「張栩の詰碁」はとても良い詰碁集だと思うが、「私にとって」最高ではない。
5つ星満点で、4つ星半というところか。
些細なことだが不満がないわけではないので、それを書き記しておく。
ただ内容に関することでなく、本の作りに関する本当に個人的好みの話。
言いがかりだとすら言われそうなので、読み飛ばしてもらっても大過ないと思うが…。
こう書くとかえって読みたくなりますか(笑)。
一つは表紙がダサい。
特にタイトルの題字がゴシック文字なのが許せない。
背景が薄い緑色のところも、何だか全体が安っぽくなっていて嫌だ。
流麗な内容からしても行書体での題字が良かったと思うし、そもそも私はシンプルでスタイリッシュな表紙が好み。
しかしこれは表紙を担当したデザイン会社のせいで、名人に罪は、ない。
二つ目に本文中の図、文字が不当に大きすぎる。
また余白も多い。
結果A5判という大きな判で、しかも分厚くなり、持ち運びしにくくなっている。
レイアウトを巧く調整すれば、何とか「石の形集中講義」の大きさぐらいには出来たように思う。
これは…佐野真氏(構成担当)に罪が、ある?
ただこれについては、善意が徒になった可能性もあるか?
出版事情がよくわからないから何ともいえないが、本の大きさや厚さが変わっても値段は変わらないなら、年輩の方に向けた気遣いだともとれる。
大きい方がお得感がある(?)かもしれないし。
ただ私は図が小さくても(ここはhidewさんと好みが一致?)、文字がそれなりにギッシリ詰まった本に恍惚感を覚えるので、この傾向はいただけなかった。
案外、厚さから受ける印象より中身がない可能性も。
三つ目はかなり大きな問題かもしれない。
それは一部解答編のレイアウトが、上下二段組になっていてそれぞれ上と下で、別の問題の解答が進行している点だ。
いわゆる「出来るだけ自力で解きたい人」には、下の問題の解答が眼に入ってしまう可能性があってイライラすると思う。
上下で別問の解答を進行させる必要性がないし、何故こういう形にしたのかわからない。
これはハッキリ、レイアウトの失敗に思える。
夏の過ちでは、ない。
四つ目は値段が高いこと。
毎度五月蠅い上に、貧乏たらしくてすみません(汗)。
ただ折角の「幅広く詰碁に親しんで欲しい」という想いが、本の値段で妨げられては元も子もない気がする。
実戦譜詳解が3局もあるし、値段より全然高いということもないだろうが、もっと安く広く読んで欲しい本だけに残念。
もっともこちらは出版社の「商売」という「大人の事情」もあるから、口出しすべきところではないのだろうが…。
しかし、泉美ちゃんとは関係、ない。
五つ目はずばり、タイトル。
同じ大きさの「至高の詰碁」が出ているんだから、次は「究極の詰碁」で決まりでしょう(by 『美味しんぼ』)!?
といっても、「美味しんぼ」とMYCOMとは関係、ない。
5つ星満点で、4つ星半というところか。
些細なことだが不満がないわけではないので、それを書き記しておく。
ただ内容に関することでなく、本の作りに関する本当に個人的好みの話。
言いがかりだとすら言われそうなので、読み飛ばしてもらっても大過ないと思うが…。
こう書くとかえって読みたくなりますか(笑)。
一つは表紙がダサい。
特にタイトルの題字がゴシック文字なのが許せない。
背景が薄い緑色のところも、何だか全体が安っぽくなっていて嫌だ。
流麗な内容からしても行書体での題字が良かったと思うし、そもそも私はシンプルでスタイリッシュな表紙が好み。
しかしこれは表紙を担当したデザイン会社のせいで、名人に罪は、ない。
二つ目に本文中の図、文字が不当に大きすぎる。
また余白も多い。
結果A5判という大きな判で、しかも分厚くなり、持ち運びしにくくなっている。
レイアウトを巧く調整すれば、何とか「石の形集中講義」の大きさぐらいには出来たように思う。
これは…佐野真氏(構成担当)に罪が、ある?
ただこれについては、善意が徒になった可能性もあるか?
