そんな理不尽な・・

はじめに・・

独り言を書きたいと思います。。独り言なので、

フィクション・ノンフィクションかはどうか問わないでくださいませ。

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K君という少年のお話。。


K君の通う高校では、年に一度の行事、「クラス別遠足」というのがございました。。

 

 

1年から3年までの30クラス以上が、県内ならどこでも
好きに選べて遠足に行けるという素敵な企画です。

 

 

普通、人気？スポットや遠足しやすいトコロだと、
必ず数クラスが被って同じ場所になったりします。






ところが、K君のクラスはなぜか、どのクラスも選択しないような

「山の中のさびれたキャンプ場」になっていました。。

 

 

その遠足の前日。

 

K君は、担任の先生に呼び出されます。

 

 

 

その先生は職員室とは違う体育教官室みたいな、専門室にいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

教　「なぁ、K。。」

 

 

 

 

K「はい！？」

 

 

 

 

教「お前んちって・・・酒屋だったよなぁ。」

 

 

 

K「ええ。そうですが・・」

 

 

 

教「そうか～　うんうん。。。　お前・・・」

 

 

 

教「明日の遠足に　酒　持ってこいよ！」

 

 

 

K「え！？」

 

 

 

 

教「だからぁ～、明日の遠足で俺が飲む　酒　を持ってこいよ！」

 

 

 

 

K「マジっすか！？　でも・・・無理ですよ！」

 

 

 

教「！　なにが無理なんだ！？」

 

 

 

 

K「だって、他の先生とか生徒に飲んだのがバレますよ！？」

 

 

 

 

教「バレねぇ～よ！」

 

 

 

 

 

どうして、バレないっ！！　そんなに酒豪？

 

 

 

 

 

教「だって、遠足の場所、ウチは単独だぞ！！」

 

教「他に誰にも会わね～し、俺帰りは直帰するから♪」

 

 

 

 

 

教「だから飲めるように、あんなヘンピな場所にしたんだよ♪」

 

 

 

リスかイノシシにしか会わないような、目的地。。

 

 

 

やはり、あんたのしわざかっ！

 

 

 

 

 

 

 

K「でも・・・酒ってナニが要るんですか？ビールです？」

 

 

 

教「ばっかやろう！　ヘネシーぐらい持ってこいよ！」

 

 

 

 

K「　ヘネシー！？　無理っスよ！　それは！」

 

※当時　ヘネシーは今より全然高いお酒でございました。

 

 

 

K「ヘネシーなんて持ち出したら、親にソッコーでバレますよ！」

 

 

 

教「ばっかヤロウ～。そこを何とかするのがお前の役目だろ！」

 

 

 

 

 

 

いつから、そんな役目になってたんだ！？

 

 

 

 

教「あ～～～わかった！」

 

教「お前らも、好きなモノ飲んでいいから！」

 

 

 

 

好きなモノ、飲んでいいからって・・・

 

 

 

 

 

それ用意するのはワシぢゃろがいっ！

 

 

 

 

 

K「はぁ・・・でも・・・・」

 

 

 

教「わかった、わかった！」

 

教「目的地についたら、タバコもOKにしてやるよ！」

 

 

 

 

K「え！　マジっすか！」

 

ちょっとココで、喜んでしまったりするバカ。

 

 

 

 

 

K「で・・・先生。。お金は？」

 

 

 

教「・・・・・金は無い！」　　(￣Д￣;;　イミワカンナイ

 

 

 

 

K「えぇ～～！！」

 

 

 

教「いいぢゃねーか！　家から盗ってくりゃぁ～♪」

 

 

 

何を、当たり前のように生徒に、窃盗をほのめかしてるんだ！

 

 

 

欲しいものは手に入れる・・・・

 

 

 

 

どうも、この方にそっくりです。。理不尽です。

 

 

 

教「売る程あんだろ？」

 

 

 

売り物です！　それで生きてますっ！

 

 

 

教「　わ～かったよ！！」

 

 

教「今年の俺の教科・・・お前全部　5　にしてやるから！」

 

 

K「お！　マジっすか！？」

 

 

 

赤点の多いKくん。少し喜ぶ。

 

 

 

教「それに、今学期は赤点が4個以上の奴は親と面談なんだけどな・・」

 

教「それも免除してやるよ！」

 

 

 

 

K「ぬぅ・・」

 

 

親を成績の事で呼ばれると後々面倒。。

 しかも、実は高校に入ってまだ、一度も親には成績表なる物を見せたことが無い。。

隠し続けてきている、出席日数と遅刻の数もバレる！！

 

 

 

K「判りました。　手を打ちましょう！」

 

 

 

教「おぅ！♪　ぢゃ明日、実は生徒指導の先生の



　　荷物チェックがあるから、朝イチで外周裏に来いよ！」

 

 

 

教「俺、車止めて待ってるから、そこで酒とタバコを渡せ。」

 

 

生徒に何の裏取引を今から練習させてんだ。。

 

 

結局、当日は「ヘネシー」と、その他モロモロのお酒を用意させられたK君。

 

 

この話をクラスの友人に話し、友人のタバコも渡してある。

 

 

 

裏取引も無事終わり、生徒指導の荷物検査も何なくパス。

バスで、どこをどう走ったか判らん場所に着き、先生は酒宴突入！

 

K君達も、お言葉に甘えて、飲んで酔っ払う。。

 

宴もたけなわ・・・もうすぐ帰りのバスに乗らなきゃいけない頃、

 

 

すっかり酔っぱらいの先生から・・

 

 

 

 

教「あ～～お前ら！」

 

教「お前らも酒飲んでるが・・・」

 

 

教「学校に戻って、他の教師にバレても、俺は関知しないから！」

 

 

教「バレても、戻ってきて学校で飲んだって事にしろよ！」

 

 

教「担任の先生は、一切知りませんでしたって言えよ。」

 

 

 

 

 

教「ま、バレたら無期停だなっ！　ブハハハハ～♪」

 

 

 

 

 

 

な・・なにおぅ！！

 

 

 

 

酒持ってこさせて、飲んで・・・

 

 

 

 

 

そんな・・理不尽なっ！！

 

 

 

 

学校に戻った私達。。。

他の先生にバレないよう、必死で帰宅いたしました。。

 

 

後日、K君が　ヘネシーとBARの追及を親から受けたのは

言うまでもございません。。

 

 

 

この先生とK君が後日どうしていらっしゃるのかは・・・聞かないでやって下さいっ(；△；)

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