日は風も無く、気温もそれほど低くない。条件は最高に味方してくれている。
 
 やがて左手にオレンジ色のラパスの夜景が見えるようになってくる。
 
 5,600m付近で最初の難関が現れる。
 多くのパーティーによりステップが刻まれているので壁というほどではないが、傾斜がキツい段差が20m(?)ほどあり、ここでつまづくパーティーも多い。
 ハァハァゼィゼィ息を切らしながら、ここをクリア。 
 これを過ぎるとまたしばらく傾斜は緩くなるが、その分高度も上がってきているので呼吸は苦しい。
 エドには「ゆっくり頼む」と言ってあるが、こちらが何とかついて行くと次第に彼の本来のペースになってしまう。
 
 アイゼンを履いたスタート地点では我々が一番手だったが、その後、ガイドレスのスペイン・チーム、そしてヒゲのペルー・チームに抜かれる。
 スペイン組は強力でバカみたいに速く、トレース無視でとんでもない斜面を独走しているのがヘッデンの明かりでわかる。
 一方、ペルー組は一人がバテたようで途中でヘタり込んでしまった。
 
 そして最後の急登となる。
 コンドリリ山群と同じようにアンデス特有の例のトゲトゲした氷の急斜面となり、とても登りにくい。
 ワイナポトシについてはもっと簡単な雪稜のイメージを勝手に持っていたが、少なくとも今の時期、上部はアルパイン・クライミングの世界で、それなりのアイゼン・テクニックを要する。
 振り返ると、続々と後続パーティーが追ってきている。
 
 あと、どれくらいこの登りが続くのか。プロトレックの高度計は5,900mを表示している。  
 さっさと片づけてしまいたい気持ちもあるが、まだ太陽が上がっていないので暗いうちに登頂しても面白くない。
 エドはどうせ下山時には明るくなるので回りの景色はその時見せればいいと思っているようだが・・・。

 
 
 そのうち先行するスペイン組と遭遇。
 さすがに飛ばし過ぎてバテたのかと思ったら、もう登ってきて下山中とのこと。早いっ!
 それにしても、彼らには山頂からの景色を見るとか写真を撮るという興味はないのか。
 コンドリリ山群のアウストリアの山頂では随分のんびりしていたくせに。
今思うと、あれは彼らの高度順化だったのかもしれない。
 
 擦れ違いざま、スペイン組の一人が私の脚をポンポンと叩き、「バモス!(行け!)」とハッパをかける。
 アイゼンの爪がろくに刺さらないガリガリの氷の斜面を登っていくと、突然前を行くエドが立ち止まり、振り返って手を差し出す。
 エッ、何?

 すると、ここが頂上だと言う。えっ、そうなの?何だか最後は嬉しいとか達成感というより、拍子抜けな感じだった。





 頂上は非常に狭く、一番高い所に四人がせいぜいといったところだ。
 山頂というよりは薄いアイスリッジの一角で、無暗に動きがとれない。ガチガチの堅い氷で、ザックなどその辺に下ろそうものなら、すぐに1,000mも滑り落ちていきそうだ。
 自分らの後にアレックスの組が到着。おぉ、やっぱ強いな!登山は素人同然と言っていたが、さすが21歳の若さだ。
 
 「You did it ! And me too !」そう叫びながら手を上げてきたので、再びハイタッチ。そしてお互いの肩を抱く。

 
 
 山頂ではようやく東の空が明るくなってきたところ。
 写真を撮りまくり、ガイドも撮ってくれるが、とにかく山頂が狭く身動きがとれないのでポーズやアングルを決めることができない。
 
 続いてペルー組、さらに昨日見かけなかったのでおそらくBCから一気に来たと思われる男女ペアが到着するが、それぞれ一人ずつが相当参っている。
 何とか山頂にたどり着いたが、その場にヘタリ込んで目も虚ろである。

 あまり自分たちで頂上を独占しても悪いので、いいところで下山開始。
 明るくなって気付いたが、頂上直下はガチガチにコンクリート化した氷の滑り台。・・・ここを下るのか。
 おそらく時期や積雪の具合によってだいぶ状況は違ってくるのだろうが、いくらガイドにロープで確保されていても、ここはちょっと恐怖を感じた。
 
