『ちょび』助の下僕観察日記

吾輩は『ちょび』助である。吾輩が見た自称・飼い主の自堕落な日常を綴る・・・筈が、完全に吾輩の徒然日記と化している模様。

ある朝の出来事!である!!

2009-06-28 21:45:43 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

こう見えても、自称・飼い主が育てている鉢たちをとっても大切にしている『ちょび』助である。

今日も、お日様がピカピカ光って良い天気♪

散歩だ!散歩だ!楽しいな!!

玄関を出て、取り敢えず、最初に目に付いたマサコさんの鉢の前で片足を上げ、さぁ、これから出掛けるぞ!

と、思った刹那!

「あっ!」



吾輩、花を愛でる優しい一面も持っているのである。

花のカホリを嗅いでいる最中である。

暫く、花に包まれていたい気分なのである。



ふぅ♪

やっと、ニャンコが通り過ぎてくれた。

けど、吾輩・・・もう、オシッコを済ましたから満足である♪

今日の散歩はこれでお終い。

帰ぁえろっと♪

そのまま、今朝の散歩を終えた吾輩。

今日、自称・飼い主は講習会のある日だったので、朝早くに家を出なければならない日である。

気を遣って、吾輩も直ぐにお散歩をお敢えて帰宅である。

うん。

吾輩のこの気配りや優しい心遣い♪

自称・飼い主のヤツにちゃんと通じているだろうか??

犯人は誰だ?である!

2009-06-23 21:02:09 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

最近、自称・飼い主が吾輩のことを犬だと勘違いしているのでは?と、ちょっぴり不安に思っている『ちょび』助である。

自称・飼い主のヤツは吾輩の頁を放置しすぎ!!

訪問者は吾輩の方がずっと多いのに、自分のブログばかり更新している。

しかも!

今回は、間が空いたと思ったら、二度程投稿に失敗して記事を消してしまったらしい。

アホやなぁ・・・

さてさて、21日の日曜日のことであるが、その日は自称・飼い主は全くやることがない休日だった。

講習会もなければ、予定も一切入っていない。

不思議なことに、目覚まし時計も鳴らない。

ははぁ。

自称・飼い主のヤツ・・・目覚ましをセットするの、忘れたな。

そそっかしいヲトコである。

「ハイパー☆ミラクル☆よゐこ」の吾輩、目覚ましが鳴らなくても、いつもの時間にちゃんと自称・飼い主を起こしてやったゾ。

二度寝など許さない。

ちゃんと眼を覚ましたら、布団をたたんで、メリハリのある朝を迎えねばならないのである。

うん。

偉いなぁ♪吾輩って♪

ブツブツと文句を言いながら寝室から出た自称・飼い主は朝食を済ませると、パジャマを脱ぎ下着姿で浴室の掃除に取り掛かった。

いつも夜に掃除するより時間をかけて、床や壁もしっかりと洗っている様子である。

その後、浴槽にお湯を溜め始める自称・飼い主。

ヲイヲイ。

社会不適応者の癖に、朝風呂とは良い身分である。

下着姿のまま、煙草を一本吸い終えた自称・飼い主。

「あっ、朝御飯がまだだったな」

などと言いながら。

先ず、吾輩の水を変え、大きな器にはドライフード、小さな器には半生タイプの御飯を盛りつけて吾輩に差し出した。

一番、大切なことを後回しにして、大きな顔をするな!

自分の食事より、お風呂の掃除より、吾輩の御飯が一番最初だろう!

しか~も!!

吾輩が今朝食べたいのは、ヨーグルトにシュークリームである。

ドライフードなど犬の餌ではないか!

この半生タイプの御飯は、マグロ味・・・吾輩の好物はチキン味だと分かっているだろう!!

「なんだ!これは!!」

「一体、如何なるつもりだ!自称・飼い主」

吾輩の欲しいのは、これではないぞ!と、器を前足手叩いて抗議しても、あのハゲオロカ=自称・飼い主は全く意に介する素振りも見せずに、パンツとシャツをゲージ脇にある椅子の上に放り出すと、そのままお風呂に入ってしまった。

吾輩を無視するな!

ヨーグルトくれ!

シュークリーム食べたい!!

お~い!自称・飼い主!!

オマイには吾輩の魂の叫びが響かないのか?

