日銀が23日発表した2011年10〜12月期の資金循環統計(速報)によると、海外投資家の国債保有残高は12月末時点で78兆円と過去最高になった。1年前に比べて37.8%増加した。残高全体に占める割合は8.5%とリーマン・ショック後の2008年9月以来、過去2番目の水準。欧州債務問題を背景に、相対的な安全資産である日本国債に資金が集まった。
国内金融も600兆円超
10〜12月期の期間1年以上の長期国債への資金流入額をみると、国内金融機関の資金流入額は3兆6340億円。海外からの資金流入額は2兆320億円と、国内金融機関には及ばないものの、新規発行額の約4割を占めた。日本の債券市場における外国人の存在感が高まっていることを示している。
国内の金融仲介機関の保有残高も601兆円となり、初めて600兆円を突破した。1年前に比べて2.3%増加した。残高全体に占める割合は65.3%と、依然として高水準が続いている。
家計が保有する金融資産の残高は12月末時点で1483兆円となり、1年前に比べて0.4%減少した。年末比較でのマイナスは08年以来3年ぶり。欧州債務問題を背景とした株安などにより投資性資産の価値が目減りし、株式・出資金や投資信託が2ケタ減となったことが主因。個人向け国債が大量償還を迎えて債券残高が首相したことも響いた。
一方、家計金融資産のうち、現金・預金残高は前年比2.2%増の839億円となり、過去最高を更新した。前年比での伸びは5年連続。企業の現金・預金残高は前年比4.6%増の205兆円と、過去3番目の高水準となった。東日本大震災の発生や世界経済の先行き不安などを背景に、個人が自由に引き出して使える預金や現金などを手元に確保する姿勢を強めたことを反映している。
日経 23日夕刊
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資金循環統計では、海外勢の日本国債保有増加と家計の投資性資産の価値下落による残高減少、預金は逆に増加しました。欧州危機の影響で投資商品が下落し、安全資産の預金にシフトしたことが主な原因です。国内の株式投信も4カ月連続で資金流入減となっています。最近の円高で何とか株式市場にも明るさが見えてきていますが、金融緩和による余剰資金の行き先の一つとなっているだけです。本格的な回復が見えてこないと、個人投資家がリスク資産への投資を増やすまでには相当の時間がかかりそうです。
国内金融も600兆円超
10〜12月期の期間1年以上の長期国債への資金流入額をみると、国内金融機関の資金流入額は3兆6340億円。海外からの資金流入額は2兆320億円と、国内金融機関には及ばないものの、新規発行額の約4割を占めた。日本の債券市場における外国人の存在感が高まっていることを示している。
国内の金融仲介機関の保有残高も601兆円となり、初めて600兆円を突破した。1年前に比べて2.3%増加した。残高全体に占める割合は65.3%と、依然として高水準が続いている。
家計が保有する金融資産の残高は12月末時点で1483兆円となり、1年前に比べて0.4%減少した。年末比較でのマイナスは08年以来3年ぶり。欧州債務問題を背景とした株安などにより投資性資産の価値が目減りし、株式・出資金や投資信託が2ケタ減となったことが主因。個人向け国債が大量償還を迎えて債券残高が首相したことも響いた。
一方、家計金融資産のうち、現金・預金残高は前年比2.2%増の839億円となり、過去最高を更新した。前年比での伸びは5年連続。企業の現金・預金残高は前年比4.6%増の205兆円と、過去3番目の高水準となった。東日本大震災の発生や世界経済の先行き不安などを背景に、個人が自由に引き出して使える預金や現金などを手元に確保する姿勢を強めたことを反映している。
日経 23日夕刊
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資金循環統計では、海外勢の日本国債保有増加と家計の投資性資産の価値下落による残高減少、預金は逆に増加しました。欧州危機の影響で投資商品が下落し、安全資産の預金にシフトしたことが主な原因です。国内の株式投信も4カ月連続で資金流入減となっています。最近の円高で何とか株式市場にも明るさが見えてきていますが、金融緩和による余剰資金の行き先の一つとなっているだけです。本格的な回復が見えてこないと、個人投資家がリスク資産への投資を増やすまでには相当の時間がかかりそうです。
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