猫とお酒と田舎暮らし

東京下町生まれのチョビままが、田舎にお引っ越し。もれなく付いてきた野生児にして天然の姫(義母)との生活が始まった。。。

グラン・パ・クラシック

2014-07-29 09:16:54 | バレエ

土曜日、セシオン杉並でマユピの舞台を見てきた。このバレエ教室に通いだして、とっくに20年が過ぎたのだと思うと、何とも言えない気持ちになる。
喘息持ちの彼女に少しでも体力をつけさせようと、まずはスイミングのクラスに入れるも全身湿疹がでて、すぐに断念。体操教室に変更。そのうちそのクラスの後にやっていた「バレエクラス」にマユピはくぎ付けに。スタジオのガラスに張り付いて見つめているだけでなく、真似して動き出した。(先生にカーテンを閉められてしまう・笑)
そうこうしているうちに新しいバレエクラスの募集があり、そこに入れてみた。少し慣れたころ、宇都宮に転居。宇都宮でもさっそく何か所か教室を見学してみるが、とうのマユピ本人が「うん」と言わない。幼稚園児の彼女が「こんなのはバレエじゃない。」と暗い顔に。。最後にたどり着いたのが橋本陽子先生の教室。「ここなら私やるっ!」だって。(笑)
その後また東京に転勤。幸いなことに東京にも橋本先生のスタジオがあった。とはいえ小学生が放課後通うには小岩から南阿佐ヶ谷は遠かった。「夏休みの間来てみますか?その後は近くのスタジオを紹介しますよ。」と言っていただいてから今日まで通い続けている。帰りが終電になったり、怪我をしたり、いろいろなことがあった。高校も自宅とスタジオの間にあるところを選んだ。バレエの専門学校に通い、バレエ団の特待生にもなり、今は指導者、ダンサー向けのトレーニングのトレーナーとして活動している。泣いたり笑ったりの20年。。。辛い思いもした。「そんなにつらいなら趣味にしたら。」と言ったこともあったが「やめなさい」とは言えなかった。「本人が辞めると言い出すまでは付き合おう。」と夫婦で決めた。
喘息持ちは呼吸機能が弱い傾向にあるらしい。6年生の時初めてブルーバードのVaを踊った時は「ぜーぜー」いう音が。。足も強いわけじゃないし、そもそも股関節にも問題を抱えている。
そんなマユピが今回「グラン・パ・クラシック」を踊った。この曲は長いしハードな難曲。これをこの教室で踊った人は誰だったか思い出せないくらい踊るには勇気のいる曲だ。大丈夫なのか?Vaの途中で落ちてしまうんじゃないか。。とドキドキしながら本番を見た。何てことでしょう。おだやかに微笑みながら綺麗に踊って見せてくれた。親としてはここまで踊ってくれたら十分。言うことなし。娘の頑張りが幸せを感じさせてくれた。
次は来月ブルーバードだ!

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3 コメント

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Unknown (まゆぴ)
2014-07-30 21:40:27
ブログ読んで泣いてしまったではないですか(:_;)
本当にいつも温かく支えて頂きありがとうございます!!15年ぶりの!?ブルーバード頑張ります。
Unknown (チョビまま)
2014-07-31 06:59:59
まゆぴさま>
足は大丈夫でしたか?Tママに「大好きな曲だけど、これ難しいよ~。すごいねマユピ」と言われ、改めて動画を探して見ました。「うそっ!」と二人で絶句。「無理じゃね?」とドキドキしてたんだけれど、陽子先生は「大丈夫よ~」と平然としてるし。。(笑)
これを踊れたら怖いものなしですね。よく頑張りました。久々のブルーバード。‘大人のブルーバード’を期待しています。
Unknown (まゆぴ)
2014-07-31 09:30:22
曲は相当素敵ですかハードでした(^^)しかもHさんと合わせたのはスタッフ下見が初日で本番まで4回。

陽子先生がなぜ平然としていたのか。。。「威厳があって素敵です」と当日のゲネで言われました。笑

体は元気です。頑張ります!!

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