さてチワワ・・・
チワワといえば、あのCMで一気に人気に火が付いた犬種であるが、
もともと、とっても魅力的な犬種である。
見た目から想像すると、「守ってあげたい」的な、儚げなイメージがわく。
が、私の知っているチワワはみんな、守ってあげたいというより、
守って欲しい、
いや、いっそ養って欲しい
ぐらいのシッカリ者である。
もうそれはチャッカリ者といった方がいいかも知れない・・・。
そんなイメージを私に植えつけてくれた、ある一頭のチワワがいる。
名前は忘れてしまったが、そのコは近所のお好み焼き屋さんの看板犬だった。
そのコと出会った当時、私は小学生だった。
その頃はチワワと言えば毛の短いスムースチワワが主流。
更に、飼っている家もあまりなかった・・・。
そんな中、そのお好み焼き屋にいたのは、今では主流になりつつあるロングコートチワワ。
チワワのロングコートなど見た事も無かった私は、
「オバちゃん、この犬ナニ?何ていう種類なん?」と目を輝かせて聞いた。
するとオバちゃんは、「毛の長いチワワやでぇ~」と、誇らしげに答えた。
毛の長いチワワ・・・・・
今考えると、とてもアバウトな返答を貰ったもんである。
しかし、すっかりそのコのトリコになった私は、足繁くお好み焼き屋に通った。
もちろん小学生なので、なけなしの小遣いで。
店内に入ると、「いらっしゃいませ~」のオバちゃんの声。
と共に、彼も尻尾をフリフリ愛想良く出迎えてくれる。
鉄板ごしに注文を聞いてくるオバちゃん。
同時にチワワは嬉しそうに座敷に上がってくる。
まるで、「何にしますか?」と聞いている様。
注文を終えると、またオバちゃんの足元へ戻っていく。
単にはしゃいで走り回っているだけなのだが、
オバちゃんを手伝うケナゲな孝行息子
の様に見えてくる。
お好み焼きができあがると、またまた座敷にやって来て、
当然の様に隣の座布団にチョコンと座ってくる。
こうなると、つい何かあげたくなるのが人間だ。
しかしその辺はさすが看板犬。
「いえいえ、僕はけっこうですヨ」
とばかりに食べない。
何だか淋しい気もしたが、感心である。
お好み焼きをつまみ、隣にはかわいいチワワ・・・。
しばし至福の時を味わうが、そんな時間は長くは続かない。
新しいお客様が来ると彼は、ソソクサとそちらへいってしまうのだ。
これが忙しい時間ともなると、彼もアチラコチラと忙しく座敷をまわる。
孝行息子はだんだんホストの様相を呈してくる・・・。
常連客が来ると、オバちゃんが「○○さんが来たよ~」とチワワをそちらへ向かわせるのもソレっぽい。
そしてたまに客が、「このコにササミ焼いたってぇな」と言う。
ササミと聞くと、彼はダッシュでそちらの席へ。
(ドンペリか?ホストクラブでいう、ドンペリなのか?)
更に「塩とか無しで、牛焼いたって」と聞くと、猛ダッシュでそちらへ。
(ピンドンか?牛はピンドンなのか!?)
こうなると一介の小学生である私に勝ち目は無い。
こちらを見向きもせずに牛を食うチワワを横目にお勘定を済ませ、淋しく帰るしかない。
しかし、どうしてもチワワを指名(?)したい私は、後日、母(スポンサー)を連れてチワワ争奪戦に参戦した。
その日の彼は、お客さんに貰ったという、阪神タイガースのハッピを着ていた。
当時の私は、「かわいい~!!」と大ハシャギだったが、
これも考えてみると、お客さんにハッピ(言うなればスーツ?)を買ってもらうあたり、
中々のホストっぷりである。
全て、チワワの可愛さが成せるワザだったのだろう。
あれから、?年・・・。
大人になった私は、アノCMで久々にウル目チワワを見た時、
「う~ん恐るべし、さすがチワワ!」と、妙に感心したものだ。
やはりチワワは、カワイイ修羅である。
チワワといえば、あのCMで一気に人気に火が付いた犬種であるが、
もともと、とっても魅力的な犬種である。
見た目から想像すると、「守ってあげたい」的な、儚げなイメージがわく。
が、私の知っているチワワはみんな、守ってあげたいというより、
守って欲しい、
いや、いっそ養って欲しい
ぐらいのシッカリ者である。
もうそれはチャッカリ者といった方がいいかも知れない・・・。
そんなイメージを私に植えつけてくれた、ある一頭のチワワがいる。
名前は忘れてしまったが、そのコは近所のお好み焼き屋さんの看板犬だった。
そのコと出会った当時、私は小学生だった。
その頃はチワワと言えば毛の短いスムースチワワが主流。
更に、飼っている家もあまりなかった・・・。
そんな中、そのお好み焼き屋にいたのは、今では主流になりつつあるロングコートチワワ。
チワワのロングコートなど見た事も無かった私は、
「オバちゃん、この犬ナニ?何ていう種類なん?」と目を輝かせて聞いた。
するとオバちゃんは、「毛の長いチワワやでぇ~」と、誇らしげに答えた。
毛の長いチワワ・・・・・
今考えると、とてもアバウトな返答を貰ったもんである。
しかし、すっかりそのコのトリコになった私は、足繁くお好み焼き屋に通った。
もちろん小学生なので、なけなしの小遣いで。
店内に入ると、「いらっしゃいませ~」のオバちゃんの声。
と共に、彼も尻尾をフリフリ愛想良く出迎えてくれる。
鉄板ごしに注文を聞いてくるオバちゃん。
同時にチワワは嬉しそうに座敷に上がってくる。
まるで、「何にしますか?」と聞いている様。
注文を終えると、またオバちゃんの足元へ戻っていく。
単にはしゃいで走り回っているだけなのだが、
オバちゃんを手伝うケナゲな孝行息子
の様に見えてくる。
お好み焼きができあがると、またまた座敷にやって来て、
当然の様に隣の座布団にチョコンと座ってくる。
こうなると、つい何かあげたくなるのが人間だ。
しかしその辺はさすが看板犬。
「いえいえ、僕はけっこうですヨ」
とばかりに食べない。
何だか淋しい気もしたが、感心である。
お好み焼きをつまみ、隣にはかわいいチワワ・・・。
しばし至福の時を味わうが、そんな時間は長くは続かない。
新しいお客様が来ると彼は、ソソクサとそちらへいってしまうのだ。
これが忙しい時間ともなると、彼もアチラコチラと忙しく座敷をまわる。
孝行息子はだんだんホストの様相を呈してくる・・・。
常連客が来ると、オバちゃんが「○○さんが来たよ~」とチワワをそちらへ向かわせるのもソレっぽい。
そしてたまに客が、「このコにササミ焼いたってぇな」と言う。
ササミと聞くと、彼はダッシュでそちらの席へ。
(ドンペリか?ホストクラブでいう、ドンペリなのか?)
更に「塩とか無しで、牛焼いたって」と聞くと、猛ダッシュでそちらへ。
(ピンドンか?牛はピンドンなのか!?)
こうなると一介の小学生である私に勝ち目は無い。
こちらを見向きもせずに牛を食うチワワを横目にお勘定を済ませ、淋しく帰るしかない。
しかし、どうしてもチワワを指名(?)したい私は、後日、母(スポンサー)を連れてチワワ争奪戦に参戦した。
その日の彼は、お客さんに貰ったという、阪神タイガースのハッピを着ていた。
当時の私は、「かわいい~!!」と大ハシャギだったが、
これも考えてみると、お客さんにハッピ(言うなればスーツ?)を買ってもらうあたり、
中々のホストっぷりである。
全て、チワワの可愛さが成せるワザだったのだろう。
あれから、?年・・・。
大人になった私は、アノCMで久々にウル目チワワを見た時、
「う~ん恐るべし、さすがチワワ!」と、妙に感心したものだ。
やはりチワワは、カワイイ修羅である。