ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

大阪・堺のカジュアルフレンチ アッシュ

2010-05-21 00:35:58 | オーダー風景透明水彩画

Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「アッシュ」 透明水彩画 (380×280) 2010年作 大阪(個人蔵)


「アッシュ」
この絵はオーダー作品です。
今回のお題は、フレンチレストランのお店の中と外
オーナーシェフの戸川さんとは幼なじみで、小学生の時からのお付き合いです。

店を開店されたのが5年前
その時に植えた苗木が、今は大きく立派に育ってお店のシンボルにになっていまして、
その木を境目に、お店の中と外を合わせました。
中は厨房で真剣勝負中のシェフとテキパキ働くスタッフ、和やか雰囲気の店内と戸川さんのご家族さまを描き入れ、
外は草原にして、お店の顔の一部と花と木です。

右下に描いてある青い花のプランターは実際にあるものなのですが、
そのプランターには小さなプラスチィック製の鉢が、鉢ごと二つ植えてありまして、
表札にはそれぞれ
「ミニトマト」
「花?」
と描かれています。

これにはエピソードがありまして、
今年の2月、小学生の女の子二人組みが、お店の前に鉢を二つ置いて走り去りました。
それを見ていた戸川さんが、すかさずドアを開けて

「おーいまてー なんやこれわ~」

女の子達が戸川さんの声で戻ってきたので、優しく事情を聞いてみると・・・・・

「実は公園で遊んでいたら、おじさんにミニトマトとお花の種をもらったんです」

で、鉢に植えてお家に持って帰ったら、親に捨てなさいと言われたみたいで、
捨てるのは可愛そうだから花や木の茂っているアッシュの前に置いておいたら
ついでに水をやってもらえて育つのではないかと思ったらしい。

すっ 捨て種!

しかも種が埋めてある土はグランドの痩せた土みたいで、芽が出るかどうか怪しい・・・・
怪しいながらも戸川さんは結局この捨て種を育てることにいたしました。

バレンタインの日
「捨て種」女の子二人組がもじもじと現れ、戸川さんにハート型手作りのチョコをプレゼント♪
嬉し恥ずかしそうに去っていきます。
昔から女の子にモテていた戸川さん・・・・・・・衰えていませんね。

チョコで気合が入ってしまった戸川さんは、

「芽でーへんかったらどうしよう! 芽でーへんかったらどうしようぉ!!」

夜も眠れないぐらい心配になってきます。
で、ついに保険ミニトマトの苗を買ってきて横に植えてしまいました。
ミニトマトが沢山実をつけたら二人を店に招いて、ミニトマトのサラダをご馳走したいそうです。


きっと いい話だ~


■ここからはグルメブログっす

アッシュさんの美味しいフレンチは、以前にも紹介させていただきました。
カジュアルフレンチ アッシュ

以前のお店の内容と少し変更点がありますので、今回もご紹介です。

■ランチは1350円・2100円・2700円・3900円の4種類

■ディナーは4500円~8000円のシェフおまかせコースのみで、お客様の予算とリクエストでアレンジしてくれます。

ランチ・ディナーいずれもお一人様の価格。
混んで入れない時がありますので、予約された方が賢明です。


今回は、ランチのシェフおまかせコースです。
が、素敵なレストランで美味しいワインを飲み、楽しい話がはずみ、
料理を食べることに一旦停止ができなくなってしまって、
写真は前菜のみになってしまいました。
ごめんなさい!


■前菜 季節の旬の魚貝と季節のお野菜のバリエ

右下に写っているのはアワビで、
アワビのはらわたソースが海草の香りを、お洒落ににじましていますものですから、
白ワインの進むこと!
サザエは見た目つぼ焼き風ですが、上品にフレンチ調理されていて、
この美味しさは新発見。
手長えびは、かるくあぶった香ばしさが甘みをまして美味しく、
春山菜の少し大人の苦味とあわせて食べると
かなりテンション上がる旬の美味しさですよ。

あと色々素敵な料理が出てきますが、
写真がないので続きはお店にて食べてくださいませませ♪

現在お店では、モロッコと小浜島の透明水彩画がご覧になれます。
戸川さんの美味しいフレンチ料理と合わせてお楽しみいただければ幸いです。

■住所
カジュアルフレンチ アッシュ
〒599-8236 大阪府堺市中区深井沢町3101
Tel/Fax 072-277-1102
【OPEN】Dejeuner am11:30~pm1:30(L.o.)
     Diner pm5:30~pm8:30(L.o.)
【定休日】月曜日・祝日の場合、翌火曜日休み