オマイの胸には、吾輩の悲痛な声が届かないのか?

吾輩、ショック!!!

こうなったら、意地でも犬の餌などに口をつけてやるものか。

まぁ。

吾輩がちょっと脅して吠えてやれば、小心者の自称・飼い主は恐れ戦いておやつをくれるから、空腹はそれまでの我慢である。

な~んて、我慢強いんだろう♪吾輩って♪

お風呂から出てきた自称・飼い主は箪笥から新しい下着を取り出して身に着けると、そのまま服を着てゲージ脇にある椅子の肘掛けに書けてあったゴッポの星月夜の絵が描いてあるトートーバッグを肩にかけて一階へ下りていく。

洗濯をするつもりなのであろう。

着替えたら直ぐに散歩ぢゃないのか!

またしても、吾輩の正当な抗議は無視されてしまった。

洗濯機が回っている間に、散歩か?とも思ったが、洗濯が終わるまで自称・飼い主のヤツはPCで遊んでいる様子だ。二階に上がって来る気配もなければ、散歩に連れて行ってくれる素振りも見せない。

洗濯が終わり、一階の空いている部屋にそれらを干し終わった自称・飼い主、首を傾げながら、二階へ上がってきた。

どうやら、今朝着ていたパジャマのズボンが見当たらないらしい。

良いのか?

本当に、見当たらないのはパジャマのズボンだけなのか?

そう思うのなら、別に吾輩それでも良いが♪

「おお!散歩行くぞ。吾輩、待ちくたびれたぞ」

ヤツに命令するものの、自称・飼い主はリードもテッシュやビニール袋の入った鞄も取り出そうとはしない。

「雨は止んだものの、下が濡れているからもう少し後にしような」

などと言ってくる。

嘘付け!!

吾輩は知っているぞ!

自称・飼い主は二階にいる間は一度たりとも窓を開けて外の様子を伺うことはなかった、一階にいる間も、シャッターを開けた形跡はないので、外の状態など分かるはずがないではないか。

好い加減なことを云うな!

わん!

と、一声ヤツを恫喝したら。

吾輩の威光に平伏した自称・飼い主は、吾輩をゲージから出してくれた後、冷蔵庫からおやつを取り出して機嫌をとろうと試みている。

まぁ、お腹も空いているし、散歩はおやつを食べてから。

ちょっとの間は我慢してやろう。

吾輩におやつを渡そうとした自称・飼い主が・・・

「あっ!」

その瞬間に素っ頓狂な声を張り上げた。

「あ~あ」

ゲージの中をの見詰めながら、続けて溜息に近い言葉を発する。



何だか、不穏な空気・・・拙い雰囲気・・・

おやつは惜しいけれど、吾輩・・・ちょっと部屋の隅に避難しておこう♪

自称・飼い主が目にしたものは。

水の器、大きなドライフードの器、そして小さな半生タイプの器。

一口もつけられていなかったお水や御飯。

それら、三つの器に見事なまでに叩き込まれた、パジャマのズボンに、パンツにシャツだった。

ゲージの中からでは、椅子の上に乗ったパジャマや下着に吾輩が届くはずがない。

自称・飼い主は油断していたようである。

ふん。

オマイには不可能に思えても吾輩の英知を結集すれば雑作もないこと・・・

ぢゃない。

無理・無理・無理。

ゲージの中からでは椅子の上には届かないから、犯人は吾輩ではないゾ。



此処は・・・

なるべく、ゲージの方向から目を逸らして何事もなかったように遣り過ごそう。

そっぽを向く吾輩に、自称・飼い主が迫ってくる。

「あの・・・折角、冷蔵庫から出したおやつ・・・まだ、貰ってないのですが・・・」

顔は反対を向けながら、チラリと自称・飼い主に目を向ければ。

ヤツの手にはおやつは握られていない。

おやつはテーブルの上だ・・・



ゲージの中にいた吾輩の手が届かないように、椅子の上に置いたのであろう。

いつも、いつも、オマイは吾輩のことを短足と言うではないか。

そんな吾輩に、パジャマや下着を取って御飯の器に叩き込むなどと云う芸当が出来るわけがないだろう。

ちょっと考えれば分かることである。

きっと、風で飛ばされて器の中に入ったのである。

あっ!それとも、下着やパジャマもお腹が空いて、吾輩の御飯を横取りしようとしたに違いない。

犯人は吾輩ではないぞ!

