梅様の教室

独り言

中国で見た変化・接客

2012-03-26 14:22:14 | Weblog
  私たちが宿泊したホテルのすぐ近くにはJUSCOがありました。広い駐車場ときれいな店内。日本にいる時と何も変わりません。私たちはここで夜の「お話し会」のための必需物資を購入したのでした。私はなぜかマッコリを一瓶。他の人たちも女性好みのお菓子(おじさん達の好みのおつまみとはまた趣を異にするもの)を購入していました。レジもバーコード化しているので、昔のような心配はありません。ただし100元札を出したりしようものなら、偽札でないかどうかしっかり確かめられます。中国の偽札率は思いのほか高いようです。

  何より変わったと感じたのは、ホテルの従業員の接客態度です。元来中国語は情緒を表現するのには適さない言語です。ホテルの朝食会場で部屋番号を言い間違えた時など、若い女性従業員はにこりともせずただ一言、「没有!」。この「没有」という言葉、そのあまりの簡潔さとあいまって、私には「ない!」としか聞こえませんでした。せめて微笑みを浮かべながら言えば良いものを・・・・・。

  今回のホテルはアメリカ資本らしく、朝、従業員の接客態度をチェックに、きちんとした身なりの白人の中年男性がレストランにやって来ます。指導のかいあってか従業員の態度は日本のホテルと比べて勝るとも劣りません。あくまでにこやかに笑みを絶やさず、客に対して敬意のこもった接し方を厳守しています。正直、「ふん!中国だってやればできるんじゃないか!」という気になります。問題はその改革が自国民の中から生まれてきたものではなく、外国人の指導の元、身についてきたものだということです。それでも、少しづつこうしたホテルが増えてくれば、自然淘汰の力が働いて、客を客とも思わない態度はいずれ中国全土から払拭されることでしょう。


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