2011 「サムライ－天衣無縫」

2006札幌YOSAKOIソーランで公式ポスターに採用され時の作品であり、ハマこいでグランプリをいただいた次の年、こんな年だからできるチャレンジかと思って、思い切って取り上げた題材でもありました。

テーマは「サムライ」

題名は「天衣無縫」

なぜこの題名をつけたか？
サムライの作品を作る時、サムライを知るために武士道を調べました。

・祭りは何のために行われてきたのか？
・日本という国はどのような国？
・日本の文化？
・日本人って？
と考えていくと、どうしてもそこに武士道が出てきます。

なるほどと思うことばかりですが、その中に特に印象的なものがあります。


「誠」

サムライたる者、事を実行しようとした際、それはすでに行われたも同然を意味する。

いかなるものもその言動を止めることはできない。

サムライに〝約束〝という概念はなく、また〝約束〝を取り決める必要がない。

なぜならサムライにとって一度口にしたことは、必ず守られるもの。

言葉で表現することと実行することは同じを意味する。



「天衣無縫」という意味は、天女が着る衣には縫い目がないこと。
はぎ目がないということ、作為を持たないということ。
サムライも、まさに武士道の中の「誠」、生きていることがそのままサムライ！
そういう意味から、この題名となりました。


今年の大震災では、日本中がこの危機を乗り越えていくために協力し、また自分たちを見直す機会に出来たらと考えます。

・政治家の方も、東電の方も、被災地以外の方も、大人も子供も、
・素敵な日本を、
・日本の心を、
・皆の絆を。


今年はどうしてもこの作品を踊りたいと思い、「天衣無縫」をハマこいで踊ります。


ずっと踊り続けているメンバーの踊りは、踊りたびに少しずつ「誠」に近づくような気がします。

また始めて踊るメンバーたちには、ラストサムライ観てねと話します。


練習でそんなことを話した日の翌日の夜、疲れてお腹がすいてラーメン屋さんに立ち寄ると、なんとラストサムライの曲が流れてきました？

エッ！

何で！

昨日話したばかりのこのタイミングですか？

しかもDVDでなくてテレビ放映？！
これは観ないわけにはいきません、一人で席を変わってかぶりつきました。

最近、心がヤラレルことが多かったせいか、ストーリーや言葉の一つ一つが心に刺さります。
一人大泣き！
人前とかぜんぜん、どうでもいい感じでした。

しかも店員さんは、このストーリーや言葉の深さがわかってな～い！
わからなっきゃ ～ だめだよ ～ 日本人の心はこんなにまっすぐなんだ ～！！
外国人のネイソン・オールグレンだってこんなに深く理解してるじゃないか・・・！


2011こんなに時代が進んだ中での大震災、何も出来ないじゃあないか？

やっぱり大事なのは一人ひとりが、それぞれに大事にしているものを大事にして、大事だと思うことを一生懸命にやっていくことだと思う。


頭の中だけで考えていたことが、すべて覆った中、今多くの人が何かを考えないといけない思います。
私たちが何か出来ること・・・日本という国の皆で、まず身近なところから考えなければです。

まずは、
6/5（日）12:54、ハマこいで「天衣無縫」踊ります。
是非、感じに来て下さ～い！！

－良い世さ来い－

毎年恒例のみなとみらい国立大ホールの舞台を終えて、本格的に夏・秋の準備が始まっています。

各地の祭りの自粛ムードの中、被災地である仙台のYOSAKOI祭り「みちのくYOSAKOI」が開催されます。
これを知った時は、多く方々が感動しました。


祭りは出来る状況が整っているから開催できる・・・？
いえいえ！！祭りは希望や、願い、人々の祈り。。。！
街が元気がない時だって、人が元気になろうとすれば出来ないことはないはずだと思っています！
「よさこい祭り」は沢山の人が元気になるための祭りです。。。

だから「みちのくYOSAKOI」が開催されると知った時、本当にうれしかった・・・！！
すごい・・・やった～！！


新横浜の祭りも一時は開催が危ぶまれる状況でありましたが、現在は何とか開催に向けて歩み出しております。

新横浜には日産スタジアムがあります。
毎年、横浜Fマリノスの試合に合わせた日程で祭りを開催し、試合前に全参加チーム（昨年は1600名）で応援演舞(総踊り)を行ってきました。
今年は9/24(土)に横浜Fマリノスvsベガルタ仙台の試合が日産スタジアムにて行われます。

この日に開催が決定されました！！


テーマは『良い世さ来い～友につなごうみんなの元気～』
・・近くの人と手をつなごう、そしてより多くの人と手をつなぎたい！みんなで元気になろうという意味。


「よさこい」担当としては、最高のすばらしいテーマです！！

新横浜というの街が一体となって祭りを開催できたらと思っています。
いつも参加してくれているチームが変わらず集い元気を確かめ合えたらと思っています。
さらに、この祭りを通じてより多くの人々とつながれたら・・・と考えております。

現在、頭の中はそのイメージで一杯です。


単細胞の私の頭は、その他もろもろ社会的な考え方が出来ません。
これはこの所、イヤというほど思い知らされています。
以前は気が付きもしていなかったので、少しは進歩しているのかも知れませんが・・・。

複合イベントである新横浜パフォーマンスの枠組みの中と、限られた中で、
例年のとうり最大限の可能性を模索しながら今年も計画していけたらと思っています。

横浜の元気を・・・よさこいを・・・応援してくださる方がいらしたら、
どんなことでも結構です。

ぜひぜひお力を貸してください。


私たちは、こんな時こそ力を発揮し大地を踏みしめ時だと思います。
この時、ここに集うすべての人々と一緒に。

今年Ｋ-one動流夢は、ハマこいで「天衣無縫」を踊ります。
このような時だからこそ、ぜひ皆さんに天衣無縫という作品をを知っていただきたいと思います。
次回のブログで紹介させていただきます。
ぜひご覧ください。