NPO法人こころthe士業通信

特定非営利活動法人こころthe士業の公式ブログ。
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第108回定期勉強会 - 開催報告

2019年04月21日 21時27分49秒 | 活動記録
第108回定期勉強会
2019年4月21日(土)
横浜市市民活動支援センター・セミナールーム1

<午前の部(10:00〜12:00)>
テーマ
「知っておきたい公的社会保障制度 〜障害年金について〜」
講師
熊岡政道氏(マック社労士事務所代表、社会保険労務士、年金アドバイザー)

2018年4月に「横浜・横須賀障害年金相談センター」を立ち上げ、障害年金の請求代理をする傍ら、年金事務所で年金相談を務められている講師に、実際に市民向けに展開されているセミナーを会員向けに講演して頂きました。
請求案件が増えている障害年金ですが、とりわけ精神障害に起因する案件は、診断書や病歴の申し立てが難しいケースが多くあげられます。
障害当事者の方や、支援する職員(社会福祉士、精神保健福祉士等)にとっても、生活費の原資となりうる年金の知識は必要不可欠なものであり、確実に受給に結びつけるための姿勢や方針など、たいへん学ぶポイントが多い内容となりました。







<午後の部1(13:00〜15:00)>
テーマ
「介護施設と障害者施設の処遇改善加算について」
講師
佐藤紀一氏(横浜泉社会保険労務士事務所代表、特定社会保険労務士)

介護業界にとって、給与など(いわゆる処遇)が全産業平均に比較して低いというイメージがあり、国の政策として待遇改善を図り、人材の定着や確保につなげる努力がなされています。
その施策について、介護業界についての基礎知識や専門用語をわかりやすく整理しつつ、現場に従事する職員の給与に如何に反映させるか、介護業に携わる経験が豊富な講師に講義して頂きました。
施策の導入時に比べて、複数回の制度改正や、2019年10月の消費税導入を考慮した加算制度の改正など複雑になる一方ですが、見方を変えれば、人事教育や賃金制度の設計に携わる社労士の活躍の場が広がるとの意見もあり、活発な議論が交わされました。







<午後の部2(15:30〜16:30)>
テーマ
「コミュニケーション論」
講師
こころthe士業・勉強会会員有志(社会保険労務士有資格者)

今回のチャレンジ枠は、様々な企業に勤めてきた経験がある講師に、職場内のコミュニケーションについて、経験談をベースとしたスピーチを展開して頂きました。
上司と部下のやり取りや、同僚同士の仕事の進め方や指示の受け答えなど、仕事を円滑に進める上でのコミュニケーションは重要ですが、なかなか上手く取れない状況も多々見受けられます。参加者に受け答えの姿勢についてのワーク体験をして頂き、スピーチ内容の理解も深められた様子が伺えました。

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今後の定期勉強会の予定は、当NPOのウェブサイトにてお知らせしています。
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http://55634.org/