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御坊市がねんりんピック(平成31年)の「健康麻雀」誘致へ正式に名乗り 〈2016年8月21日〉

2016年08月22日 08時30分00秒 | 記事

市立体育館を会場に誘致へ名乗り
(写真は昨年の10周年記念大会)


 御坊市は、3年後の平成31年秋に和歌山県で初開催される第32回ねんりんピック(全国健康福祉祭)に向け、文化交流大会として実施される「健康麻雀大会」誘致へ正式に名乗りを上げた。早ければ9月末に開催場所が内定するため、数年前から誘致活動に取り組んできた熟年高齢者健康麻雀大会実行委員会(馬部壽城実行委員長)は「ぜひ実現してほしい」と期待をふくらませている。全国都道府県、政令指定都市から選手、関係者ら約400人が参加する予定で、実現すれば市のPRにつながるとともに経済波及効果も見込まれる。
 
 ねんりんピックは60歳以上の高齢者を中心とする「高齢者が主役のスポーツ、文化、健康と福祉の総合的な祭典」で厚労省、開催都道府県等、一般社団法人長寿社会開発センターとの共催で1988年から毎年10月中旬から下旬の4日間、開催。ゲートボールなど「スポーツ交流大会」やグラウンドゴルフなど「ふれあいスポーツ交流大会」、健康麻雀など「文化交流大会」があり、近年は約50万人が参加している一大イベント。国体より参加者が多いため、経済波及効果も大きいと言われている。
 健康麻雀は頭脳や指先を使うゲームとして高齢者のリハビリや健康保持に効果的と普及が進み、介護予防効果を期待して高齢者施策で取り入れている自治体もある。御坊市でも同実行委員会が高齢者の健康維持・認知症予防、地場産業発展支援をめざした大洋化学(株)の地域ブランド商品「全自動麻雀卓」の全国発信を目的に「(金を)賭けない・(たばこを)吸わない・(酒を)飲まない」の三ない健康麻雀普及に努め、大会は今年で11年目を迎える。
 数年前から実行委員会が「健康麻雀大会を御坊市で開きたい」と誘致運動に取り組み、市当局等に働きかけてきた。10周年記念大会の昨年は市と共催し、市立体育館を会場に市内外から100人が参加し、御坊をアピール。開会式では柏木市長が「大洋化学が立地する御坊市に誘致できる可能性は高い」と誘致の考えを伝えた。今月に入り、県が各市町村別に行ったヒヤリングで市として「市立体育館を会場に誘致する」と正式に名乗りを上げた。19日に開いた実行委員会で9月末に競技会場が内定することを報告。委員や市関係者は「内定を期待して待ちたい。実現すれば1年前に開くプレイベントも含めて盛大に行いたい」と話した。
 
第11回大会参加者募集
9月24日 市民文化会館
 
 今年の第11回熟年高齢者健康麻雀大会は、9月24日正午から市民文化会館小ホールで開く。御坊市が共催し、市社会福祉協議会、JA紀州、御坊自動車整備協同組合、御坊商工会議所、御坊市及び美浜町内郵便局、紀州新聞社などが協賛。
 60歳以上(自称)を対象に先着48人を募集。参加費1000円。ゲームは1ゲーム50分制。3回戦マッチ順位制優先トータル点数順位で競う。ルールは全国麻雀連盟規約に沿った簡易ルールを採用。順位賞や特別賞、参加賞がある。締め切りは9月15日。問い合わせは大洋化学(株)(電話22・3551)へ。


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