官民を問わず数多く報道される不祥事。その度に、責任者・関係者が深々と頭を下げ謝罪の言葉を口にする。「申し訳ありませんでした。二度とこのようなことは…」。いつも聞く定番の言葉。肝心なことは、そのような言葉を発している人間の本当の気持ち・考え方である。「まさかこんなことになるとは…」、「そんなつもりはなかった…」、続く弁解の言葉は様々である。しかし、共通していることは、そこに本当に悪かったという気持ちが感じられないことがある。これまでに起こった不祥事はいくらでもある。同じ内容の不祥事が幾度となく繰り返されている。事例から学び、不祥事を回避する工夫をすれば、不祥事は防げたはず。それなのに、このように何度も不祥事が繰り返されるところに不信感が生じる。公正な立場に立ち、自らを律し、考えて行動すれば分かることである。不祥事の多くは人間の倫理観の欠如に基づくことが多い。
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