紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

わんぱく相撲全国大会で杉本智斗勢君(野口小)管内勢26年ぶり準優勝 〈2016年8月3日〉

2016年08月03日 08時30分00秒 | 記事

わんぱく相撲に参加し、トロフィーなどを手にする3人
(手前右2番目から、井口君、杉本君、前田君)


 第32回わんぱく相撲全国大会は31日、東京・両国国技館で開かれ、4年生の部で御坊代表の杉本智斗勢君(野口小、145センチ、65キロ)が準優勝した。管内勢では平成2年の第6回以来、26年ぶりの準優勝で、杉本君は持ち前の押し相撲で勝ち上がり、準決勝では県大会で敗れていた相手を倒しての快挙。5年生の部で前田哉君(名田小、156センチ、83キロ)、6年生の部で井口陽登君(切目小、145センチ、36キロ)が出場しており、団体戦も杉本君とあわせて3人の御坊チームが6位入賞を果たした。

 同大会は小学生対象に広く相撲実践の機会を与え、心身の鍛錬と健康の増進をはかることを目的に、日本相撲協会と東京青年会議所の主催で開く最大規模の相撲大会。第32回は全国各地区場所(青年会議所単位)を勝ち抜いた4~6年の3人を1チームとした131チームが出場した。
 杉本君は2回戦で兵庫県尼崎代表選手を押し出し、3回戦の埼玉県朝霞代表選手を突き落とし、4回戦の茨城A代表選手を押し倒し、5回戦の石川県珠洲代表選手を押し出し、準々決勝の福井代表選手を押し出しと、持ち前の押し相撲が冴え、試合を重ねるごとに力強さを増した。
 準決勝の相手は去る27日に行われた第29回県少年相撲大会で敗れた和歌山代表の西出大毅選手で、杉本君は立ち合いから攻めた。途中、土俵際に押し込まれる場面もあったが押し返し、最後は倒れ込むように押し出して、手に汗握る一戦を制した。決勝は立ち合いが合わず仕切り直しとなるなどで、自分の相撲が出し切れなかったが、堂々の準優勝で4年生の大関の称号を獲得。
 管内勢では第6回の全国大会4年生の部で湯川亮選手(湯川小)が準優勝を果たして以来、2回目の快挙で、杉本君は「先生のお陰で、ここまで頑張れた。自分の相撲ができて、うれしい。5年生になっても全国大会に出場し、今度は1位になれるよう頑張りたい」。
 杉本君は年長から、わんぱく相撲御坊場所に参加し、毎年、優勝を重ね、4年から対象となる今回の全国大会に初出場。1年生の頃から、有田少年相撲育成会に入り、相撲の基本を学び、毎年、御坊場所の全国出場代表選手の練習にも参加させてもらい、相撲道を磨いてきた。
 父親の和隆さん(48)は「準決勝では10回に2回ぐらいしか勝てない相手だったが、大会では積極的で良かった。先生方がしっかり指導してくれたおかげで、成長できた。この悔しさをバネに来年は、一番上を目指して頑張ってほしい」と話した。
 5年生の部に出場した前田君は2回戦を寄り切り、3回戦を押し倒し、4回戦を押し出しで勝ち、ベスト8入り、6年生の部の井口君は初戦で敗退したが、杉本君、前田君、井口君の個人戦成績を合わせた合計得点で6位に入り、トロフィーなどを受け取った。


その他の主なニュース

 全日本小学生ソフトテニス選手権大会で林李々花・畑中望来組(美浜Jr)3位入賞

 印南音頭伝承会が奉納式、作者墓碑前で初めて踊る

 近畿スポーツ少年団バレー交流大会で南部がブロック優勝

 美浜町松原高台津波避難場所整備、工事の安全と無事完成を祈願