きっと、妖怪が現れて悪戯していったに違いない。

この摩訶不思議な現象に対する吾輩の考えを色々と自称・飼い主に主張したが・・・

悲しいかな、ヤツには吾輩の崇高な言語が理解出来るはずもなく・・・



今週は日曜日の朝から自称・飼い主に叱られて、気分の悪い吾輩である・・・
 

色気の欠片もないのである!!

2009-06-12 14:24:50 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

社会不適応者たる自称・飼い主のために、日夜弛まぬ努力を続けている『ちょび』助である。

カチカチ、コチコチ。

時計の秒針が時を刻んでいる。

窓越しに、眩いほどの朝日が射し込み、室内の温度を暑いくらいに高めている。

吾輩は、じっと黙って自称・飼い主の顔を見詰めている。

窓の外では、朝の喧噪が仄かに伝わり、動き出した街の音と共に新しい一日の始まりを告げていた。

カチカチと刻を告げていた目覚まし時計がけたたましい音楽を鳴らし始める。

時間だ!

起床の時間である。

自称・飼い主は腕を伸ばすと鳴り響く目覚まし時計を止め・・・

気持ち良さそうに、再び淡い眠りについた。

駄目ぢゃん!自称・飼い主!!

このヲトコ。

今朝も、社会不適応者の駄目駄目オヤヂぶりを発揮して、一人で布団から出ることも出来ないでいる。

ヤレヤレ、予想通りである。

其処で『ハイパー☆ミラクル☆よゐこ』の吾輩の出番である。

「朝だ、朝だよ。起きなよ」

と、初めのうちは優しく顔を嘗めたりして起こしてやるのであるが・・・このハゲオロカ=自称・飼い主が、優しく接して云うことを聞く筈もなく・・・

毎度のことであるが、吾輩はそのうちに畳を貫通させる程に強靱な前足でガリガリと緩衝作用の役目を果たすべき髪が人一倍不足している自称・飼い主の頭部目掛けて引っ掻いてやる。

勿論、最初は遠慮がちに。

しかし、この程度で布団から出るようなタマでないことは、同居人たる吾輩が一番よく知っている。

だから、吾輩の前足にも段々と力が籠もってくる。

ガリッ!ガリッ!

以前にも、頁で語ったように、たまに強く引っ掻きすぎてヤツの頭にみみず腫れが出来たことがあったが・・・

何故、一目見て引っ掻き傷が見て取れるのか?

普通なら髪の毛が邪魔で確認出来ないのではないか?

そんな、真っ当な疑問は・・・自称・飼い主の名誉の為に理由が伏せておくが、ヤツは頭に怪我などがあった場合、直ぐに分かるような仕組みになっているのである。

非常に便利なのである。

あっ!怪我があった場合って・・・ケガ無いんだw

だが、今朝は少し事情が違った。

なかなか起きない自称・飼い主に業を煮やした吾輩が、渾身の一撃を放った瞬間。

間の悪いことに、寝返りをうちやがった・・・あのハゲオロカ・・・

ぎゃぁぁぁぁ!!!

いてててて!!

あで!?

吾輩、必殺の一撃が・・・頬に命中してしまった(爆)。

まぁ。

一発で起きることが出来たから、結果オーライである。

別に怪我してないし、血も出ていないし。

良かったぢゃないか♪自称・飼い主w

が、ヤツは鏡を覗いてブツブツと文句ばかり言っている。

頬には横一文字に赤い痕がw

ヤツの場合、人相が悪いので斜めに傷でもあれば誤解を受けてしまう危険があるが、真横に赤く筋が入っているだけだから、何となくお間抜けで愛嬌があって良いゾ♪

これは、吾輩の愛情の証である。

感謝こそすれど、文句を言われる筋合いなどはない。

まぁ、ヤツの悲鳴で吃驚してハウスに逃げ込んだが、奴は別に怒ろうとはしなかった。

曰く、これぞ吾輩の行いが正しかった証明でもある。

寝坊助の自称・飼い主をしっかり起こしてやって、吾輩は朝から良いことをした気分で鼻高々である♪

自称・飼い主のヤツは朝、隣にある喫茶店にモーニングを食べに行った時や朝の水遣り、お昼の買い食事などで近所の人に会う度に、「ワンちゃんにやられたの?」と頬のことを聞かれたらしい。

ワンちゃんではない!

