さあ、いよいよ今日は今年度最後の創作の時間。
前回の植南先生のリベンジは如何に!?
ということで、植南先生から、あるチケットが配られました。
「ピラミッドをつくろう」と書かれています。
意味深ですねえ。
子どもたちはワクワクした面持ちでチケットをもらい、
ホールの扉の前に並びました。
さあ、扉の向こうには一体何があるのでしょうか…?
いざ、オープン!
「うわ~!!」
驚きの歓声が上がります。
その視線の先には…、
ばばーん!とそびえ立つ巨大なピラミッドが。
これは、土曜日の、子どもたちがいない間に、
植南先生の通信教育学部の社会人の学生さんたちが、作ってくれたのです。
毎日のお仕事の合間を縫って、
なんと、夏から構想を重ねてくれていたそうです。
さて、植南先生から、一体誰が、どうやってピラミッドを作ったか、
写真を見せてもらいました。
そして、みんなもピラミッドを増築させてみよう、
ということで、早速着工開始。
先週よりも大きなパーツを力一杯運びます。
と、と、と、
そこに異変が…。
あらー!!
ピラミッドが…崩れた!
目の前で起こったことに、喜んでダイビングする子ども。
しばし、立ち尽くす大人、子ども、。
一瞬の戸惑いの後、
植南先生が、
「壊れちゃったねえ。
壊れる時は一瞬だねえ。
では、これから、みんなの力を合わせて、もう一度新しく作ってみよう!」と一言。
その声を合図に、みんなが一斉に動き始めました。
壊れる時は一瞬でしたが、
再建するのも、驚くほどの速さ。
人と人が力を合わせた時に発揮される偉力。
みんなが、自分たちの力で作るんだ、という期待感で一杯でした。
自分の手で作ることで、新しい構築が生まれました。
例えば、
「ねえねえ、見て!段ボールだけど、座れるんだよ!」
「中は、こうなってるの」
ハニカム構造のようですね。すごい発見!
それから、「見てみて!すべり台」。
満面の笑顔で見せてくれました。
新しく作った建物で、嬉々として遊ぶ子どもたち。
大人も熱中して、作って、壊して、また作って、と繰り返し、
たくさん楽しみました。
「構築」の楽しさをテーマにした、今回の創作の時間。
ハプニングが起こったおかげで、
みんなで力を合わせる楽しさ、みんなで一緒にいることの意味を
実感させてもらえた時間となりました。
(杉野)