出版事情がよくわからないから何ともいえないが、本の大きさや厚さが変わっても値段は変わらないなら、年輩の方に向けた気遣いだともとれる。
大きい方がお得感がある(?)かもしれないし。
ただ私は図が小さくても(ここはhidewさんと好みが一致?)、文字がそれなりにギッシリ詰まった本に恍惚感を覚えるので、この傾向はいただけなかった。
案外、厚さから受ける印象より中身がない可能性も。
三つ目はかなり大きな問題かもしれない。
それは一部解答編のレイアウトが、上下二段組になっていてそれぞれ上と下で、別の問題の解答が進行している点だ。
いわゆる「出来るだけ自力で解きたい人」には、下の問題の解答が眼に入ってしまう可能性があってイライラすると思う。
上下で別問の解答を進行させる必要性がないし、何故こういう形にしたのかわからない。
これはハッキリ、レイアウトの失敗に思える。
夏の過ちでは、ない。
四つ目は値段が高いこと。
毎度五月蠅い上に、貧乏たらしくてすみません(汗)。
ただ折角の「幅広く詰碁に親しんで欲しい」という想いが、本の値段で妨げられては元も子もない気がする。
実戦譜詳解が3局もあるし、値段より全然高いということもないだろうが、もっと安く広く読んで欲しい本だけに残念。
もっともこちらは出版社の「商売」という「大人の事情」もあるから、口出しすべきところではないのだろうが…。
しかし、泉美ちゃんとは関係、ない。
五つ目はずばり、タイトル。
同じ大きさの「至高の詰碁」が出ているんだから、次は「究極の詰碁」で決まりでしょう(by 『美味しんぼ』)!?
といっても、「美味しんぼ」とMYCOMとは関係、ない。
GO!さんの言うように確かに上下2段のレイアウトはみずらいですね。(表紙は、「囲碁の本だし」ということであまり気になりませんでした。文字のバランスはイマイチとは思いましたが・・)
なんだか工夫を凝らそうとしてかえって読みにくくなってる面もありそうです。
「張栩の詰碁プロトタイプ1」といった所でしょうか。
でも、幸せいっぱいのコラムがあるので売れるかも。
続編はもっと読みやすくなることに期待ですね^^;。
でも私と同じような不満も感じましたか(汗)。
そうですね。
続編が出て改善されればいうことなし。
ただ本書のように「幸せいっぱい」にするのは難しいかも。
そういう意味でやはり本書は貴重ですね。
> 表紙は、「囲碁の本だし」ということであまり気になりませんでした。
そういう認識を棋書はもたれているのは、やっぱりマズイ…というのは穿ちすぎでしょうか(笑)。
図書館でこの本があれば、始めの問題部分だけコピーして持ち帰るのが良いかな、なんて思いました。解説図があると考える前に見てしまいますからね。やはり創作詰め碁は自分で色々な手を考えて、その奥深さを発見するのが楽しいので^^。
>そういう認識を棋書はもたれているのは、やっぱりマズイ…というのは穿ちすぎでしょうか(笑)。
これが、デザイン関連の本であるなら、問題でしょうが・・。
私がGO!さんほど棋書の表紙にこだわりを持ってないだけですよきっと。特に詰め碁本に関しては、問題図と解答図、optionで参考図があれば後はどうでもよいと思ってるので。
それにこの本は、"張栩" というネームバリューがすごいので、表紙のデザインでとにかく "張栩" という文字を目立たせれば、他がどうであれ、売り上げにはあまり響かないという出版社側の狙いもあったり・・(これこそ穿ちすぎかな^^;)。
あらら?
予想外(笑)。
いろいろな変化図の解説があるのが、mmicさん向けかと思ったのですが、
> 自分で色々な手を考えて、その奥深さを発見するのが楽しいので^^。
変化をも「自分で」考えないと気が済まないとは…。
細かい解説は蛇足ですか。
凄い(笑)。
思った以上に強者なんですね。
mmicさんをあなどっていましたよ。
> "張栩" というネームバリューがすごい
うーん、だといいのですが(汗)。
題名(張栩の詰碁」への不満)にちょっと驚いたので、一気に読ませていただきました。個人的に良い本だなぁと思ったので、きつい内容でなくて少し安心しております^^
自分も"張ウの詰め碁"を買いました。
今までは、字や図の小ささや解説の不親切さから詰め碁の本を読んでこなかったので、文字や図が大きい点はとてもありがたく感じました。
また、他の本と違って問題が段階的に解けるという、読者を置いてきぼりにしない点には感心させられました。出題された時点での詰め碁はほとんど解けなかったのですが、それでもどんどん読み進められるので、楽しくページをめくることができました。
問題が上下二段階に分けられてるのは、確かにちょっと困りますよね。自分は半分を辞書なんかで隠して解いてますw
本記事は良い本だということを踏まえて、より高みを目指して欲しいという、細かい注文でした。
一気に読んでいただいて、ありがとうございます♪
尚、上下二段に関しては「voice of stone」というブログで、むしろ好意的に評価されています。
http://stone.dialog.jp/voice/view/1379
それでも私は上下二段でない方がありがたかったのですが、コロさんの「字、図が大きいほうが良い」というご意見も含めて、やはり人によって好み、受け取り方は色々なのだなと感じました。
「張栩の詰碁」に慣れたらまた以前とっつきにくかった、他の詰碁にも挑戦してみてください。
案外、以前よりわかるようになっているかもしれませんよ♪