吾輩である。

ちゃんと訂正したか?自称・飼い主。

吾輩は吾輩という存在であって、イヌでもダックスでもない。

しかも、喧嘩をしたわけでもない。

吾輩は温厚だから♪

吾輩は、吾輩の務めを果たしたに過ぎない。

頬は・・・単なるアクシデントである。

何事にも手違いと間違いはつきものなのである。

もっと云うなら、あのタイミングで寝返りをうったオマイが悪いゾ・・・自称・飼い主。

しかも、頬に引っ掻き傷があって、ワンちゃんとは・・・

なんと色気も艶も無い話であろう。

近所の人達は、自称・飼い主の頬に引っ掻き傷があっても絶対に女性を脳裏に浮かべることはないのだな・・・蚤の鼻糞の一欠片ほども。

確かに大正解ではあるが・・・色気の欠片もないのである。

仕方ないか、自称・飼い主なんだから。

食事から帰って、PCをカシャカシャしていた自称・飼い主。

気が付けば頬のミミズ腫れは殆どひいている。

治るの早!!

流石に、蜥蜴の尻尾並みの生命力と回復力!とまで云われた自称・飼い主である。

お昼からは吾輩、ゲージから出して貰って自称・飼い主のお相手♪

いぁ。

ゲージで行動を制限されている時は、ヤツにも愛想を振りまかないといけないが、出して貰えれば此方のものである。

呼ばれても、勝手に一人で遊んでいるから良いのである♪

一人遊びに飽きたら、相手してやるぞ♪自称・飼い主♪

粘り強さが勝利を呼んだのである!!

2009-06-09 14:39:24 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

硬派ではあるが、ワンコとニャンコと、大きな音と寂しいのがちょっぴり苦手な『ちょび』助である。

自称・飼い主は昨夜、お風呂から出た後に珈琲を飲みながら本を読んでいた。

「早く寝ないと、明日も寝坊するぞ!」

何度、注意してもヤツは聞こうとしない。

漸く、布団に入ったのは一時を回ってからだった。

だが、何時でも何処でも熟睡出来る特異体質の持ち主、自称・飼い主は、布団に入るや否や「ずっと待っていたんだから、遊んでから寝よう♪少しくらいの寝坊は大目に見てあげるから」と云う、吾輩の寛大な心を無視して、すやすやと寝息を立て始めた。

全く。

寝る前にブラックで珈琲を飲んでおいて、速攻で眠ることが出来るとは・・・自称・飼い主も大物ではある。

吾輩も、布団で寝ようと思ったが・・・

「パイパー☆ミラクル☆よゐこ」

の吾輩としては、おねしょ防止の為に寝る前にトイレで用を済ましておくのはよゐこの基本である。

鉄則である。

御約束である。

しかし、ペットシートが敷いてあるのは隣の旧寝室である。

一旦部屋の外に出て、それからシートのある部屋まで行かなくてはならない。

面倒である。

非常に面倒臭いのである。

まぁ・・・良いか♪

吾輩、その場でチッチと、片足を上げたら、その瞬間!!

ガバリ!と起き出した自称・飼い主が部屋の電気をつけた!!

しまった!

まだ寝てなかったのか!このヲトコ!

「あ~あ」

とか言いながら、ヤツは部屋を出て行くと、テッシュの箱を持って戻ってきた。

コンビニのビニール袋も一緒に手にしている。

敷布団にかかっていないのを確かめると、吾輩のシルシをテッシュで拭き始めた。

一言も言葉を発しない。

只。

怖い顔をして黙々と絨毯を拭いている。

あ~あ・・・

やってもうたぁ!!

怒ったり怒鳴ったりしない分、不気味である。

吾輩は部屋から抜け出すと、ハウスの隅で小さくなって成り行きを見守った。

暫くして、テッシュを沢山詰め込んだビニール袋を手に、自称・飼い主が部屋から出てきた。

叱られる!

