翻訳屋さんの日記

駆け出し翻訳者の日常です。

単語力

2005年07月31日 | お仕事
先ほど、英訳の仕事を仕上げました。うーーん、難しいですね。
日本語の表現に“こあくま系の美しさ”という表現が出てきました。どう訳したら上手な表現になるんだろう??と悩みながら考えたのが、

a little bit snobby but enchanting

です。
“こあくま”という表現から思い浮かぶ印象は、2つ。一つは、とってもかわいらしくっていたずら好きな感じ。なんとなく少年漫画とかに出てくる女の子のイメージ。もう一つは、とても高飛車な感じがあるんだけれど、どうしてもハマってしまう大人の女性という感じ。前後の文章から二つ目のニュアンスで使っているのだろうと判断して、上の訳になりました。

あと、今回の一連のエッセイの中でよく出てきたのが、“○○にはまっている”という表現。簡単に思いつくのは“crazy about”なんですが、日本語の“はまっている”の方が実は幅が広いように思います。

“crazy about”だと、“I'm crazy about her.”なんて感じに、もう他に目がいかないくらいの印象で使われる事が多いけれど、“はまっている”は、趣味にしている、今ちょっと注目している、くらいのニュアンスも含まれているように思います。口語で使われる場合なら、crazy aboutに近いかもしれませんが、文章となると、実はそうでもないけど“はまっている”を使う場合もあるような。違うでしょうか?

例えば、
“今、野球(の試合を見る事)にハマっているんです”を“I'm crazy about watching baseball games.”というと、なーんか違和感がある気がしませんか?
この場合なら、"I enjoy watching"くらいでちょうどいい感じかな?

そんな事をつらつら考えていると、やっぱり英訳をするにはもっと単語力がないとだめだなぁ。。。という事を実感しますねー。まだまだ修行が必要です。

日本語と英語とロシア語と

2005年07月30日 | 日常
今日は、ロシア人のお友達が長男をみてくれるというので、久ぁーーーーーしぶりに昼間一人で仕事ができる時間が持てました。学校が夏休みにはいってもう1ヶ月以上が経っています。そして、まだ1ヶ月残っています。

夏休み、長すぎ!!

このお友達、Vさんというのですが、実はダンナ様が日本人。でも、ダンナ様はロシア語がわからず、Vさんも日本語は得意ではないので、夫婦の会話は英語。そんなんで夫婦をやっていけるのかなぁ?なんてちょっと興味(失礼!)を持っていました。

保育園に行った次男をPick upしてから、長男をVさんの家まで迎えに行くと、当然のように帰りたくないという。Vさんには、小学校3年生と1年生の男の子がいるので、とてもよいお友達なんです。(しかも、彼らは日本語がしゃべれるし。)Vさんの誘いに甘えて、ちょっとお茶でも・・・なんて上がったのがまずかった。結局家に帰ったのは夜の8時を過ぎていました。

Vさんの家は、いわゆるコンドミニアムというタイプで、恐らく築20年以上は経っているとは思いますが、見た目はとてもきれい。アメリカの家は、築30年くらいなら修理を重ねているので、新品のように“見え”ます。我が家が築100年という古い家なので余計かもしれませんが。

それでも、彼女曰くいろいろと不満な点は多いのだそう。我が家は古いけれど、不満といえば風呂場とトイレくらいで、あとはこれといった不満はないように思います。ま、夏場には開きにくくなるドアとか、冬場にはどこからともなく入ってくるすきま風とか、不満を言えばきりがないし、100年前じゃあきらめるしかないと思っているところも多いのだけれど。要は気の持ちようという事か。

6時過ぎにダンナ様の登場。一度、ちらっと見かけた事はあったけれど、話をするのは実はこれが初めて。ロシア人の奥様を持つ日本人男性ってどんな感じの人なんだろう?という興味もあって、ついつい話は長くなって・・・。どうやら、そのダンナ様は子供の頃にアメリカに滞在していたらしく、しかも大学もアメリカのようで、やっぱり普通の日本人男性ではなかったんですね。

ダンナ様とVさんとは、英語で、私とVさんも英語で、ダンナ様と私とは日本語で。子供達は、私とダンナ様には日本語で、Vさんにはロシア語で、家の子供達はVさんにも日本語で・・・と。それでもちゃんと通じるのだから、すごいねーーと妙な所で感心していました。どうも日本人同士で英語を使うのって、恥ずかしいですよね。とってもWeirdな感じがします。

お互いに母国語でない言葉で生活するのってストレスじゃないのかな?なんて思うのですが、彼らを見ていると、パーフェクトじゃない言葉でも慣れてくれば、あ・うんの呼吸でわかってくるものなんだな・・・という感じです。ダンナ様の英語はかなりお上手でしたが・・・。

最近、家に籠もって仕事ばかりだったので、久しぶりに人と話しをした気がします。たまには気分転換もしないとダメですね。楽しいひとときでした。

おめでとう!

