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JR御坊駅バリアフリー化工事完成記念式典挙行 〈2015年9月25日〉

2015年09月25日 08時30分00秒 | 記事

くす玉を割り、バリアフリー化完成を祝う


 JR御坊駅バリアフリー化工事完成記念式典は23日に行われ、JR西日本(株)和歌山支社や市、地元関係者らが出席した。総事業費3億5000万円を投じ、プラットホームへのエレベーター2基の設置やホームのかさ上げなどを行い、御坊市、日高地方の玄関口として高齢者や障がい者、観光客らが安心して利用できるように一新した。二階俊博自民党総務会長の後押しで事業を前倒しし、26日開幕の「紀の国わかやま国体」に無事間に合った。

 柏木征夫市長、西本和明市議会議長、中村裕一県議、岡本敏秀日高振興局長、二階俊樹代議士秘書、吉田擴御坊商工会議所会頭らを来賓に迎え、川井正JR西日本和歌山支社長が「皆さまの絶大なご支援、ご協力で本日を迎えることができました。昭和4年開業以来、長年にわたり御坊駅をご愛顧いただいていますが、引き続き、地域に愛される御坊駅、鉄道事業、地域づくりに全力で邁進したい」とあいさつ。
 岡本局長が「人にやさしい御坊市の玄関口にふさわしい駅になった。地域のシンボルとして末永く愛される駅にしてほしい」と祝辞を述べ、仁坂吉伸知事のメッセージを代読。柏木市長は「ひとかたならぬご尽力を頂いた二階先生、国体までに完成していただいたJR、寄付していただいた御坊ロータリークラブ、署名活動など後押ししていただいた地域の皆さんに心から御礼申し上げます」と礼を述べた。
 西本議長、中村県議も祝辞を述べ、二階秘書が二階会長のメッセージを代読したあと、1番ホームに設置したエレベーター前で川井支社長、柏木市長、中村県議、西本議長、岡本局長、二階秘書、小谷典史御坊駅長、国体マスコット「きいちゃん」がくす玉を割り、完成を祝った。小谷駅長の案内でエレベーターに試乗したり、かさ上げしたホームなどを見学した。
 エレベーターは駅舎側(1番乗り場)と亀山側(2番、3番乗り場)に設置し、ホームは停車する特急電車との段差を解消するため、20センチ程度かさ上げし、段差なく乗降できるようにした。かさ上げしなかった0番乗り場(紀州鉄道)にはスロープや手すりを設けたほか、駅前のスロープ新設、多機能トイレ設置、触知案内図設置、改札拡幅改良、陸橋階段への手すり設置、音声音響案内装置設置なども行い、高齢者や障がい者ら弱者が利用しやすい駅に改善した。
 総事業費のうち国とJRが3分の1ずつ、残り3分の1は県と御坊市が半分ずつ負担した。御坊ロータリークラブが創立60周年記念事業で200万円を市に寄贈し、市の財政負担分に充当した。多機能トイレは従来通り駅利用者以外の人も利用できる公衆トイレ機能を維持するため、御坊市が追加で整備費800万円を負担した。


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