何故かと言いいますと、私も皆さんとだいたい同じ感想だからです。
…絵はキレイだけど話は平凡だよね…。←これ
深海作品お初だったんですけど、まぁ前評判通りの絵の美しさでしたわぁ。細部にもとてもこだわって描いてるようで監督の職人魂を感じました。そういう意味で深海監督って芸術家というより職人寄りな方なのかなぁ?
人物も背景もリアルで、動きもとってもなめらか~。最初の方に出てくる三葉が巫女として舞うシーンはため息でるほど美しかった。色遣いもハッとするほど鮮やかでリアルなんだけどどこか幻想的で。夜空とか彗星が降り注ぐシーンは圧巻。あれは大画面で見たかったかも。
自分、写実的だからいいアニメだとは思わないんです。リアルなのは凄いと思うんですけど、人の動きをそのままトレースしたようなアニメはあまり魅力を感じない。だったら実写撮ればいいじゃない?とか思ってしまうので。
現実に存在しないものに命が吹き込まれたように描くのがアニメの力だと思っているので、多少のデフォルメがあった方が好きなんですよね。そういう意味で「君の名は。」はリアルとバーチャルがいいさじ加減だったのではないかと思いました。滝くんが時間をさかのぼる色鉛筆アートも美しかった…!
お話的には三葉が実は死んでるんじゃねーかなぁとかいろいろと予想できちゃうのがもったいなかったですね。
日本は最近天災がたて続けに起きてますし、「あの時あーしていたら…」という思いを抱いてる方々の心を揺さぶってここまでのヒットになったんですかねぇ。
ラストシーンが好きという方多いと思うんですが、自分は隕石跡地のへりを時間空間を超えて2人が邂逅するシーンが一番好き。やっと会えたのにおっぱい触った触らないでケンカするのとかピュアすぎて悶える。笑
電車が並行して走って2人がやっと気付くシーンもイイ~。ほんと、ロマンチックなシーンがたくさんあるのもトキめいちゃいますね。現実はあんなイケメンと目が合うなんてことはまずないですが。
主役の2人も多くの人が感情移入できるように、あえて普通の高校生って設定したように感じましたが、でも三葉ちゃんって「普通の」女の子じゃなくて「ちょっと特別な」女の子ですよね…?
実家が代々神職ってこともあってちょとした「超常現象」的なものが日常的にあったのではないかなー?だから朝起きて自分が東京に住むイケメン高校生になってたとしても、あっさり「夢」として片付けておもっきり東京ライフを満喫しちゃったり、そもそも時間空間を超えて未来を変えられたのもそういう力があったからですよね。たぶん。
オカルト好きなテッシーも、ちょっと人と違う三葉に特別な感情(恋愛感情ではなく)を抱いていたからこそ、あっさり三葉の言うことを信じて発電所爆破計画に加担したのかなぁ?って思ってwiki見たらおもっきしテッシーは三葉のことが好きと書いてありました。笑
それなのにあくまで「普通の男女のラブストーリー」を描こうとしてたのが少しだけ違和感ありましたかね。ぶっちゃけCMに出てたメガネっ娘の方が萌えた…w
滝くんのおっぱいモミモミはひじょうにわかる。
はい。という訳でフツーにいい映画でした。というフツーの感想に落ち着きました。笑