竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

エコクラフトの籠編みの可能性。

2011-09-27 07:12:35 | エコクラフトの籠編み

昨日は一日中雨が降っていたので、エコクラフトの籠編みをやっていました。

教室は小平ではもう2年以上続いているクラスもあり、
今後のカリキュラムを作るために、
どんどん新しい籠に挑戦しなければなりません。
毎月一回で3年で卒業ということにしようと思っています。
 
今エコクラフトの編み方の本がいろいろ出ています。
新しい本も出ています。
かなり数多くの人たちが新しい籠に挑戦しているようです。
 
テープの切り方や編み方が図や写真入りで載っているので、
それを読めば編めるわけですが、初心者には分かりにくいのです。
本自体がどんどん高度な編み方を載せて来ています。
 
教室では本を見ただけでは分かりにくい籠を編むことを主眼にしています。
先生が編み方が分からないでは教室が成立しないので、
常に最先端の編み方を勉強しなければなりません。


 
編む技術と言う点では竹細工に共通したものが多いのですが、
テープの特性を生かした竹細工には出来ない編み方もあります。
 
巻き上げ編み、コイリングという技法は、日本にも藁細工にあります。
でも世界中で数多く使われていて、アメリカインディアンやアフリカ大陸、
東南アジアに優品があります。
これは竹細工では出来ません。エコクラフトでは出来る。


 
エコクラフトは実用性では問題があるにしても、
編むことに関してはカラフルで応用の利く素材です。
 
同じ籠をいくつも編んで人にあげている生徒さんもいます。
籠を編んでいると楽しくなると言っています。
ある生徒さんは、自分には時間だけが有余るほどあるから、
こういう世界に出会えてとても嬉しいと言っていました。
 
編む楽しさがあるからこそ未開社会でも驚くほど高度の技術を発展させてきました。編むことで人類の歴史や世界の文化につながることが出来る、不思議な世界ですね。


 
岩手に行くときには初心者に編んでもらう小さな籠の材料を持っていって、
現地で希望者に編んでもらおうと思っています。

 



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