goo

コンサートは良い席で

 コンサートに出かけるのであったらできるだけ良い席で聞きたいと思う。音のよさが第一で、当然視覚的にも良く見える席が良い。

 それでもA席とかS席といわれて売られている席にもいろいろな場所があってどこが良いのか素人には判断が難しい。一階席の中央、後ろ寄りが取れる場合はできるだけそうしてきたのだが正しかったのだろうか。

 池袋にある東京芸術劇場へ読売日本交響楽団のオール・サン=サーンス・プログラムを聞きに出かけた。サン=サーンスの交響曲第3番オルガン付が演奏されるという。

 学生時代にアンプやスピーカーボックスなどオーデオ機器を自作していたが、音質チェックには加藤登紀子やこのサン=サーンスの交響曲第3番オルガン付を使っていた。オルガンの重低音を再生できるかという、技術屋の視点から選ばれた選曲でなんとも面目ないが、それでも曲をすっかり覚えてしまった。生演奏と比較するためにもできるだけ音の良い席で聞きたかったわけだ。

 それならばと読響の男性に「このホールの音のいい席はどこですか」とたずねてみた。彼が「私はいつもこの辺で」と言ったのが3階のC席、舞台に向かって左側だ。A席の中央、前から数列目もチケットが残っていたのでこれはまよう。

 迷いながらチケットを買ったのだが、その売り場の女性に「音が良いのならここはいかがでしょうか。舞台も良く見えますし」と勧められたのが、先ほどのC席よりも少し前の、やはり3階席のB席、舞台に向かって左側。これだけ言われるとそういう気になる。

 階段を延々と登って、これが購入した席から舞台を見た写真。オルガンも正面に見えるじゃないか。
池袋にある東京芸術劇場

 2曲目がサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番だった。ピアニストのヴィクトリア・ポストニコーワの指が良く見える。音も良いしなかなか良い席だ。

 結局、オルガンの重低音は自宅のシステムに軍配が上がった。障子もがたがた言うくらいBASSを目いっぱい上げてあるから。それに最近聴覚が衰えて高音や低音が聞きにくくなっているからかもしれない。

 A席が必ずしも良い席でないというのは、いや、A席より良いB席があるというのは発見であった。これからはC席を狙ってみようかと思っている。ほら野球でも外野席から埋まるというじゃないですか、、、、、、


 日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )