カイロンと風

詩の棲む頁 体と心へ 

如月

2020-02-02 17:36:11 | 詩の棲む頁

交わした言葉はごく少ない

酒と肴とテレビと シニカルでユーモアも

多感な頃から定期的に言われた言葉

不安の種は時を経て育つ

後に感じとった 好きだったと

母を認め赦していたと

 

湾生とは知らなかった

ちゃぶ台はトラウマ

3.11がくる少し前に 9   

 

むかし 多感な私を空港まで送る道

あなたの目頭が光っていたこと

わたしをやわらかくする

凝縮されて