■以下の写真はオーダー制作でお作りしたお店の名刺です。
お店へのアクセスにご利用ください。

■名刺の表




■名刺の裏



追伸:

出たそうです
   
芽が・・・・・・・♪



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大阪・福島区のイタリアン 「ラ・カッレッタ」

2010-05-12 14:50:53 | オーダー風景透明水彩画

Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ラ・カッレッタ」 透明水彩画 (380×280) 2010年作 大阪(個人蔵)


「ラ・カッレッタ」
この絵はオーダー作品です。
今回のお題は、お店の中と外

草の仕切りを入れて、お店の外と中を上下でドッキング。
中は和やかなオーナーご夫妻さんの世界を描きこみ
外はお家の二階ベランダにオーナーファミリーさん達を描き入れ、
豪華フルキャストになっています。
お店の看板が木製のかっこいい仕上がりになっていて、
オーナーシュフがこだわって作られた赤のドアとピッタリでした。
お店は今年2月オープン

オーナーシェフの宮田さん(てっちゃん)とはベネチア滞在時代からのお付き合いですが、
あのころからまったく変わらない、大らかで真っ直ぐなお人柄は料理にも現れていまして、
一途な本物志向と状況に応じた鋭いピント合わせは抜群です。
北イタリアで7年間修行された、宮田さんの料理で譲れない要素は基本ベースだそうで、
オリーブオイル、塩、にんにく、唐辛子、一月しか持たない北海道産生バターなどは
素人が手を出せないものばかり。

今年の3月末ごろに、ベネチア仲間と久々の同窓会を宮田さんのお店でいたしました。
宮田ご夫妻を含めて皆共通の仲間ですが、宮田さんだけは黙々と最後までお仕事(毎回)。
で、その時の貴重な料理の写真をサンミケーレ宮さんから提供していただきましたので、
(私は食べることで気持ちが興奮してしまい、写真を撮れません!)
ご紹介いたします。

ここからはグルメブログ♪

■昼のランチは日替わりの前菜野菜と、日替わりパスタと、あとコーヒーかデザートを選べて千円。
美味いよ~写真ないけど
野菜のうまみがシンプルに上質な基本ベースで優しく包まれ、口の中でしっかり長く楽しめます。
パスタは宮田さんお得意の味付けと、その日の材料と気分で決めるそうです。

■夜はアラカルトとおまかせコース(お一人様4千円~)。
おまかせは予算に応じてお好みの内容をアレンジしていただけるので、
らくちんで新発見があって楽しいです。
昼のランチの乾麺と違って、パスタは手打ちを使用(宮田さんの手作り)。

で、私達はいつもおまかせコース♪



■一品目 生ハム盛り合わせ

これは凄い!
どれもレアな貴重な上質イタリア製
サラミ最高っす♪
あー思い出すな~
北イタリアの山のサラミん。




■二品目 本マグロになる手前のヨコワ以上のヒッサゲ(マグロ)のイタリア風たたき

たまら~ん♪ 
ほどよく若くて軽く脂の乗ったヒッサゲ(マグロ)のイタリア風たたきは、
プロセッコとぴったりです♪




■三品目 子持ちヤリイカのサラダ

噛むたびに卵がイカの中で奥行きとなってどこまでも広がって行きますが、
サラダの爽やかさとトマトのコクで気持ちよくまとまり、
味わいの平衡感覚がほどよくウォーミングアップ♪




■四品目 若鮎のフリット

若鮎の軽い苦味がサクッとお口の中でころがり、
上品なソラマメと仲良く楽しめて美味いです♪




■五品目 富山湾産ホタルイカと春野菜のタリアテッレ
(あぶなく食べきってしまう前に撮影に気づきました。)

ホタルイカの濃厚な味わいと苦味の利いた菜の花と、やさしく甘い香りのソラマメと
宮田さんが夜なべして作った手打ちパスタのハーモーニーは、
一度食べたら忘れることは出来ない美味さ♪




■六品目 猪のラグーパスタ

岡山産イノシシのパンチの効いた濃厚なソースは大きめの手打ちパスタとピッタリで、
お口に入れますと、何か激しい衝撃と少し遅れてくる幸福の津波が、
どっと押し寄せてくるぐらいのノックアウト系超美味っす。
が、今年は既に禁猟でこの時が最後。また来年♪




■七品目 手長エビとアサリとお魚のアクアパッツァ!

海の連合軍は無敵艦隊ですね~
パスタにして食べたいぐらいっす♪




■付け出し パーネ

宮田さんは毎日パンを焼いていまして、コシのある食感のシンプルな美味しさが特徴です♪




■八品目 鴨のブラットオレンジソース!

