山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

一人で生きていく?

2010年04月08日 | motoその後~スイス(KLAS)
山村留学先の中学を卒業して横浜の自宅に帰って来たmoto。

さっそく 高校のオリエンテーションがあり3泊4日の合宿へ。

念願の志望校に合格し さぞかしテンションも上がるだろうと思ったら

どうも顔が冴えない。


「友達」のことになると どうも神経質になるようで・・・

時間の経過と共に 仲間に囲まれて弾けているmotoですが

いつの時も 最初の数日は 「人見知り」が激しい。

友達ができるか 相当 不安になってるらしい・・・・

その反動で 人に対する先入観も恐ろしくネガティブなイメージで 妄想が暴走。


もう毎度のことなんです。

3日もあれば 解消される悩みです。

サマースクールしかり、山村留学も進級時の春しかり・・・

自分のパターンをまだわかってないのかなぁ~と思いつつ

「 これ、 いつものパターン。 心配ないよ。すぐ友達できて

帰るころには 弾けてるって! 」

と言っても うだうだ~ ぐずぐず~~


それでも着替えや持ち物の準備はして

さぁ、当日 「 いってらっしゃい~~!!! 」 と元気に送り出すはずが

「 行かないから 」 とソファに寝転んでる。


電車の時間があるし、 初っ端から遅刻やドタキャンって訳に行かないから

なんとか外に送り出そうと試みる。


しまいに逆切れて 家を飛び出していった。

春休みで 帰省中の次男Joも 不安そうな顔をして こちらを見ている。。。


しばらくして携帯にメールが。

いくつか グダグダな言葉を吐いた挙句に 

「 どうせ俺の気持ちなんかわからない。 オリエンテーションには行かない。

  “安易に志望校 決めてしまった”と思ってた。 高校も行かない。

   俺は孤独に一人で生きていく。」


うーーん。 とりあえず着替え持ってるしな。 合宿費用2万円持ってるしな。。

2万円で どこまでいけるかな。 

長野(山村留学先)や名古屋(親友)あたりは行けるか。。。


正直 半々だった。

いつもの・・ 私の知ってるmotoなら、問題ない。大丈夫。 

なんだかんだ言っても オリエンテーションには行くはず。


けど、 3年もの間、離れて暮らしているから 

私の知らないmotoがいてもおかしくない。 思春期であり成長期の3年間に

motoがどんな風に成長したか 私が見えてない部分もあるだろう。。。


いつものように 大したことじゃない・・・と思ってることが

もしかしたら 今のmotoには 家出したいくらいに辛いことなのかもしれないし

だとしたら ほんとに帰ってこないつもりかも。


「 家出 」 なら、 まずはオリエンテーションを欠席する連絡や

行きそうなところに 連絡も入れておかなければいけないし

どこかのタイミングで 主人にも知らせておかないと・・・


せめてもの救いは メールのやり取りができること。

携帯持たせて良かった~


とりあえず motoのグダグダに丁寧に寄り添ったメールを返し

最終的には・・

「 うん。 わかった。 そんなに辛くて・・

  どうしても行きたくないなら 行かなくて良いし

  motoの好きなように 一人で自由に生きていったらいいよ。

  何か困ったことがあったら連絡しなさい。

  ただ、 お父さんは motoの為に頑張って仕事して、 
  
  motoの知らないところで motoの受験の時も 一生懸命、応援してたから 

  すごくうろたえるだろうし

  悲しくて仕事が手につかなくなってしまうと思うから

                  せめてひと言メールぐらいしてあげてね 」


  
さて、 主人にも一報 入れておくかな。。。

ちょっと ややっこしくなるけど ほんとに家出なら 適当なところで

知らせておかないと まずいし。

主人に電話。 期待を裏切らない反応。。。。。


motoの携帯に電話攻撃、、、 まぁ、そうだよね。。。。

当然 motoが電話に出るわけもなく。


暫くして motoからメールが来た。


「 もう (オリエンテーションに)向かっているから 電話するのやめさせて 

  電車の中だから 」


ん? あ・・そう。。。。 あっさり軌道修正?

私に甘えてみただけのこと??


私 「 あれ? 行かないんじゃなかった? ひとりで孤独に生きていくんじゃ? 」

moto 「 行くったら行くの! 」

私 「 だったら 最初から普通に行きなさい! 」


このやり取りのために 私はひとつ大事な約束をキャンセルしたんだぞ!!!!