一瞬、身を竦めた吾輩であったが、ヤツは此方を一瞥することなくビニール袋をゴミ箱に捨てると部屋へ戻っていった。

ふう♪

寝ぼけているのか、機嫌がよいのか。

奴はあまり怒っていない様子である。

ヤツの後について布団に入ろうとした吾輩であったが、其処で意外な状況に直面してしまった。

な。

な。

なんと!

吾輩が部屋に入っていないのに、自称・飼い主のヤツは部屋のドアを閉めてしまったのである。

「ヲイ!そそっかしいヤツだな!吾輩がまだ部屋に入っていないぞ」

叫んでも、ヤツは無視して布団に潜り込んだ様子である。

あったま悪いなぁ!

わ・が・は・い・が・

は・い・れ・な・い・で・は・な・い・か・

こ・れ・で・は。

幾ら呼んでも、自称・飼い主がドアを開ける気配は全くない。

わ・・・

わざとか!オマイ!!

オマイはわざと、吾輩を部屋に入れないつもりか!?

なんたることだ!

吾輩は布団の上でないと熟睡出来ないぞ!

吾輩を眠らせないつもりか?このヲトコ??

家の中は薄暗く、ちょっと怖い。

側に誰も居ないのに暗いと、心細い。寂しい。

始めは閉め出されたことに腹を立てていたが、段々と哀しい気持ちになってきた。

「ひ~ひ~」

「きゅんきゅん」

幾ら物悲しい声を張り上げて泣いても、ヤツは無視している。

がりがり。

がりがり。

一生懸命にドアを引っ掻いても、扉はビクともしない。

がりがりがりがり。

がりがりがりがり。

手が痛くなるほど引っ掻いても、扉は開かない。

「わん」

と吠えても、自称・飼い主は出てこない。

吾輩、暗い中で一生懸命にドアを開けようと努力し、延々と鼻を鳴らし続けていた。

すると・・・

「嗚呼。五月蠅い」

などと言いながら、漸くの事で自称・飼い主がドアを開けてくれた。

ふう♪

これで一安心である。

布団の真ん中で横になろうとした吾輩を、自称・飼い主はじっと見詰めている。

何も言葉を発することなく、只、黙って吾輩を睨んでいる。

な??

なんだ???

何か言いたいことがあるのか?自称・飼い主??

吾輩が部屋に入る前にドアを閉めてしまった、オマイのミスだろう?今回のことは。

吾輩だって寂しい思いをしたのだぞ。

悲しい思いで一杯だったのだぞ。

手も凄く痛かったんだぞ。

普段なら、冬の寒い時でも、吾輩がトイレに行けるようドアを開けっ放しにしておくのに、何故、今日に限ってドアを閉めたのだ!

う~ん。

何で、ヤツはドアを閉めたのだろう。

まぁ、ヤツのことだ。

ついうっかりして、そのまま気付かずに布団に入ってしまったのであろう。

アホだなぁ・・・自称・飼い主。

オマイがアホで、吾輩がこんな思いをするなんて・・・

何だか理不尽な気分である。

まぁ、最後には部屋に入れて貰えたのだし、吾輩は寛大な心の持ち主であるから、許してやるゾ♪自称・飼い主♪

吾輩は騙されないのである!!

2009-06-08 16:37:52 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

「ハイパー☆ミラクル☆よゐこ」と称えられている『ちょび』助である。

吾輩は「よゐこ」であるからして、決して人の嫌がることや、人を困らせるような悪さや悪戯はしないのである。

うん。

な~んて、エライんだろう♪吾輩ってw

たまには、些細な行き違いで、自称・飼い主にどやしつけられることもあるが。

それは、飽くまで見解の相違に過ぎない。

吾輩は常に知的探求心が旺盛なので、興味を引かれるものがあると、ついついそれに夢中になってしまうのである。

押し入れから、色々なモノを引き摺り出したり、自称・飼い主が大切にしているものが無惨な姿を晒すことになるのは、その結果に過ぎないのである。

ガジガジしていると、吾輩はそれ以外のことに目が向かなくなり、ついつい行きすぎてしまうに過ぎない。

色即是空の世界である(違)。

まぁ、たまには確信犯的に自称・飼い主に迷惑をかけることもあるが、それは「おやつくれ!」とか「暇だから遊ぼう!」と主張する吾輩の言葉を、尽く無視する下僕としての心構えが全くなっていない自称・飼い主に対する制裁である。