 アイゼンの歯をガンガン蹴り込んで慎重にクリア。さらにトゲトゲの氷の斜面、そして緩やかな雪の斜面に着いて、ようやく少しホッとする。
 そして朝陽が昇ってくる。今日も綺麗に雲海が広がる。
 乾季とはいえ、本当に今回の山は天候に恵まれた。毎日がほぼ快晴無風だ。


 
 下山中、カワレツ夫妻とは擦れ違わなかったので、おそらく途中でリタイアしてしまったのだろう。
 ワイナポトシは一般的に登頂率50%、天候が安定した時期なら70%は登れるとペドロは言っていたが、天候が安定していても数10%は登れないのが事実。
 日中になるとクレバスが開いてしまうためガイドもタイム・リミットを設けているようで、「最も簡単に登れる六千m」と言われながらもけっこう厳しいものを感じた。
 
 デポしていたザックやシュラフを回収するためHCに立ち寄ると、昨日BCを飛ばして一気にHCまで上がってきたドイツ人のワクチンくんがいた。(名前がポリオなので、私は勝手にワクチンくんと呼んでいた。
 
 彼は今朝、夜半に起きた時点で頭痛がひどく、リタイアしたとのこと。
 やはり一泊二日は二泊三日の行程に較べて料金は安いが、高度順化という点で少し無理があると思う。
 
 通常はここHCから自分の装備をフルに担いでBCへ下山するのだが、私の頼んだエージェントでは、ここでもポーターが持ってくれる。
 何だか大名登山でスミマセン!

 結局、HC~頂上までは4時間半。
 現地ガイドブックで標準5時間半、ネットで他の日本人の記録を見ると6~7時間が普通なので、このタイムはキツかった!
 うーむ、エドめ!
 
 HC~BC間は雪もなく、まぁ安全なトレッキング・コースなので、ようやくエドのペースから解放され一人ゆっくり行く。
 ていうか最後は気が抜けたのか、軽荷なのにもうヨレヨレ。アドレナリンが切れたのか、高度の影響と疲れは少し時間を置いてからガクンとやってくる。
 しかし、昨年は謎の膝痛で、一時は山はおろか日常生活でも支障をきたしていたのに、よくぞここまで復活したものだ。
 自分の足ながら誉めてやりたい。

 
 
 BCに着くとカワレツ夫妻と再会。「Ohー!」と言って握手を交わす。
 聞くと、やはりあの標高5,600mの段差の所で奥さんの方がギブアップし、結局二人してリタイアしてしまったそうだ。
 私とアレックスは登頂できたと言うと「やはりあなたたちはスゴイよ。」と自分の身内のように喜んでくれた。
 Mr&Mrs.Kawaletz、頂上まで一緒に行けなかったのは残念だけど、でもあなたたちのチャレンジはきっと二人の素晴らしい思い出になったんじゃないかな。
 彼らも悔しいというより、むしろ清々しい顔をしていたように思う。
 
 ラパスまでは例のスペイン・ペアも一緒に乗せてエドの4WDで帰る。
 エドは誠実で人柄もいいのだが、英語があまり話せず、スペイン人が一緒だと自分の客そっちのけで自分たちの話に没頭してしまう。
 まぁこっちも疲れてるからいいんだけど、国際ガイドでエージェントの代表なんだからもう少し英語を勉強した方が良いのでは?
 その点、ペドロの方がローカル・ガイドなのに英語は堪能、サービス精神旺盛で好ましかった。
 
 そして、三日振りにホスタル・アウストリアに到着。
 因みに「地球の歩き方」にそう書いてあるのであえて「アウストリア」と表記しているが、現地に住むエドは普通に「オーストリア」と発音していた。
 
 最後の二泊は身体をゆっくり休めたいと思い、奮発してシングルのスーペリア・ルーム。
 と言っても違いは、大型TVとベッドがWサイズ、大きなクローゼットがあるだけで料金は80Bs/泊。(約1,200円)
 まぁドミトリーに較べればロビーに近い分Wi-fiの通りが良く、荷物を大きく広げられるので楽と言えば楽だが。
 
