goo blog サービス終了のお知らせ 

こな的定点観測

関野こなた(せきの・こなた)が書いております。
更新頻度:いつになるやら。
アホはアホなりに考えようと思ってます。

リーグ戦の後で。(第89回天皇杯全日本選手権 準々決勝)

2009-12-14 21:05:30 | Football(さっかー)
クラブワールドカップもやってますけど、時間がアレなんで見る気がしてません。それは置いとくこととして。
12月12日、13日の両日、天皇杯の準々決勝が行われました。
結果は、

鹿島アントラーズ(J1)1-2ガンバ大阪(J1)
ベガルタ仙台(J2)2-1(延長1-0)川崎フロンターレ(J1)
名古屋グランパス(J1)3-0FC岐阜(J2)
清水エスパルス(J1)3-2(延長1-0)アルビレックス新潟(J1)

鹿島-ガンバ
モチベーションに差があったと思いたくはないのですが、それでもそのことに触れざるを得ないというか。今季、公式戦で鹿島の3戦全勝、しかも、直近の対戦(J1第33節)で大差がついてしまいましたから、ガンバとしてはなんとしても借りを返したい。対する鹿島は激戦の末にJリーグのタイトル(3連覇)を獲得して、お腹いっぱいとは言わないまでもホッとしたところはあったんじゃないかと。TVの中継で、カメラがとらえたガンバサポのゲーフラに「皿はやったが杯はやらない」だったか書かれていて、それはガンバの選手の気持ちでもあったはずです。
(「皿」とはJリーグの優勝銀皿のことで、すなわちリーグのタイトル。「杯」は天皇杯の優勝杯を指し、つまりは天皇杯のタイトルのこと。「リーグ戦では優勝を譲ったが天皇杯はいただく」ということ、なんて説明は不要ですネ。)
だからなのか、関野は中継を見てて、どうも鹿島の側に「余裕」のようなものを見てしまいました。ちゃんとやってるんだけど、詰めの甘さを気にしてないと言うか。この試合の失点は「鹿島らしくない」ものだったと思います。
そうなると、ブラジル選手の不在がことさら効いてくるというか、特にマルキーニョスの運動量がどれだけチームを助けていたかを思い知らされたように思います。(その恩恵を最も受けていたのは、鹿島で最も充実していると思っていた中盤だってことも。)
後半ガンバに突き放されたあと、焦りを感じる時間があったと思うのですが、それが表に出てるような出てないような(はっきり「出てる」と関野が感じたのは小笠原の奮闘と曽ヶ端の「上がり」と岩政の表情くらい)。ブラジル人不在でサブの構成もいつもと違うとは言え、「何が何でも点を取れ!」というベンチからのメッセージも遅かった感もありました。となると、ガンバの勝利は必然だったかもしれません。

仙台-川崎
仙台のホームではありましたけど、仙台(の選手たち)の元気が目立ちました。J2を制して意気上がる仙台と、またもタイトルに手が届かない悲哀を味わった川崎と、その差なんでしょうか?結果、川崎は「またタイトル取れない」の数を増やすことになってしまいました。
川崎は結局ジュニーニョの存在がチーム力を左右しちゃうんですかねぇ?攻撃局面(特に最終局面)で「個の力」に頼ることがほとんどなので、リトリートを許しちゃうと手詰まりになってボールをかっさらわれるしかないって感じで。(仙台の選手もうまく挟み撃ちにしてた印象があります。)そういう場面でレナチーニョがほとんど力になってなかったようなので、特にそう思うのかもしれません。
それでも試合終了直前…ってところで村上(元・仙台所属)が決めて、仙台の運動量が落ちてたこともあって流れが一気に川崎に行くかな?と思ったんですが、結局は30分の報われぬ「残業」をしただけ。タイトルを手にするには、何が足りないんでしょうか?
仙台は走れない状態でも走った頑張りが報われた感じかな。あれだけ1対1で決められない(梁勇基とか、マルセロ・ソアレスとか)んじゃ普通ならダメな展開になると思うんですが、でも試合を決めたのは、それほど動きが良いとは思えなかった平瀬の「一発」(ストライカーってズルいよな、と思いました。^^;)。勝てなきゃ走った選手も報われないわけだから、まぁ、良いか?^^

名古屋-岐阜
見てないんですが、ケネディの3発で順当に完勝とのことで。
名古屋は天皇杯には相性の良い方でしょうから、勝って当然とまでは言わないにしても驚きはしません。点取ってるのがオーストラリア代表であるんだからなおのこと。
岐阜にもチャンスはあったようですけど、それが決まってればって展開にまで行ったかどうかというところでしょうか?

清水-新潟
延長まで行っての3-2というのは、清水がホームでやれた上、シーズン終盤に調子がいいとは言えなかった新潟相手、それも後半のほとんどを1人多い(E.サントスの退場で)状態で戦ってたことを考えると「手こずったな」と言って良さそうな気が。
とはいえ、お互いきっちり「取ってほしい人」が取ってるし、よくよく考えれば今季のJでの順位は似たようなもんだし(清水7位の新潟8位。タイトル狙えるかも、という期待はお互いあったと思うけど)、そういう場合に決勝点が「ありゃ?」というカタチで決まるのはありがちなこととしても(延長までいけばそういうことが起こる可能性も高そうだし)、まぁ、ホームアドバンテージってことにしておきましょうか。

…って、あれ?…ということは、ホームで負けたのって鹿島だけ?
やっぱりヌルいところあったってことかな?
アウェイとは言え下克上を許した川崎とあわせて、J1の1位2位がこういうのって、リーグ戦の長い戦いの後のこととしても、ちょっと「グッドルーザー」という表現は個人的には使いたくなくなりますなぁ。

この結果を受けて、12月29日開催の準決勝の組み合わせは
ガンバ大阪(J1)-ベガルタ仙台(J2)(15:00@国立霞ヶ丘競技場)
名古屋グランパス(J1)-清水エスパルス(J1)(13:00@エコパスタジアム)
J2の仙台がどのくらいやれるかっていうのがやっぱり注目されるかな?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。