くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

公演観覧も‘おひとりさま’が増加中

2017-02-01 23:18:29 | 韓国エンタメ









一人ごはん、一人酒に続き 一人公演族が浮上し、‘私ひとりで観客’マーケティングも浮上


20代後半の女性会社員クさんは最近ミュージカル『ファントム』を何度も一人で観覧した。『ファントム』に出てくるパク・ヒョシンのファンである彼女は 
何度も一緒に見ることができる同行者を探したり、他の人と時間を合わせるのが難しくて公演を一人で見始めた。
「同行者の観覧がどうだったのか気をつかわずに自分の観覧に没頭できて良い。公演が終わって私が行きたい場所で食事、ショッピングをしながら効率的に時間を過ごせる」というのが
クさんが語る‘一人公演(一人で公演観覧)’のメリットだ。

映画とは異なり家族や恋人が‘一緒に見る’ジャンルと考えられてきたミュージカル、演劇、オペラ、舞踊などの舞台公演でも1人観客が増えている。
過去 一人分の座席は‘ボツ座席’のように扱われたりもした。だが最近では一人公演族が増えている傾向に合わせて公演会社ごとに1人観客の心をつかむための
多様なマーケティングを繰り広げている。

Seenseeカンパニーはミュージカル『アイーダ』を一人で見に来る観客を対象にしたイベントを始めている。
2月1日から10日間 公演座席チケットを1枚前売購入したおひとりさま族に 展示会のチケット、コーヒー一杯、化粧品などをプレゼントするものだ。

Seenseeカンパニー関係者は「ひとりで公演会場を訪れる観客が目に見えて増えている」とし
「‘おひとりさま文化’が一時的なトレンドを越えて一つの平凡なライフスタイルとして落ち着いたようだ。これに足並みを揃えたイベント」と説明した。

サムソンカードは18日に梨花女子大学サムソンホールで開かれる“サムソンカードステージ”で‘おひとりさま席’まで用意して1人観客を‘おもてなし’している。
韓国文化芸術委員会も先月の旧正月連休を前にホームページで“旧正月連休 おひとりさま公演の楽しみ”というテーマで作品を推薦した。

芸術委員会は 孤独な時、泣きたい時、腹が立つ時などの分類で作品を分けて 一人で没頭できる公演を紹介した。

実際 一人公演族はここ10年間で4倍に増えた。国内最大の公演前売サイト インターパークによると 1人1枚公演(ミュージカル、演劇、コンサート、オペラ、舞踊)チケット前売率は
2005年の11%から昨年には43%まで増えた。10人中4人以上が一人で公演を観覧するという話だ。

ミュージカルジャンルの大衆化とともに 自分が好きな作品をキャスティング別に何度もリピート観覧するミュージカル観客の特性のためだという説明だ。
併せて昨年の場合 アイドルの公演販売量が多かったが、1人1枚の制限購入も影響を及ぼしたと分析される。
ミュージカル評論家ウォン・ジュンウォン順天郷大教授は「ペンドム文化が広がり 他人から干渉されずに一人で静かに公演を享受するやり方が重要になった」とし
「自分が好きなキャラクターや俳優を分析して学ぶミュージカルジャンルの特性上 リピート観覧が多いことも主な理由」と語った。

CJ E&Mのパク・ジョンファン チーム長は 一人公演族の増加について「作品によって異なるが 一人で来る方が確実に増える傾向であることは確か」とし
「誰かと公演を一緒に見ようとしたら約束をしなければならないし食事まですることになるなど煩わしくなり これを避けようとする心理も作用するようだ」と説明した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする