ココペリ帳

何気ない日々のことを綴ってます。

はじめてのうるし

2011-05-19 | うつわ
漆器というと、敷居が高いイメージで何となく年配の人のものって気がして…
今まで全く無関心だったのですが、ある時ネットで見つけたこちらの汁椀にひと目惚れ

岩舘隆さん作の浄法寺塗の汁椀です。



岩手県二戸市浄法寺町で採れた漆を使って作られたもの。
なんでも浄法寺町は漆産業の6割を占める日本一の漆の生産地だそう。

シンプルな形とマットな風合いが日常使いしやすいかな~と思って。
ただそう気軽に買える値段ではなかったので、半年くらい悩みました。
(←悩みすぎ?!まぁ他のモノ買い過ぎてただけなんですが)

とはいえ、やっぱり欲しい…

何かの記念にならば…♪と1月に誕生日プレゼント用にポチッと。
(しかも自分へのプレゼントなのに何故ダンナの分まで…って腑に落ちませんが、仕方なく…


ポッテリとした形が手で持った時にとっても落ち着きます
手触りもスベスベしているので、いつまでも撫でていたいくらい。

口当たりも滑らか~、さすがいつも使ってるウレタン塗装とは違うホンモノの漆です


漆塗りの技法も色々あるようですが、私が買ったのは“溜漆”のもの。

溜漆とは、下地にベンガラ(赤い顔料)を塗り、半透明の透き漆を塗って仕上る技法。
この溜色は使い込むとさらに透け感がでてきて、下地のベンガラが少しずつ見えてくのが特徴だそう。

最初はつやのない黒っぽい漆器も日々艶を増し、5年も使い続けたら見事な艶が出て
下の朱色が透け今とは違った風合いを楽しめるそうです。なんだかワクワクしてきます。

扱いも思ったより全然簡単。
電子レンジと食洗機、固いスポンジさえ使わなければあとは普通に使ってます。
あとは洗った後、すぐにやわらかい手ぬぐいで拭いてるくらいかな~

口が広いので、味噌汁のほかに煮物を入れてもよさそうです。


「漆は使い手が育てる」と言うそうですが、
その言葉どおり5年後のピカピカになったお椀を想像しながら
毎日大事に使っていきたいです






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2 コメント

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Unknown (honoko)
2011-05-21 14:45:04
敷居が高いイメージありますね。
日常使いにはもったいない感じがして、
なかなか購入には踏み切れません

でも、やっぱり使ってこそですよね。
この前行った漆の器の個展でも
使って5年になりますっていうのも
並べて置いてあったのですが、
また風合いが違ってステキでした。

触れた手に何を感じるかって大事ですよね♪
いつまでも撫でていたいくらい(笑)って
わかる気がします。
これから楽しみですね^^
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Unknown (ココペリ)
2011-05-21 19:55:58
honokoさん

そうそう~。
プラスチックのお椀でも充分役に立ってるし、
まず割れないし(笑)

漆椀はいつもネットで見てたけど、なかなか勇気が出ず…
そしたら材料の高騰によってまさかの値上がり。
でもやっぱり思い切って買って良かったです♪

コレよこぐもさんで買ったんですよ~。
また機会があったら見てくださいね☆
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