ヤツが大切にしているものがズタズタに引き裂かれたり、ヤツの布団にチッチとマーキングをされるのは、自称・飼い主自らの物臭が原因なのである。

吾輩の崇高な言語を理解出来ない自称・飼い主に怒れる神が振り下ろした天誅、正義の鉄槌なのである。

だが、ここ最近。

自称・飼い主のヤツは、あまり声を荒げたりしない。

引き裂かれた残骸を黙って見詰めて呆然と立ち尽くしているだけである。

「あ~あ」

などと、呟いて吾輩を怒ろうとはしない。

オマイも人間が出来てきたぢゃないか♪自称・飼い主♪

だが、その後ろ姿は言い知れぬ悲哀と寂しさを帯び、見ている吾輩の胸に突き刺さってくる。

叱られる以上に、吾輩が何か悪いことをしたような気分になってくる。

部屋の隅で小さく身を丸めて、ヤツの後ろ姿を見る度に吾輩にも激しい悔恨の念が生まれてくる。

幾ら、主従関係を理解出来ないハゲオロカとは云え。

幾ら、下僕失格の社会不適応者相手とは云え。

寝起きを共にしている同居人である。

慈愛に満ちた吾輩は、ヤツの寂しそうな姿を見ては「うん。今度から、ヤツにこんな思いをさせないようにしよう!」と、堅く心に誓うのである。

が。

興味のあるものを引っ張り出してガジガジするのは楽しいことである。

吾輩は楽しかったり嬉しかったりすると、頭が真っ白になってそれ以外の事柄は訳が分からなくなってしまう。

あ~ぁ。

気が付けば、またやっちまった。

何だか、高そうな書籍の表紙はバラバラ。

所々には吾輩の歯形も付いている。

著者のサインより、吾輩の歯形が付いていた方がレアものとして価値が出てくるのではないか?とも思ったが、根っからのハゲオロカ=自称・飼い主には、そんな洒落も通用しないであろう。

呆然と佇む自称・飼い主を遠い眼差しを向けて部屋の隅から見詰めながら、吾輩は激しい罪悪感に苛まれる。

これは、大声で怒鳴り散らされたり、スリッパなどで床をバシバシさせて大きな音で吾輩を責めてくる時よりもダメージがデカイ。

精神的にきついのである。

痛くも怖くもないが、ボディブローのようにずっしりと効いてくる。

嗚呼。

下僕にココまで気を遣ってしまう、吾輩自身の優しさが恨めしい(爆)。

昨夜も、罪悪感に身を苛まれながら小さく項垂れていた吾輩・・・

うん?

ちょっと、待て??

何度も言っているが、吾輩はニンゲンなどには想像も付かないくらいに鋭敏なハナを持っている。

シャイで、愛らしくて、ちょっぴり恥ずかしがり屋さん故に、初対面の人は苦手であるが、今回の相手はウンザリするくらいに見飽きたハゲオロカである。

ヤツの全身から発せられるカホリでヤツの感情など手に取るように分かる。

ヤツの心の内など全てお見通しである。

あで・・・

自称・飼い主のヤツ・・・

見た目ほどしょげてないぞ!!

意外に腹の内は平気だぞ。

ははぁ。

さては・・・

あの愚か者め。

下手に叱るより、こうしてしょげている方が吾輩に対して効果的なことに気付いて芝居をしていたのか!

さては、吾輩の優しさにつけ込んで、芝居をしていたな。

人の良心や優しさにつけ込んで、精神的に追い込もうとは!なんたる悪巧み!!

しかし、そんな猿芝居もニンゲンの感情も、腹の底も、全てお見通しなる聡明な吾輩の前にはいつまでも通用しないのである。

もう騙されないぞ!自称・飼い主め!!

寂しそうなオマイの姿を見て、心を痛めていた吾輩は馬鹿みたいなのである!!

もう二度と、オマイなんかには騙されないからな!

大体、あのハゲオロカが吾輩を出し抜こうとか騙そうなどと。

一億光年早いわ!愚か者め!!

あで??

光年は、時間の単位ぢゃなくて距離の単位だったっけ??

どちらでも良いけれど(爆)。