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きのくにロボットフェスティバル2015にぎわう 〈2015年12月22日〉

2015年12月22日 08時30分00秒 | 記事

子どもたちと記念撮影でふれあうペッパー


「きのくにロボットフェスティバル2015」は20日、御坊市立体育館で開き、県内外から8千人(主催者発表)が来場。国内の最先端ロボットが参加する「スーパーロボットショー」はソフトバンクロボティクス(株)の世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」と、綜合警備保障(株)の自律走行型ロボット「Reborg-X(リボーグエックス)」がパフォーマンスを披露したほか、全日本小中学生ロボット選手権や高専ロボコン全国大会上位チーム、韓国ロボットの実演もあり、ものづくりの楽しさやおもしろさを体感した。

 開会式で大会名誉会長の二階俊博自民党総務会長、実行委員会長の仁坂吉伸知事、同副会長の柏木征夫市長、実行委員長の吉田擴御坊商工会議所会頭があいさつし、経産省、文科省幹部が祝辞を述べたあと、スーパーロボットショーを皮切りにスタート。
「ペッパー」は感情を持ったロボットとして一般販売しており、ステージで人とのふれあいやダンスなど感情機能、自律行動を披露したほか、ブースで来場者と気軽にふれあうなど人気を集め、数体の購入予約もあったという。「リボーグエックス」は、走行時に確認された異常や接客情報等をリアルタイムでオペレーションセンターや警備員と情報共有するなどの機能を披露した。
 3年連続で参加の韓国は光云大学の災害救助ロボット、制御ロボットシステム学会のボクシングロボットなどが実演し、会場を沸かせた。吉田実行委員長が感謝状や記念品を贈り、友好親善を深めた。
 高専ロボコンは、今年の全国高専ロボコン大会優勝の奈良高専、準優勝の香川高専、ベスト8の和高専の3チームが参加し、全国トップレベルのパフォーマンスを披露した。
 このほか、御坊少年少女発明クラブ展、小中学生発明コンテスト展「私たちのくふう展」、「わかやまの産業を支える人づくりプロジェクト展」、物産展もあった。
 

紀央館チームが優勝と準優勝
小中学生、高校生ロボット大会

 

優勝、準優勝の紀央館2チームと
特別賞のみはま支援学校チーム

 各地区予選を勝ち抜いた全日本小中学生ロボット選手権、県内の高校生を対象にした「きのくに高校生ロボットコンテスト」も行われ、アイデアや技を競った対戦に歓声が上がった。
 管内勢は、高校生の部で紀央館工作研究部Aの「α9」が優勝(知事賞)し、特別賞のアメージング大賞(綜合警備保障(株)賞)を受賞。同Bの「α9-2」が準優勝(市長賞)し、まいど1号大賞((株)アオキ賞)に選ばれたほか、中学生の部で県立みはま支援学校中学部のみはまS・Mの「ハンドスピーディー」がエンジニアマインド大賞(国立高等専門学校機構理事長賞)に選ばれた。
 小中学生は予選を勝ち抜いた県内の小中学生各16組、近畿地区の小中学生各12組、全国ブロックの小中学生各1組のほか、東海地区の岐阜県、四国地区の徳島県、関東地区の栃木県、中国地区の島根県、九州地区初の宮崎県からそれぞれ小中学生各2組が参加。高校生は県内8チームが参加した。


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