コーマーのコンシャス的ライフ

意識することによって、見えなかったものが見えてくることがあります。

月光の夏

2006年08月21日 21時35分26秒 | 映画・番組
先日、『月光の夏』という映画を観て、凄い感動しました。

この映画は太平洋戦争末期の昭和20年6月、佐賀県鳥栖の国民学校(現・小学校)に、出撃をひかえた特攻隊員で死ぬ前に一度思い切りピアノが弾きたくて訪れました。そしてベートーベンのピアノソナタ「月光」を見事に弾くと、去ったきり二度と戻らなかった。
当時の女教師(故上野歌子さん)がその思い出を忘れられず、語り伝えられた秘話が映画になったものです。

映画で描かれていたこと。。。
死にたくないとおもいながら、覚悟を決めて命を投げ出した隊員達。
友が次々と敵艦に突入していくなか、やむなく引き返した隊員は死んだ者達への負い目をおったうえに、特攻隊の士気が落ちるのを恐れた軍部よって罵倒され軟禁される。
(命さえ引き換えにした特攻でも突入成功率は15%程度になっていて、軍は戦果が上がらないにもかかわらず特攻を続け、体裁を繕うためにこのようなことを行いました)

生き残ることが死ぬより辛いという戦争の狂気。。。
特攻隊員達のあまりにも悲惨な姿に涙なくしては観られませんでした。。。

生きることの素晴らしさ、平和の尊さをかみしめたいです。

みなさんも是非ごらんになってください。。。。



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2 コメント

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Unknown (のぶちゃん)
2006-08-22 11:01:44
今回参加できず大変残念でした。是非機会があったら

みたいです!



田舎のお寺の近く、信州上田市に『無言館』があります。

当時の美大生や、画家を目指していた方々の遺品が展示されています。 入った瞬間、空気が違います。

戦争さえなければ・・・  無念だったことでしょう。

お国の為と、多くの尊い命が犠牲になり、今もなおこの地球上で繰り広げられている現実。 平和って、生命っていったいなんなのだろうと、ただ祈るばかりです。

Unknown (コーマー)
2006-08-24 20:10:13
戦争体験世代の方は次々に亡くなられています。

シベリア抑留のはなしをしてくれた祖父も2年前に他界しました。

無言館ような施設を是非遺していってほしいです。