こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境 試写会 上映時間 102分 製作国 アメリカ/ドイツ 公開情報 劇場公開 (松竹) 初公開年月 2006/03/25 ジャンル SF/パニック
近未来、人類はついにタイムトラベルの技術を手に入れた。シカゴの旅行代理店タイム・サファリ社は高額所得者を対象に、タイムマシンを使った白亜紀恐竜ハンティングツアーを売りにしていた。ある夜、ツアー参加者を招いたパーティーにタイムマシンの開発者ソニア・ランド博士が乱入、ツアーの危険性を指摘する。ツアーの引率者ライヤー博士は彼女から真相を聞きだすが、危惧する事態はほどなく現実のものとなってしまう。
(goo映画より抜粋)
うわっ!コテコテのB級映画やんっっっ!
コレを観はじめてすぐそう思いましたねぇ。
なんともチープなVFX。イマイチ”華”のない俳優人。特別、あっ!っと「驚かない」展開(笑)
こんな映画を、今この時点で「試写会」として観ているのが不思議な気分にすらなってしまいます。
かといって楽しめないワケでもないというのが、この映画の不思議なトコロ。
何ともまぁ。「激オモロイ」とは言えないけども、ちょっと素敵なB級感漂うコノ映画。
そもそも”B級”とは何でしょ?ちょっと辞書を引いてみます。すると・・・・
ビー‐きゅう【B級】 :「Bクラス」に同じ。とあります。じゃ、「Bクラス」って何?と更に進むと・・・
こうやって検めてみると「お前ごときが 一映画作品に対して二流などと言い切れるのか?」なんて言われそうでチョト怖いかも?でも、これはあくまで、こっちゃんの中だけの感覚です。世間一般的に言ってるのではありませんからね。 もちろん、中にはコノ映画をみて「わほぉぅ!」と熱狂する方もいらっしゃるでしょうから、 ”B級、B級”ってねッ! おっと、思わず声が大きくなってしまいました( ̄∀ ̄*)すんまソン(確信犯やん!)
それにしても、全編を通してどこか漂うこのレトロ感は何なんでしょう? 2055年という、今より50年ほども先の未来を、キッチリVFXを使って描いているのにこの古っぽいカンジです。まぁ、もっともVFXと言っても、コレはほとんどフィルム合成時代の「特撮」とでも言いたくなるよな代物でしたけどヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ タイムトリップ・システムで過去に行き、そこでのちょっとした「過ち」によって未来が大きく変るというこの題材。「何をいまさら」感がプンプンですね。 ところが、この映画にはちゃんと「原作」があったんです。 すると・・・。著者はレイ・ブラッドベリというSF作家。その彼の執筆作品に「太陽の黄金(きん)の林檎」というのがあって、その中の短編作品「サウンド・オブ・サンダー(”雷のような音”、もしくは”いかづちの音”)」が、この映画の原作にあたるらしいのです。 なんと、この著書は1953年に出版されたんですって!今から50年以上も前じゃないですかっ。おおお、ナルホロ。「古っぽさ」の秘密はココにありましたか。 恐らく出版当時は、さぞや斬新なテーマのお話だったのでしょうねぇ。そして、今日までのタイムスリップ系作品に多大な影響を与えた作品のような気もします。 おほほっ!そう知るとちょっと楽しくなってきましたよっ♪(>∀<)
この映画のお話としましては、タイムトラベルが可能となった未来のシカゴが舞台です。 このトラベルの仕方が、ちょっとだけ他で見てきたものと違ってます。 じゃ、どういう風に?つまりはこうです。
まぁね、みなさん一応「私服」ではなくて、ハッタリ風の防護服(上図参照)なんかで行っちゃったりするんですが、果たしてこれにどれほどの意味があるのかは不明です。 で、このタイムトラベルシステムを所有する会社というのが、結構お金儲けにしか興味がない感じでしてね。
6500万年前へのタイムトラベル・ツアーにスリルを求めてご参加のお金持ち中年たちは熱狂します! しかし、ここで問題が・・・・。 実はこのツアーには「タイムトラベルの心得」なるものが、色々あるのですね。 んじゃ、恐竜を殺して良いわけないジャン!と、普通はここでなるワケですが、それは大丈夫なんです(笑) 何故ならば、火山の噴火で死滅する直前の恐竜をハントしに行くのですから。「放っておいても5分後には死ぬ」という理屈です。つまりツアー客を変えても、何度も何度も同じ時間・同じ場所に行くんですね。だから殺されちゃう恐竜もいつも同じ。 ところがそんな「安全なスリル満点ツアー」。 わずか1.3gの○○○が原因でね。 話としては何度も言うように、さほど斬新ではありませんし、未来のシカゴの風景やアクションシーンのVFXもまるでオモチャのようですが、タイムマシン系SFが好きな人ならソコソコ楽しめると思います。 「タイムライン」や「タイムマシン」なんて映画がありましたが、こっちゃんは少なくてもアチラよりは楽しめましたヨ。 俳優的には、あまり”華”がないと申し上げましたが、一応有名どころでは、エドワード・バーンズとベン・キングズレーが出てます。 好きですよ。エドワード・バーンズ。声が。 あと、ヒロインと呼べるよな女優は今回いなかったですねぇ。こっちゃんにとっては名前も顔も憶えのない女優さんのオンパレードでした。ココらへんをキャスティングで工夫してくれれば、もっとこっちゃん向きになったでしょうに。
