ネックが少し反ってしまい、現実には修理不能のウクレレを持っています。
ずっと、この事は黙っていようと思いましたがネットオークションで購入したウクレレです。
(弦が可成り浮いてしまっているのが写真でも判ります)
(サドルも目一杯下げてもこの状態で、現状ではまともにチューニングも出来ません)
けっして安くは無かったし、出品者は関西の有名ウクレレ店でした。
K楽器の梅さんとも相談したり、稲荷町のK商会にも持って行き修理出来ないか相談しました。
いずれも、諦めた方がいいと言うお答えでした。
その後、Mさんに相談して直接に修理してもらえる様に計らって頂きましたが,実際には修理不能で新しく作って頂く事に成りました。
既にそれからもう6年が経ち、制作者のレイラニさんも天国へ召されてしまいました。
それから、この修理不能のウクレレは壁のオブジェと成ってしまいました。
でも、何気なく手に取ってみて閃きました。
この前のYAMAHAギター修理の応用で、ネックを取り替えなくとも弾ける様に成る新手を思いつきました。
但し、禁断の手法であります,,絶対に真似はしないでください。
はたして上手く行くかどうかわかりませんが、駄目だった場合は再び壁のオブジェに戻ります。
まず、手に取ってみて驚いたのは,表面のラッカーが所々艶が無くなって斑に成っていました。
そこで、思い切って全体をコンパウンド掛けしました。
これも、失敗するといけません,,真似しないでね。
(裏に一部クラックが有り,塗装して磨きました)
思ったよりずっと綺麗に成りました。
指板はレモンオイルで磨き、ペグ類は外してしまいました。
穴は9mm、、付いていたペグが旧式のものだったので外しました。
ゴトーのペグを注文しましたが、取り付けには加工が要ります。(ゴトーのブッシュは8mm)
次に、思い切ってサドルを下げます。
まず、ブリッジのサドルが入る溝を出来るだけ深く下げました。
そしてサドルの高さもさ思い切って下げます。
一番の難物はネックの反りと言うか、12フレットからくの字に折れた様な状態です。
そこで12フレット以上を(12フレッッとジョイントのウクレレです)諦めて、出来るだけ平らに成る様に削ってしまいました。(実際はほんの僅かで、完璧にする必要はありません)
それと、次はブリッジの加工と新しいサドルの制作で何とか、実用的に成るのでしょうか。
何日かの作業をまとめて文にしました。
続きはまた何れ紹介します。
写真で見ても分かるくらい反ってるのに、それでどの程度改善できるものか、、、
続きを楽しみにしてます。
かと言って、それをするのは凄く大事。
どうでしょうね。
一応やっては見ますが、駄目な場合も有るでしょう。
磨くとこんなにキレイになるんですね!
何とか、生まれ変わると良いですね(#^.^#)
きまマジックにかかれば、きっと、
生まれ変わりますね(#^.^#)
但し、6年も経ちましたので、これで固まっている様なので、修正してみます。
12フレット迄でも音がきちんとでたら、いいのですが。
しかし高そうな楽器ですね。
それ程大した事はしてないよ,,,飾っておくだけじゃ何だから,一度くらい音を出してあげたかっただけです。
なんでなのでしょう?(-。-;
弾いてあげないとかわいそうですものね、、
続き頑張ってください!!
100本販売された5番目に作られたものなのです。
当時、何処かの会場に展示されてスポットライトをずっと当てられて飾られていたらしいのです。
それがネックへの悪影響と成ってしまったと言う事だった様です。
ギターも中に金属のロッドが入ったものはネックの修正が出来るのですが、ウクレレでトラスロッドが入ったものなんかありません。
これ、中に入っている材料でも音に影響が有るのです。
ネックも振動しますから、当然ですね。
1年程重しを掛けて置いたりしましたが、駄目で諦めました。
ちょっと曰く付きに成って、音も出さずに可哀想だなと思ったのが、いじってみようと思った切っ掛けです。
気の毒なウクレレでした。
だめもとで、調整するのも
ちょっち気が引ける希少レイラニさんです。
今、削って判った事ですが、アヌエヌエと比べても可成りネックが狂ってしまっています。
少し難しかったかもしれませんが、もう少しやってみます。
でも、マホガニーやブリッジに使われているローズウッドも、後期のものより材質は良材が使われているのが、惜しい所です。
ネックも幅が広いです。