![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/ba/744571cd2b3a273b18eb3766769578da.jpg)
こっちゃんポイント
鑑賞環境
★★★
こっちゃんシアター
上映時間 113 分 製作国 アメリカ/イタリア 公開情報 ブエナビスタ 初公開年月 2004/06/12 ジャンル コメディ/ドラマ/ロマンス
サンフランシスコの女性作家フランシス(ダイアン・レイン)。夫と幸せに暮らしていたはずが、ある日突然夫の浮気が発覚、離婚へと至ってしまう。ショックを引きずる彼女に、友だちはイタリア・トスカーナ地方への旅行を勧める。こうしてひとときの休息のつもりで現地へとやって来たフランシスだったが、間もなくトスカーナのゆったりとした雰囲気に惹き込まれていく。そして、彼女はその道中で見つけたある一軒家に運命の出会いを感じ、衝動買いしてしまうのだった。彼女は、地元の人たちの助けも借りながら、その倒壊しそうなほど古い家屋の修復に夢中になっていく・・・・・。
(作品資料より抜粋)
ダイアン・レインが好きだったりします。昔見たCMのイメージで「これぞ、アメリカの女優」というイメージを強く印象付けられた女優さんでした。特にどの作品を観たわけでもなく、「彼女」を初めて見たのは確かCMだったと思うのですが。つまりは勝手な思い込みということですよね。何を思ったか、そんな彼女の新作を観てみました。
まず、素直に「良い映画ですね」と呼べる作品に出会えたことに感謝します。この作品には特に、派手なアクションも無く、情熱にかられ生死までを賭ける程の恋物語があるわけでもありません。あるのは、美しいトスカーナ地方の景色と、そこで普通に生活する人々の姿だけ。なのに何故、これほどまでに、幸せな気持ちにさせられるのでしょう?
まるでヨーロッパ観光気分に浸るがごとく見始めた映画でしたが、今まで築き上げた生活をリセットし、新しい土地で一から生活を始めるダイアン・レインの姿を見ているうちに、不思議と生きることの素晴らしさを教えてもらったような気分になっていました。
モトモトは、離婚して落ち込む彼女を励まそうと心配する友人からもらったゲイ・ツアーの旅行チケットでのヨーロッパ巡りのハズが、その土地で、突然バスを降りほとんど衝動買いで築300年というボロボロの一軒屋を買ってしまった彼女。いくら伯爵家の由緒アルお家と言っても、窓はロクに閉まらない、あちこちから虫が湧く。
そんな家をナケナシのお金をはたいて買うだなんて。でもこの映画におけるボロ一軒屋は、離婚に傷ついてメソメソした彼女自信の象徴なのでしょうと見て取れます。修繕しなければ、とても住めない家...。そんなボロ屋が月日をかけてゆっくりゆっくりと修復され、美しさを取り戻してゆく。同時に彼女も、色々な人々との出会いと交流によって徐々に輝きを取り戻して行くという映画です。
住み始めた頃、嵐に怯え布団の中で丸くなる。洗濯機は落雷でふっとび恐さのあまり迷い込んだ一羽のふくろうに話しかける。蛇が出ればまた驚き、不動産屋のマルティニ(ヴィンセント・リオッタ)にすがり訴える。「家族もいない。大きな家に一人ぼっち。心細いの。」と泣きじゃくる彼女。
離婚では死なない。離婚は狙撃や交通事故とは違う。
「この家で結婚式を挙げたいの。この家で家族が欲しいの。」という夢を語り、自分の人生を見つめ直す女性作家を演じるダイアン・レインは、まさにこの映画にうってつけですね。
ふと気が付けば、欲しがっていたものはちゃんとそばにある。
マルティニが話してくれたアルプスの峠の鉄道の話。味があっていいですよ。
《2006.07.09記事改訂》
【作品関連DVDなどはこちら】 トスカーナの休日
派手な動きのない映画もいいですよね。
そういうのが結構残ってます。ジーン
偶然にも明日の自分の記事、D・レイン出てますわ。^^
今回はチョット毛色が変った映画だね。
う~ん、いかにも良さそうな作品だ。
清々しく、ボクにピッタリな映画だね・・・えっ?
でもタダ老けるのではなく、
味のある歳の取りかたってステキだと思います。
そんな彼女のイメージが良く反映した映画だと思いました。
こっちゃん的には、ワリとお気に入りの映画でしたねー
こっちゃん
でも、かずろぐさんの記事と女優繋がり?
そりゃまた偶然!
波長が近くなりすぎましたか?
ぴーんち!
こっちゃん
僕は、やっぱり、若い女性より、これくらいの年の女性のほうが、人生を感じさせられて好きですねえ。
意外・・・男性もこういう映画受けるのですね~~~女性は、うなずける事請け合いです。悲しい事を忘れるのには次の恋。
じゃない、打ち込むものを見つけ、一生懸命何かに打ち込むことですね。
結果は後から付いてくる。なんてちゃって。
だから、キリッとして見える彼女が見せる「弱さ」の演技が
余計に観客を引き込むのかも?
キャスティングで説得力も変わりますね。
こっちゃん
何かに打ち込む・・・・大切なことですね。
目の前の悲しみに暮れていては
何も得られないということが分かりました。
この映画、女性の方が「自分のこと」として
置きかえれるのでしょうけど、
男性から観てもとっても良かったですよ。
こっちゃん
明日、大きな家具が入るので、
それが決まらないと落ち着かないのだ。
でも、ちょっと行き詰ってたりして・・・(^o^;
たすけてぇ~~~~っ!
こっちゃん