・・・予算が足りなかったのかな?( ̄∀ ̄*) あ。怒られちった。( ̄ー ̄;)フッ まぁ、映画全体の事をコメントするなら、こんな話も暇つぶしには良いんじゃないでしょうか?・・・そんな印象です。1800円払う価値があるかどうかの判断は観た方それぞれにお任せするとして、「観た時間を返せ!」とまではならないハズ。 それにしても、ピーター・ハイアムズ監督は、あえて今この時代にSF巨匠の名作を取り上げ、観客に「恐ろしい未来を見た!」と言わせたかったのかもしれませんが、これを新作と観るには如何せん原作が古すぎます。 もし仮に、この映画が興行収入的に大成功を収めるならモチロンそれはそれで良いのですが、もし失敗作というレッテルを貼られてしまったとしても、決して「過去に戻って作り直そう」とは考えないで欲しいものです。 「現在」がタイヘンなことになっちゃいますからね。 あ、呉々も言っておきますけど、こっちゃんはそれなりに楽しんだんですからね。 まっ!心外ですねっ( ̄∀ ̄*)ほほほ~♪ 《2006.08.15記事一部改訂》 |
どう考えても些細なことで歴史が変わることは明白なのに、こんなデンジャラスな商売をしてしまうことにビックリですね~。
しかし、「タイムライン」や「タイムマシン」よりも楽しめたってことは、意外とA級に行くか?(´▽`*)アハハ
それはないね。(´▽`*)アハハ
原作がレイ・ブラッドベリと聞けば、興味出てきたなぁ~。
じゃ、映画館で観てるかどうか、タイムトラベルして覗いてきます!
シュワッチ!
実はあたしが既に観てる映画って事はコレかな?
と思っててこっちゃんが楽しめるか心配してたんだけど、
案外楽しめたみたいで一安心です!
あたしはエドワード・バーンズが好きだから
試写会ハズレちゃったとしても観に行ってたと思うけど、
B級好きのエドワード・バーンズ好きなんてきっと
あたしくらいだもんなぁ~(/ω\)
アホですよ~~~~
まぁ、でもどんな発明でも人間て結局
「お金儲け」か「戦争」にしか使わないかもしれないけどね。
この映画は露骨にお金儲けでした。
それが大変なことになる結果を生むのですけどね。。。
逆立ちしてもA級にはなれないと思いますが、
こっちゃん的には結構面白かったッス
▼かずさんへ
おおっと!
タイムマシンの新しい使い方だ。
で、自分が映画館で観てたらどーすんの?
モトに戻ってから映画館に向かうってこと?
アホやね~
▼miyuさんへ
B級感をひしひしと感じまくりました(笑)
それだけに他の作品にはない楽しみ方が出来ましたね~
こんな映画も良いと思いますよ
1800円は出せないけど「映画の日」に観るなら全然OKだもんねー
エドワード・バーンズとB級の好きな女性は
きっと他にもいると思いますよ。
世界の何処かにはね(笑)
「タイムライン」よりもマシというのはかなり【B級】にしては褒めてるよね~(笑)
私は観てないのになぜか【B級】という文字がいっぱい出てきてごめんなさい!
気になるのでDVDになったらきっと観てしまうと思います。
なのね。
でもヒマつぶしには良さそうね。
こっちゃんの興味をひく女優さんが出ていないってことは、私が観てもさらに知らない人ばかりってことね。なかなか覚えられないのよ。
ふふふ。
お友達も「B級」を連発されてましたか?
その方はこっちゃんと近い感覚かもしれませんね~。
「タイムライン」よりというのはあくまでこっちゃんの好みですから
これは他の人は違うと思いますけど(笑)
まぁ、元気いっぱいのSFでしたよ。
良いんじゃないでせうか?
▼km_chinさんへ
むふ。
これチョット注目してましたか?
どーします?
こっちゃんはお金払って観るにはビミョーな感じがしますねぇ。
DVDレンタルかTVで放送されてから盛り上がる映画のような気がします(笑)
映画のTV-CMはハデにやってますね
ただ、超大作と期待してB級だった場合は、韓国戦後のイチローなみに荒れるかもしれません・・・
あらかじめ「Bを観に行く」と認識しておく方が良さそうですよ。
そうすれば、韓国戦後のイチローにはなりませんね、きっと
私など、あらすじさえも書き忘れちゃうほど手抜きです(笑)
もろ冒頭からB級感漂う1世代前のSF映画のようなチープさの上に華がない主演人の中で、先に読めまくりなストーリーのこの映画で、これだけ面白い記事が書けるこっちゃんさんに感激(笑)
この映画より、この記事読んでたほうがずっと面白いです~