2005年07月29日 | 日常
立て込む時は、どうして重なるのでしょうか。この間の英訳の追加がまた入ってきました。エッセイを2編ほどだそうで、月曜までで良いというので引き受けることになりました。英訳は週末に片づけようと思います。これがうまく平均してくれると嬉しいのだけれど、どうもうまくいかないものですね。

さてさて、ここの所お友達のおめでたい!お話が続いて嬉しい限りです。皆さん、既婚者なのでご結婚の次のおめでたです。いやーどんな顔してるのかなーって、今から楽しみですね。

私がまだ子供が一人だけだったとき、自分の子供といえば長男の事で、これに新しい別の顔が加わるって、どういう事なんだろうってちょっと想像できませんでした。でも、出てきてしまえば、1番目と2番目、ではなく、二人ともが1番目なんですよね。この感覚は不思議だなーって最初よく思いました。

何はともあれ、めでたい。

妊娠は伝染する、っていう話を聞いたことがあるのですが、どうやらこれは本当らしいのです。元ネタがなんだったのか忘れてしまったのですが、妊娠している人の近くにいる女性は妊娠しやすくなるそうで、同時期にたくさんの女性が子供を産めば、お互い助け合う事で子供の生存率があがるという本能だとか。それだけ子供を産み、育てるという事が、本来は簡単な事ではないという事なんでしょうね。

確かに私が長男を妊娠した時、女性の少ない職場で妊婦なんてめったにない職場だったのにもかかわらず、同時に3人の妊婦が職場をうろうろしていました。これも不思議ですよね。

無事で元気な赤ちゃんが生まれてきてくれる事を祈っております。
さて、次男が腹が減ったとうるさいので、これから食事の準備をします。

Good idea!

2005年07月28日 | 自分のこと
先ほど、昨日とどいた仕事を納品しました。ここの所ずっとチームで作業していたので、他の人と表現を合わせることに神経を使ってばかりでした。なので、今回はなんだかのびのび出来た気がします。こういうチーム作業がIT翻訳が嫌われる原因の1つなんでしょうね。確かに、疲れるのですが、それはそれと受け入れないとやっていけませんので、さくさくとやりますよ、私は。

最近、テレビコマーシャルで“Back to school”という言葉が聞こえてくるようになりました。“新学期セール”という事です。この言葉を聞くと思い出すのが、大学3年生の時に1ヶ月だけカナダに語学留学(?)した時の事です。留学なんていいつつ、語学学校に通っただけで大した事はなかったのですが、実はこの時が私の最初の海外滞在でした。

なんとなく、留学したいという夢はあったのだけれど、臆病な所もあって、夏休みの1ヶ月だけというなんとも中途半端な選択をしたのですが、この時の記憶は今でも大切な思い出です。

初めての海外を一人ですべて手配し、本当に一人で出かけました。確か、飛行機に乗るのもこの時が初めてだったと思います。この時の感覚では、“学校の英語も結構使えるじゃーん”っていう感じでした。通常の生活をしたり、多少の交渉事くらいなら、誰でも何とかなるもんなんですけどね。なんせ超田舎者でしたから、Yesが通じただけでも感動していたと思います。

滞在したのが8月の1ヶ月ですから、街のモールには“Back to school”と書かれた紙があちこちにありました。新学期セールの事と聞いた時には、なんだかピンと来ませんでした。でもそれがとても強烈な印象として残っているのです。

この滞在中にもう一つ印象的な言葉が、先生(確かエイデンだったか、アランだったと思います。)が私に“Good idea!”と言ってくれたことです。

語学学校の授業中、世界中で、どんな宗教の人がどの位いるのか?というような話になり、グループでディスカッションするという話でした。グループには、いろんな国の出身の人がいたので、それぞれの出身国については詳しいだろうから、ヨーロッパ、アジアそれぞれの国の割合を掛けて、最後に合計したらよい、というような事を言ったのです。それを先生が“Good idea.”と。

私は、こんな大したことない意見なのに“Good”なんて言ってもらえるなんて!と感激したのです。日本人は褒められ慣れていないですよね。私だけかもしれませんけど。

で、この感激が大きな誤解であった事は今ならわかります。

アメリカ人が(イギリスではわかりません)Goodといえば、それは大抵“普通”を意味しているんですね。“That's a good idea.”といえば、“いーんじゃない?”位の意味で、Goodには大した意味がないのです。本当にすごいと思った時には、outstanding!とか、excellent!となります。excellentも、大した意味はないかもしれませんが、Goodよりは認められていると思います。

10年近く、私の中で嬉しかった思い出として残っていたこの出来事ですが、今は単なる笑い話。無知だったという事ですね。


日本の英語の授業

2005年07月27日 | 雑感
昨日、大量の仕事が入ったと思ったら、今日はまた別の仕事が入ってきました。こちらは納期があさってまでなので、今日の分を先にやって、昨日の仕事は納期をちょっと延ばしてもらうことになりました。暇な時はヒマなのに、仕事が立て込む時はこうなるのはなぜなんでしょうか?