・・・3日後。 

昼に学校で現地解散の子供と入れ違いで 午後からは父母のオリエンテーションがあり

学校へ。

motoは友達数人と固まって何か楽しそうな雰囲気。

顔を見て一安心。 問題ない。 弾ける域に無事突入してる感じ(笑)

仲間とこれから横浜まで遊びに行ってくる・・・ と会話もそこそこに出て行った。


父母のオリエンテーションが終わり、 motoも戻ってきて・・・

そして何事もなかったかのように 普通に

「 宿題めっちゃ大変そうだわ。 感想文二つも書かなきゃいけないし、、、 」


なんて すっかり行くつもりで言ってるのを聴いて

「 あ、 行くの? でも、“安易に決めて” 後悔してるみたいだから 今ならまだ

 引き返せるし あとでちゃんと話し合おう。 中途半端な気持ちで入って 途中で

 やっぱり無理・・って簡単にやめるわけにはいかないんだから。 」


その言葉に バツが悪そうに あえて行く気なさそうに

「 規則も厳しくて なんか拘束されるから 嫌だな~ 」
  
と言ってみるmoto。 もう思いっきり振り切れて 「行きたい」くせに

素直になれなくて そんなことまで言っちゃう。 おばかですねぇ~


「 そういう人には 今のうちにやめて欲しいって 今 講義があったばっかり。

  海外で全寮制で親元離れての生活だから、規則も守れないとか

  それが嫌という人は あとあと問題起こしても困るから 今のうちに

  よく話し合って 学校の趣旨に添えないなら他の学校を選んで欲しいって。

  まだお金払ってないから 今なら間に合うからね。 」



かわいくないので、追い討ちをかけてやった(笑)


本当にこの高校に行きたい! なら、

まず 親に心配かけるようなやり方や

親に対して言うべき言葉じゃないことを言った非礼を侘びて 

学校の あれがどうとか、これがどうとか文句を言わず

前向きに やるべきことに取り組む姿勢を見せない限り

母は 「許さない」のである。


1日がかりで アタマを冷やさせて

さて・・ 謝るきっかけを 頃合をみて作ってあげないと 

さらに時間がかかりそうなので 声をかけてみる。

まぁ 素直に応じたので ひとつひとつ確認するように

言い聞かせ・・・ その流れで 私にも謝ることができ

主人にもお詫びし 高校に行かせてくださいと言えたので 程なく解決。



あーーー ほんとに家出されたら どーーしよーーーかと思った~~

内心は ちょっと怖かったです、、、、



それより 驚いたのが Joの成長振りでした。

なんと、 私とmotoの仲裁役を買って出た。 

私の知る限り・・

これまでは 自分の感情、気持ちの方向からしか考えていなかったJoだった・・

そんなJoが 断片的に 今回の様子を見ていて 私にこう言った。

「 お母さん、 もう少し お兄ちゃんの気持ちも考えてあげようよ。。。。 」

その言葉は衝撃的でした。

(いや、気持ちがわかるからこそ、あえて こういうことになってるんだけどね、、、)


さらに。

「 お母さんが言うことは、“ごもっとも” だけどね、

  でもね、 お父さんと違って ぼくたちは そんなに簡単には謝れないんだよ。。 」


       ( 主人は超短気なので、理由にかまわず、先ず怒る→ 事情がわかる→ 

         納得する → 何もわからず怒ってしまったことを謝る・・・ので、

         とりあえず、自分が悪いと思ったときに ちゃんと謝れるお父さんは

         スゴイね!と 子供たちにはそう言っている。

         その前に超短気をなんとかすれば良いのだけどね、、)


ごもっとも・・って Jo、、、、 (^^;

でも、ちょっと感動でした。 まさかJoにそんな風に言われるなんて

想像もしてなかった。 Jo、 大人になったね。。。。

10才の弟に 擁護される 兄15歳(笑)


私とmotoが険悪な雰囲気を漂わせている半日、

父は 何も知らなかったかのように・・・ いや、むしろmotoに気を使っていて

さらに 私だけ悪者にしてる感じが腹立たしく(笑)

Joも motoの顔色ばかりを伺って 早くいつもの和やかムードになることを

願っていたのでしょう。。。


私が一人で怒ってたような感じでしたが

でも、ここは・・そのまま何もなかったことには・・・できなかったし

したくなかったから。


本人も悪かったという自覚がちゃんとあったし 

けじめも付けれて良かった。

これで 当分 ぶれずに前向きにやるでしょう~
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