こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

円が105円台回復

2013-12-27 22:47:45 | 日記
今日の午前、東京外国為替市場で、円が1ドル105円台の値をつけました。

5年2ヶ月ぶりのことです。

日経によると、米金利の上昇や日本の株高が根底にあるようです。
米国では景気指標の改善で、長期金利が上昇。
円を売って、ドルを購入する動きも見られてます。

105円に達したので、利益確定売りの人も多いはずです。

日銀異次元緩和の目標レンジにだいぶ近づきました。

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12月の月例経済報告に「デフレ」の文字無し

2013-12-25 05:32:28 | 日記
24日に発表された月例経済報告によると、物価の判断として、「デフレ状況ではなくなりつつある」から「底堅く推移している」へ、ついに「デフレ」の文字が無くなりました。日経によると、「デフレ」の文字が消えたのは約4年ぶりらしい。ただ、今回の発表は「デフレ脱却宣言」までには至りませんでした。

個人消費は8カ月ぶり、企業の業況判断は2カ月ぶりに上方修正したことを反映した結果です。

政府が初めてデフレと認定したのは2001年3月。12年以上前なのですね。

消費者物価指数(CPI)は生鮮食料品を除く総合が6月以降プラスで推移。「物価は特集要因を除いてもプラス圏となっており、なかなか落ちにくい状況」と内閣府はコメントしました。

その割には、賃金上昇を肌で感じるまでには来ていないですね。
金融緩和などでむりやり金利上昇から物価上昇を狙う作戦です。
我々の負担が大きくなるのであれば、素直に賛成できない作戦です。

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残業のジレンマ

2013-12-24 23:40:01 | 日記
24日の日経に、「残業のジレンマ」というコラムが載っていました。

「みんながいるから帰りづらい」という企業風土は特に日本にまだ根強く残っていると思います。

自分の仕事は終わっているのに、なんとなく帰りにくいと感じて、ついつい用もないのに残業してしまうことありませんか?

あえて何か仕事を見つけたりしてみんなが帰るまで残ってしまう。
一人でさっさと帰るとやはり目立ってしまうので合わせてしまう。

みんなが意識を持って仕事の考え方を変えれば、多分、残業するほどの仕事って、ほとんどないのかもしれませんね。

任せるところは任せて、できるだけ時間内に片付けて帰る。遅くなるとわかっているときは、遅く来る。

どんな職種でも一人でやっている場合でなければ、何とか工夫できそうです。
ライフワークバランスをきちんとつけて、睡眠をしっかりとって、高齢になっても健康で過ごせることが一番。

会社に対するストレスの対価として残業代をもらうことはやめましょうね。

こぐま経済研究所 12月期のセミナーを開催しました。

2013-12-22 17:24:55 | 日記
昨日21日(土)19時から、こぐま経済研究所の12月期セミナーを開催しました。
ご参加いただいた皆様、ご清聴ありがとうございました。

今回は、来月から始まるNISAのお話。
概要のほか、直前を目の前にして各ステークホルダーの動きや、
今のNISAに求められている改善点など、説明させていただきました。

NISA口座は、金融機関の努力で400万口座弱まで伸びました。
さて、この口座を使って実際に売買してくれるのは、
どの程度でしょうか。

口座作成時に重複申請を行った顧客はすべて解決したのでしょうか?

さまざまな課題を抱えながら2週間後にいよいよスタートします。

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給与所得の税制改正~所得増税

2013-12-09 22:33:13 | 日記
消費税が来年4月から8%に増税されます。みなさん、このことについては、ご存知のことと思います。その他にも結構、増税項目多いですね。

例えば、NISA(少額投資非課税口座)の開始にともなって、証券税制の優遇措置(配当・分配金10%課税、譲渡益10%課税)が廃止となります。これって結構大きいですよ。

さらに、17年度からは、相続税が増税になります。基礎控除が現在の5000万円+法定相続人×1000万円から3000万+法定相続人×600万円と圧縮されます。遺族が妻と二人の子供の場合、今までは8000万円だったところ、4800万円(△3200万円)まで減ってしまいます。その他、一部の税率改正、財産計算での見直しなど、いろいろありますね。

今日の夕刊を見ていたら、給与所得控除額も圧縮されるようです。年収1200万円超の人を対象に230万円固定にしちゃうようです。(現在は1500万円超で250万円)

消費増税に目がいってしまい、所得税や相続税は、見落とされがちです。
みんなで気を配りたいですね。

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