日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

フランス軍外人部隊

2005年05月12日 18時45分23秒 | 気まま日記
イラクで、イスラム武装組織「アンサール・スンナ軍」に拘束された斉藤昭彦さん(44)は自衛隊を2年在籍で除隊、フランス外人部隊に入隊した。兵士8000人で構成され、130の国籍にまたがる。正規軍が活動しない、外国の紛争地域に出かける部隊である。毎年8000人程の入隊希望者がいるが、入隊試験(体力や心理、常識などの2週間にわたるテスト)で1割(800人)ほどしか合格しない。入隊直後の給料は約30万円。仕官はフランス人なので、10年で軍曹(50万円)。斉藤さんは、23年在籍で、72万円ほどだったらしい。自衛隊と比較しても、高くないし、危険度ははるかに高いので、何を求めていたのかは解らない。フランス外国人部隊には、日本人は約40人いる。2年ほど前に止めたいと言っていたときの理由は、そろそろ家族が欲しいと言っていたようだ。しかし、「ハート・セキュリティー社」に身を投じたのは、金銭(日当6~7万円で外人部隊の3倍になる)だったのか、危険な任務に対する憧れだったのだろうか?
日本人で、自衛隊の経験もなく、高卒で飛び込んだ「吉永導応(よしながみちお)軍曹(32)」さんは、「自分を試してみるという軽い気持ちで入隊を希望した」と言っている。ここでは、「国を守る」という気概ではないから、軽い気持ちで戦場や紛争地域に行くのだろうか?自衛隊では、満足を得られず、外人部隊に身を投じるのはなぜか考えさせられる。

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