ロシアの北都 サンクトペテルブルク紀行

2005年秋から留学する、ロシアのサンクトペテルブルク(旧レニングラード)での毎日を記します。

シベリア鉄道の旅、終了

2007-09-10 12:04:27 | Weblog
10.09.2007

昨夜予定通りウラジヴォストークに到着し、ホテルに1泊。
今駅前のインターネットコーナーからブログを更新しています。

今は時間も限られているので多くは書けませんが、列車でシベリアを横断した1週間、周囲の席の人と毎日のようにウォッカを飲みながら交流し、退屈する暇がないほど本当に楽しい日々でした。
シベリアや東部に住む人々との話を通して、ペテルブルク、モスクワなど西部だけでは分からない、ロシアの別の姿を見ることができたように思います。

まだ往路の旅行記も書き終わっていないのですが、復路も含めて、必ず完結させるつもりです。
シベリア鉄道、時間がないという方は一部分だけでも、是非乗車されることをおすすめします。

ペテルブルク滞在最終日

2007-09-02 19:16:20 | Weblog
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ペテルブルク滞在中はロシア語の勉強や友達、知り合いとの会合などを優先したため、結局シベリア旅行記は完結できず、続きは日本に帰国してからになります。なお、今日から9日まで列車での移動になるため、4日の朝、エカテリンブルクでインターネットを使う(予定)時を除いて、メールなどがチェックできなくなります。関係の方、あらかじめご了承ください。
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02.09.2007
 
 7月末から1ヶ月ちょっとのペテルブルクでの生活も今日で終わり。今回も1日1日が良い意味で忙しく、充実した留学だった。

 今日でペテルブルクを離れるが、去年日本に帰るときよりも寂しい気はあまりしない。こうしてまたペテルブルクに来たし、これからも、いつでも来られると思うから。
 今日から再びシベリア鉄道でウラジヴォストークへ向かい、ロシアを出るのは10日。
 今回はエカテリンブルクでのみ乗り換え、エカテリンブルクからウラジヴォストークまでは丸5日以上続けて列車に乗る。
 乗る列車は
 072 ペテルブルク発9月2日17時4分 スヴェルドロフスク着9月4日6時22分
 240 スヴェルドロフスク発9月4日9時26分 ウラジヴォストーク着9月9日15時37分
 (いずれもモスクワ時間)

 往路は周りの人々と話をしながら、楽しい旅だった。復路はどんな出会いがあるか、楽しみである。


初ロシアから2年

2007-09-02 19:15:18 | Weblog
01.09.2007
【写真:1日のネフスキー大通り、ガスティニードヴォル前。すっかり寒くなり、道行く人々の服装も秋モードに変わった。】

 今日、9月1日はдень знанийといって、ロシア全国で学校の新入生を祝う日だが、私にとっても9月1日はちょっとした記念日。2005年、私が初めてロシアに到着したのが9月1日で、その日から今日でちょうど2年になる。

 思えば2年前、来たばかりの頃は思い通りにならないことばかりだった。空港からのタクシーの車内、話しかけてくれる運転手のロシア語が分からず沈黙、気まずい時間が流れた。5までしか数字を知らず、ホストファミリーに「明日8時」と言われたときは単語帳を引いてようやく理解した。ホストファミリーに日記の添削を頼んだ時、「2」の生格を教えられ、数字にまで格変化があるのかと卒倒しそうになった。フィンランド駅で、窓口のおばちゃんの言っていることが理解できず、3度目には怒鳴られた。
 似たようなことは、列挙すれば本当にきりがない。

 あれから早2年。最初の留学は1年で終わり、日本に帰国したがその後もロシア語を続けた。多くの人のおかげで、ロシア語はだいぶ上達した。今回は2度目のロシア、ペテルブルク滞在。日常生活で自分の言いたいことが言えない、あるいは相手の言っていることが分からないということはまずない。言葉だけではなく、ホストファミリー、友達、知り合いなどたくさんのロシア人と接する中で、ロシアの人々の考え方を多少なりとも理解することができた。

 私が知っているロシアは、ロシア全体を100とすれば1にも満たないかもしれない。貧富の格差、人種差別、汚職など、問題を多く抱えた国ではあるが、それでも私はこの国と、人々が好きだ。