(株)幸和鉄工所のブログ「下町職人魂」      

東京江東区、下町の小さな鉄工所

管理人のダラダラ不定期日記

画像多数なツイッターでの呟きのが多目

現場のヤバイとデータは違う

2011年03月20日 | 王様の耳は…

今回も震災関係の記事です。

連休と言うか、休むしかないという感じの方々も多いかもしれませんね。

天災から起きた人災的脅威が、救出活動、復旧や支援等に大きく影響しているようです。

エリートと呼ばれる人達が管理している上の方のシュミレーション(想定)とは

こんなもんかと、イライラした気持ちの人も多いのでは?

 

私も真面目な学生時代を過ごした記憶は有りませんが

秀才君より危機感というか、「やばい」という状況の予測がはたらいてたと思います。

大きな会社、組織も、現場の「やばい」という状況に直面していない人間が上に立つと

想定なんて、たかが知れているんじゃないかな?

今回の津波も発表の高さと、被災地の方々の証言されるイメージと

かなりのギャップが有るようです。

数字によるデータは、確かに管理するうえで大切ですが、現実は数字とは違う。

 

今回の犠牲は、あまりにも大き過ぎますが、この経験をしっかりと次に生かしてほしいです。

が、今はとにかく復旧に向けて頑張るしかないですね。

今日も奇跡的に救出された方がいたようです。

現場で命がけで対処している方々に改めてエールを送りたいです。

現場のヤバイとデータは違う

当社も出来る事からと、使用する機械の付近の他は電気を消すとかしております。

昨日も今日も、気温がわりと高目なので、暖房も切りまして燃料節約、節電です。

一般家庭より大きな電力を使うので、この辺の意識をしないとね。

少額ではありますが、支援金も送らせていただきました。

お役に立ててもらえればと願っております。


何を根本とするか?

2011年03月13日 | 日記

まずは大地震の被害にあった被災者の方々に、お見舞い申し上げます。

金曜日の更新「この先何の影響でデータが・・・」なんて書いた数時間後にあの地震で

本当にビックリしました。

大き目の余震が続き、仕事にならなかったので、早上がりしました。

結果的に大渋滞の前に帰宅して正解でした。

報道番組をつけっぱなしにして、室内の片づけしながら見ていました。

頻繁に起きる余震も怖かったですが、現地の方々の恐怖は想像もできない大きさでしょうね。

時間の経過と共に災害の大きさが見えてきて、驚きの連続でした。

こんな言い方は失礼かもしれませんが、映画のCGのようでした。

これが現実だなんてと、信じられない映像が次々と流れてましたね。

地震→津波

この津波の被害が凄かったようですね。

さらに津波→原発と、地震とは別のもう一つの最大の危機が起きてしまいました。

この原発に関しては、人災というのも割合として大きいのではないでしょうか。

ある番組で「今回の事故で原発の安全に対する考え方を、根本的に考え直さなければ」

的な事を言われていたようですが、その根本も何を根本とするべきか?

原発ありきの根本か、存在の有無の根本か

実際に明日から計画停電的な措置が行われそうですが

需要が大きいから原発も仕方ないも意見として有るだろうし

「電気はこれしか無い」と言う中でやりくりする世の中に変えるべきかとか

実際、一般の家庭に比べて我々のような製造業は使用電力量が大きいし

難しい問題です。

↓のアナログのお話の次はこの辺の事もいつか書きたいと思います。


アナログ時計と紙媒体

2011年03月11日 | ただのひとり言です

アナログ時計と紙媒体

もう何年も経ちますが、日記の代わりにその日に加工した品のデータを、ノートに書いてます。

見積り金額、実際に決まった金額、サイズ、材質、加工手順、段取り、使用工具、注意点

反省点からの次回の加工手順の予定、加工時間&時間単価etc...

出来るだけ細かく、そして一目でわかるイラストも付けます。←これ一番肝心

このイラストが、後から探す時の目次と言うか、「しおり」になります。

画像の様なノート群が何個もあります

今どきはPCや何とかpadのように便利なのがたくさん出ていて、

図面もスキャンすれば、山の様な紙が小さなメモリーに収まります。

大きな図書館を持ち歩く事が出来る時代ですよね。

世の中がこの流れで、紙媒体が消えるくらいの事を言う人もいるみたい。

しかし少なくとも私は紙派。図面もファイルしております。

勿論こうしてブログの文章を打ち込んでいるのはPCやモバイルで、

何処でも更新できるし、仕事の打ち合わせも画像付きで説明とか出来て

とても便利に利用しておりますが、この日記代わりのデータは別もの。

早いんです。これ前にやったな~なんて仕事を探すのに、早いんですよ。

だいたい、いつ頃とわかればパラパラとページをめくると、先程のイラストですぐに発見!

数回やっていれば、そのノートやページを開いて、加工の進化や単価の変化も比べ易いです。

PCでも同時に見れるでしょうが、所詮は画面の中。ページが増えるほど小さくなります。

図番でデータの管理も良いですが、似たような形で図番が少しだけ違うとかで、もう出てきませんからね~

設計担当が変わって、図番の最後とかの数字や記号を変える程度ならいいけど

最初や途中の記号とか変えられると、もうアウトなんてことも有るのでは?

昔の人と呼ばれても、やっぱりイラストが好き

破れる、燃える等の弱点もありますが、何百?何千?年の歴史を書き残し、守ってきた実績が有ります。

大量の書物をデータ化して持ち歩くのも良いですが、逆にボタンひとつで

一瞬で消失する可能性もあります。何百年の歴史も無いから、この先何の影響でデータが消えるかもしれないし・・・

話が大きくなっちゃいましたが、私が学生だった頃の大昔の話をしようと思いましたが

アッ!昼休みが終わってる~

アナログ時計の話は次回ということで・・・


イの呪縛からの解放

2011年03月05日 | 日記

イの呪縛からの解放

イは何のイ?

ゴツイのイ、オモイのイ、カタイのイ、そしてコワイのイィ~!

デカイ円テーブルの後、この品の加工に入りました。

私の加工歴の中でも間違いなく上位に入る難易度。

一番厄介なイはカタイのイでした。

私の知識というか経験不足のせいで、材質名や数字からの硬さの予想が

甘過ぎでした

荒ビキ一発目から後悔のスタート。見積もりミスったか~?

いきなり火花と一緒に黒い切り粉がビュンビュン飛びました。

とりあえず消火器を脇に置いて

「こりゃ先が険しいぞ~」覚悟を決めました。

こうなりゃ時間単価は頭の中から削除です。これを意識していると

焦りが生まれ、ミスにつながります。

最適な工具、段取り、加工手順を考えて、何とかやり抜きました。

今回は自作のサイン台が大活躍しました。

写真は一番怖かったカエル又の加工が仕上げまで終わり

傾斜部を加工しているところです。