こまったちゃん。のきまぐれ感想記

本・映画・お芝居等の感想をミーハー目線で、その他あれこれ書き散らかしています。

「スペインの芝居」

2007-10-26 | PLAY
「スペインの芝居」@ベニサンピット(森下) 開演19:00

脚本:ヤスミナ・レザ
演出:天願大介

脚本訳:阿部崇、宮川知子
美術:加藤ちか 
衣裳:原まさみ
ヘア&メイクアップ:鎌田直樹
照明:大野道乃 
舞台監督:笠井隆行

出演:鰐淵晴子、毬谷友子、月船さらら、中嶋しゅう、村上淳


うちの旦那は毬谷さんが出演するような(ってどんなだ?)芝居を観に行くことを好みません。
ということで一人で行くことにしました。
一人で行くなら平日がいいかな、森下19時なら守谷からでも間に合うしなーと予約していましたが、六本木からでも逆にギリギリでした(汗)
だって、今日は夕方会議なのにその後、席替するとか言うんだもん。
「帰っていい」の声に甘えて本当に帰ってきちゃいましたが。
それでもギリギリ。
あぶなかった・・・。

焦りながらも到着しチケットを交換すると9番。
「これは一番前かも・・・」と思ったら、
一番前のど真ん中!

今日のステージは段差なし。
入場するのに突っ切ってきた場所が舞台なのです。
ベンチやチェア、テーブルを出演者たちが運びながら、それが舞台替え。
まるで北島マヤやんけ・・・(笑)

冗談はさておき、一番前のど真ん中という罰当たりな席に座った私は、
毬谷さんに見つめられながらセリフを吐かれ、
ムラジュンにいたっては隣に座って芝居!!(その瞬間まで「隣は空席かよ、もったいねー」と思ってました)、
宝塚では男役だったという月船さららさんのあられもないドレス姿を目の前にしてドギマギするわ(お胸がばぁーんで、スリットがとんでもないとこまで入ってて、背中も丸見えでした)で大変でした。

事前リサーチで、とんでもない芝居らしいということと、毬谷さんがスゴイらしいということは仕入れていたのだけれど、ほんまこつすごい芝居でした(なぜか九州っぽい)

私のような毬谷さん目当ての人はともかく、毬谷さんには興味のなかった人もこの芝居を観たら、毬谷友子という女優を心に刻み込むことでしょう。

いぶし銀=中嶋しゅう、キリリと美しい=月船さらら、異形の美しさともいえる熟れた果実のような美貌と圧倒的な存在感=鰐淵晴子、そして情念の七変化女優=毬谷友子の中にあっては、ムラジュンの存在が薄ッ!!

薄茶に染めた?髪の毛と無精ひげがちょい悪オヤジ風で、小顔のせいでちょっとしょぼくれた風情を出してましたが、しゃべりがたまに長井秀和みたいでした。
いつ、「間違いないッ!」って言うかと待っちゃいました(言わないって。笑)

滑舌もイマイチ・・・と思っていましたが、アレはアル中役だからわざと???

小顔でスタイルもよかったけど、やっぱりタイプじゃないなー。

今日は演技といい、ピアノ演奏といい、毬谷友子がNO.1でした。
パンフレットのあらすじで最後はピアノ演奏ってあるけど、ピアノはどこに?
これまた北島マヤのようにパントマイムなのかしらと思っていたら、意外なところから登場。
これから観る方はお楽しみに~

休憩15分を入れ3時間弱の芝居でしたが、登場人物が少ない分、役者への負担も大きかっただろうと思います。
あーいう芝居って舞台に立つ役者なら夢だろうなー。
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