 自室で一休みした後、夕方からサガルナガ通りへ足を運んで、家族への土産などを物色。
 夜はまたホテル隣のチャイナ・レストランでお馴染みトルーチャ(鱒のフライ)炒飯とする。
 ここは中華料理店のくせになぜかスープらしき物がないので飲み物に迷っていると、店のオバさんがレモネードを勧めてくれた。
 
 で、出てきたのが明らかにこちらの水を使ったヤツで、怪しげに濁っている。
 もう山も終わったことだし、ええい、ままよと飲んでみたが、意外と美味しい。
 幸い、その後も腹を下すこともなかった。
自分もずいぶん強い大人になったものだ。

「ワイナポトシ 6,088m - 2016年の記録」 5分37秒

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2016ボリビアの旅 #12-ワイナポトシHCへ

2016年08月01日 | 海外
Day12 2016.8.1
起床7:30-朝食8:00-BC(4,700m)8:30-HC(5.100m)10:50
 
 昨日は道に迷ってえらい目に遭ったが、怪我の功名というべきか、お陰で高度順化ができたようで割と良く眠れた。
 しかし、やはり夜半はどうしても呼吸が浅くなり、息苦しさで一度は目が覚めてしまう。
 それでも先日のラパスでのような死ぬような恐怖に襲われることはなく、体調はまずまず。便も良い。
 
 昨日のメンバー3人とまたテーブルを囲み朝食をとった後、HCへ向け出発。
 エージェントが違うのでしかたないが、私の荷物はポーターが持ってくれることになっているが、他のメンバーは自分持ち。何だか申し訳ない。
 それでも一番若いアレックスは元気一杯。こちらは軽荷なのに、付いていくのに精一杯だ。おそらく彼は好タイムで登頂できるだろう。
 一方、カワレツ夫妻も何だかんだで重荷を背負って、しっかり付いてくる。

 

 
 
 道すがら下山パーティーと擦れ違う。
 中南米系の若者が一人、ガイドと共に下りてきたので「You,top?」と聞いてみると、残念ながら5,700m辺りで断念したとのこと。
 さらにヨーロッパ系男女四人組が下りてきて、こちらは見事、成功したようだ。
 
 2時間ちょっとで標高5,100mのハイキャンプ(HC)に到着。
 HCは若干標高を変えて数棟あるが、我々が入るのは一番下の小屋である。
 中はBCより綺麗で、二段ベッドで収容人数も限られており、日本の山小屋より良いくらいだ。
 
 昨日もそうだったが、ここワイナポトシは独立峰のため風が強い。
 明日の鍵となるのは、風と高度と寒さだろう。あと約900mの標高差か。

 

 
 
 小屋に着いた途端、他の三人はまだ昼前だというのにシュラフの中に潜ってしまった。
 高度順化に出かけても良いが、もうこの先はアイゼンとアイス・アックスの世界だし、もう今日はゆっくり休んで体力温存した方がいいかな。
 
 ランチの後、2~3時間ほど四人でいろいろ話をする。
 アレックスは英語もスペイン語も達者だが、カワレツ夫妻の英語は日本人の私と同じぐらい。それでも話しているうちに全体の会話は成り立つもんだ。
 
 14:30頃、コンドリリ山群で会ったスペイン男性二人組、そしてドイツ人男性一人が、さらに遅れてヒゲの外国人二人組がHCに到着。
 何とも国際的な顔ぶれだが、こうなってくると会話も完全にスペイン語主体となってきて、ついていけない自分は昼寝をする。
 ちなみにスペイン組はあの後、コンドリリ主峰を登ったそうだ。やるなぁ。
 「Congraturations!」と言うと「難しさはP・アルパマヨと同じくらい。ただ少し標高が高いので、その分体力が要った。」とのこと。
 うーん、自分も登りたかったが、たぶんギリでどうなっていたかわからないな。
 
 
 
 夕食は18時。
 出発は、明日というか今夜半なので、夕食後はさすがに皆、談笑することなく、装備のチェックをしてさっさと自分のベッドに潜り込む。
 何となく大事な試合前夜のような緊迫感が小屋全体に漂っていた。
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