くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

ヒョシンくん 『ファントム』の評価①

2016-12-07 22:50:50 | パク・ヒョシン












[帰ってきたファントム①]仮面を付けた理由、その凄絶な人生


オペラ座の怪人が再び舞台に上がった。ミュージカル『ファントム』が昨年に続き今年も観客を訪ねる。

先月26日 ソウル漢南洞ブルースクエア・サムソン電子ホールで開幕した『ファントム』は 開幕初の週末、全席完売を記録して人気と関心を立証した。
毎回 観客のスタンディングオベーションを引き出して華麗に帰還した。

『ファントム』はガストン・ルルーの推理小説『オペラ座の怪人』を原作とする。これをトニー賞で最優秀作品賞を受賞した劇作家アーサー・コピットと
作曲家モーリー・イエストンが舞台化した。国内では昨年初演されて話題を集めた。

醜い顔を隠してオペラ座の地下に隠れ住むファントムと オペラの歌姫として繰り返すクリスティーンの切ないながらも凄絶なロマンスは 観客の心を打つのに十分だ。

今回は光の代わりに闇を選んだファントムの人生に集中し 彼と絡み合う周辺の人たちの葛藤と苦悩も逃さなかった。
現在のファントムに対する理解と共感を深めるため 彼の誕生秘話と子供時代、さらに内面の物語を集中して扱った。

何より昨年に続いて再びファントム役を演じたパク・ヒョシンは 前よりいっそう深くなった感性で人物の人生をよく表現した。
ここにクリスティーンに扮したイ・ジヘもやはり清らかながらも力のある声で役の魅力を鮮明にした。

舞台と照明、音楽も卓越している。キム・ムンジョン音楽監督の手ですべてのナンバーが奥深いながらも美しく、凄絶ながらもあたたかく完成した。

ただ、ファントムの過去に集中してみると 細かすぎる説明になり 場面と場面の転換が早かった。観客に委ねる時に光を放つ想像と余韻を失った点が惜しい。

『ファントム』は2017年2月26日まで ブルースクエア・サムソン電子ホールで公演される。
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ヒョシンくん ミュージカルスターのトップに立つか?

2016-12-07 00:51:00 | パク・ヒョシン












パク・ヒョシン ギャラ2.5倍超えた・・・ミュージカル‘1回あたり2500万ウォン’

ミュージカル 仮面を付けた歌手パク・ヒョシン
ファントムの興行を牽引‘モンスター俳優’として
わずか3分で出演する全回‘売切’
キム・ジュンスは軍隊、チョ・スンウは3年の休息
当分の間‘興行キング’を続けるだろう



歌手でありミュージカル俳優のパク・ヒョシン(35)のギャラが大きく跳ね上がっている。
最近ミュージカル市場でチョ・スンウ、キム・ジュンスとともに興行‘BIG3’に数えられ‘モンスター俳優’として新たに出るところだ。
ペンドムも熱い。昨年に続き先月26日に開幕したミュージカル『ファントム』(来年2月26日まで ブルースクエア・サムソン電子ホール)の1~3次チケットオープン
(11月26日~1月22日公演分)では パク・ヒョシンが出演する30回分全席(47,580席)がすべて わずか3~5分程で完売を記録し 
名実共に‘ミュージカル界の興行キング’に昇った。

5日 公演界によると パク・ヒョシンは作品1回あたり概ね2500万~3000万ウォンクラスの出演料を受ける。
昨年1000万~1500万ウォンの出演料を受けたのを勘案すると2~2.5倍に跳ね上がった計算だ。
A制作会社の高位関係者は「パク・ヒョシンは歌謡界とミュージカル界をすべて平定したミュージシャンなだけにシナジーが大きい。
10月3日 6年ぶりに発売した7集は音源チャート1位を席巻したし 最近行った単独コンサートはわずか12分で5万5000席がすべて売り切れた」とし
「歌唱力・演技・舞台掌握力を等しく兼ね備えているだけでなく たった4作品のミュージカル出演で次世代スターに浮上した」と耳打ちした。

パク・ヒョシンは‘高校生歌手’としてデビューした1999年 翌年『ロック・ハムレット』でミュージカルに初めて足を踏み入れた。
当時は公演期間が短くコンサート型のミュージカルだったので俳優としての可能性を占うのは難しかった。以後13年ぶりに出演した『エリザベート』(2013)で可能性を知らせた。
2012年 前所属会社との紛争で30億ウォンの負債を負うなどの困難を経験したが 軍除隊後 成功的復帰ステージを行った。
2014年 ミュージカル『モーツァルト!』に続き 昨年と今年『ファントム』のタイトルロールを続けて引き受けて演技力まで認められた。

『ファントム』演出を引き受けたロバート・ヨハンソンは「パク・ヒョシンは深い内面の物理的なつながりを探してキャラクターを演じる。
ファンがなぜ彼をセクシーだと言うのかわかる」と評価した。昨年 相手役で出演したソプラノ イム・ソンヘは「歌はもちろん上手だし 相手俳優と目を合わせて
インスピレーションを伝える姿に感嘆した」と語った。イム・ヘヨンもやはり「感性とパワー、高音がすべて完成したモンスター俳優」と絶賛した。

国内で最高のチケットパワーを持つミュージカル俳優は今だにチョ・スンウとキム・ジュンスだ。チョ・スンウは制作会社の事情でも 必ず出たい作品なら
2000万~5000万ウォンの出演料を弾力的に受ける義理派で知られている。キム・ジュンスのギャラは公演1回あたり約4000万ウォンに及ぶ。
俳優のギャラはボックスの大きさ(作品・劇場規模)、チケットパワーと前売順位、認知度・経歴・年齢などを考慮して策定する。

B制作会社は「2010年 ミュージカル俳優の出演料公開以後 俳優のギャラは‘営業秘密’になったが 最近パク・ヒョシンの成長の勢いが恐ろしい」と語った。
続けて「公演界の沈滞が続き チョ・スンウ『スウィーニー・トッド』やキム・ジュンス『ドリアン・グレイ』でさえも例年ほど大きなブームにはなれなかった。
だがパク・ヒョシンが出演する『ファントム』は違う」とし「キム・ジュンスが来年2月9日 軍に入隊し、3年間の休息期間を持つチョ・スンウの空白で
パク・ヒョシンはミュージカル界のトップスターの座に就くだろう」と見通した。

一方 リュ・ジョンハン、ホン・グァンホの1回あたりの出演料は1000万ウォンで 多くて約2000万ウォン程度だとわかった。
アイドル歌手の場合は300万~800万ウォンのライン。業界によると女優は主役俳優より低い方だ。オク・ジュヒョンの場合 900万~1000万ウォン程度のギャラを受ける。

C企画会社は「公演市場が大きくなってミュージカルの制作費も一緒に上がっていく傾向にあるだけに トップ俳優はプレッシャー、作品の成否責任まで負う。
ギャラが高いとうだけで判断するのではない」と指摘した。
ただし「過渡期のミュージカル市場で過度なスターマーケティングはむしろ毒だ。制作会社と企画会社がどれだけバランスを備えるかがカギ」と助言した。
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