肉はジューシーで、オレンジの導きに気持ちよく反応した鴨のエッセンスが皮にしっかり封印されていまして、
ソースとからめて食べるたび、ほどけてゆく美味しさにホッペが落ちそうになりました。イモがまた美味い♪


ワインは、シェフこだわりの北イタリア系をメインにリーズナブルな価格で用意されており、
色々楽しめます。(生ビールあり)

私達のイタリア同窓会は6時から始めたのに、
だらだら飲みながら楽しんだものですから
デザートとコーヒーまでたどり着けませんでした。
終電のばかやろ~ぉ。

で、後日 サンミケーレ宮さんは、どうしてもエスプレッソのシメが欲しくてコーヒーだけ飲みに行ったそうで、同感です♪
(注意:喫茶店ではありません。)



お店の地図です。路地中にお店があるので、分からなければ電話でご確認ください。

■お店の住所
「ラ・カッレッタ」 大阪市福島区福島3-11-22 〒553-0003 Tel/Fax 06-6453-2088
営業時間 Lunch 12:00-14:00/Dinner 18:00-(L.O.21:30)日曜・祝日定休
JR東西線「新福島」駅②出口から徒歩約3分/JR環状線「福島」駅から徒歩約6分

現在ラ・カッレッタには、私のイタリア滞在時代の油絵や
最近の透明水彩画を展示中ですので、美味しい宮田さんのイタリアンと合わせて
お楽しみいただければ幸いです。
お店の絵入り名刺は宮田ご夫婦さんに言えばもらえますよ♪


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高照寺さんの寺子屋くらぶ

2010-05-10 17:50:28 | 透明水彩画おおさか
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「高照寺さんの寺子屋くらぶ」 透明水彩画 (880×700) 2010年作 大阪(高照寺蔵)



「高照寺さんの寺子屋くらぶ」

絵は小浜島帰りで、海の中のイメージが心の中で大きく漂っていたせいか、
珊瑚礁のにぎやかな生き物達の世界とダブっています。
ちょっと不思議な竜宮城。

この日の寺子屋くらぶはゲームの日で、ちびっ子さんたちはお勤めが終わると大はしゃぎでした。
風船ゲームやチーム対抗戦なんかもあって、皆本気に取り組み笑っています。
黙祷(もくとう)になっても遊び好きのヤンチャっ子の笑いのリズムは止まることを知らず、
肩を震わせてクスクスしていることに、また笑いがこみ上げてきて、
制御不能の大爆発!

お住職さんが「コラぁ!」

お住職さんが叱りに来ると、
目をつぶってクシャクシャのクスクス顔で無実のアピール!
なかなかやりますね~

私も小学生のころは、何度怒られても
このクスクスが止まらず、よく廊下で立たされました。

スリル満天のクスクス
ささいなことで笑える無邪気さ
大人になると少なくなったような気がしますが、
無くなると寂しいし、間違うと大爆発。
コントロールの難しさがたまりませ~ん♪



高照寺さんのホームページはこちらからご覧になれます。
http://www.koshoji.net/

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コーリング

2010-05-07 11:10:01 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「コーリング」 透明水彩画 (380×280) 2010年作 大阪(個人蔵)

「コーリング」
この絵はオーダー制作です。
今回のお題は、くるま屋さんの絵。

車はワゴンRのドレスアップカーが主力のお店で、名前のコーリングは天職という意味だそうです。
車マニアでなさそうな社長さんにコーリングの名前の由来を聞いてみますと、
私のようにダイレクトな「絵大好き♪絵描天職!」系ではなく
ビジネスとして、買い手と売り手の真ん中で判断できる「こと」みたいです。

んんんん・・・・・・

凄いバランス感覚。


お店は社長さんの好きな青色の大きな看板が掛けられていて、
ヤンチャな軽自動車が所狭しと出番を待っています。
奥では従業員さんがテキパキと車を整備されていまして、
社長さんはオフィスでコーヒーを飲みながら耳に付けた携帯電話で天職中。

車には若者の思いが
働く場所には働く人の思いが
お店全体には社長さんの思いが形となって現れていました。


オーダー制作作品にプレゼントしている名刺をオプション追加されまして、
表は絵の全体と、お店のロゴとアドレスと個人名。
裏はQRコードと、絵の中でそれぞれ働いているシーンの切り抜きを大きく入れて、
個人の絵付き名刺に仕上げました。

名刺が出来上がり従業員さんが言いました。


めっちゃ嬉しいっす!
最高っす!

が、エンジン積み下ろしの一番かっこいい~いシーンを描いてほしかった・・・・っす♪



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