前に、私の英語勉強法の1つに無料のメルマガがあることを書いたと思うのですが、昨日とどいたメルマガで文法について説明しているものがありました。

前後は除いてその説明は、「未来のことでも条件・時を表す副詞節では現在時制を使います。」とありました。高校の文法の授業ってこんなだったなーって思い出しました。ま、その半分以上は聞いていなかったんですが。

で、文法的に話をすると、きっと正しい言い方なのでしょう。でも、“未来のことでも条件・時を表す副詞節では現在時制を使う”と覚えても、英語は使えないように思います。だって、なぜか?がわからないですよね?英語という言葉の時間感覚とか、willの本当の意味している事とかがわかれば、そんなややこしい事いわれなくても、どの時制を使うべきか、は自ずと決まってくるように思います。

中学生の時、
(1)You are my friend.
の否定形は、
(2)You aren't my friend.
と習いませんでしたか?
実は、(2)の文章は、聞いたことがありません。そんな事を面と向かって言う人はいないよ、というのではなく、You aren't~という言い方はしません。

You're not my friend.
They're not my friend.

です。
aren'tという表現は、付加疑問の形(You are his friend, aren't you?)以外では、通常使うことはありません。

私は特に高校の文法のクラスはほとんど聞いていなかったので、あんまりあれこれ言えないんですが、もうちょっとPracticalな方法はなかったのかな?と思います。
英語を理解するようになって、あの「文法」というものは何だったんだろう?と思うことが多いのです。もちろん、役に立っていることもたくさんあるし、英語の理解に文法は欠かせないと思っているんだけど。

なーーんか、ちょっと違う、と思ってしまうのです。

Cardinal

2005年07月26日 | 日常
今日は、朝に仕事のファイルの連絡があり、納期は火曜日とのこと。ほいほい、わかりましたっと・・・。ファイルを開けてびっくり?え?80ページもあるの?明日まで??一瞬、頭の中が真っ白になり、あせってメールを確認すると、火曜とは来週の火曜。あーーびっくりした。

うちの子供達、一番手を焼くのが食事です。とにかく、遅い!長男もかなりのものだったんですが、最近はかなり早くなりました。彼は小さい頃は本当に小食で、ちょこーーっとしか食べないんですが、とにかく遅い。2時間なんてザラでした。次男もこれまた遅いのですが、長男ほどではない。彼はそもそも大食いなので、ゆーっくりご飯を食べ終わった後に、“ご飯おかわり!”とか、“バナナちょうだい!”と驚きの言葉を発してくれます。

今日は、長男の宿題が終わっていないので、食事が先に終わった長男には先に歯磨き・お風呂と雑事をやらせて、次男を待ちきれなくなった私は洗濯物を片づけ始めました。こうなると、次男は本気でのんびりしはじめます。

テーブルで次男が一人、食事とにらめっこしていると、窓の外から鳥の声が聞こえてきました。

鳥:“つめきりつめきり”
次男:“ちゅめちゅりちゅめちゅりちゅめちゅり”
鳥:“つめきりつめきりつめきり”
次男:“ちゅめちゅりちゅめちゅりちゅめちゅり”
鳥:“つめきりつめきりつめきり”
次男:“ちゅめちゅりちゅめちゅりちゅめちゅり。なんかさー、うるさい鳥がいるんだよねー。”

なーーにを言っているんでしょうか。この鳥、多分Cardinalという鳥だと思うのですが、“つめきりつめきり”と言っているように聞こえるのです。鳥も次男の声を仲間の声と勘違いしたのか、二人でしばし会話していたようです。

・・・それにしても、楽しんでいたくせに“うるさい鳥”とは。。。がっくし。文才は期待しないでおきましょう。

一緒にあいちゃうの

2005年07月25日 | 日常
今日は3人だけの日曜日。朝からまったりと時間が流れています。隣のお兄ちゃん達がいてくれるので、子供達は彼らの所に遊びにでかけたり、おもちゃを分解してみたり・・・と、適度に楽しんでくれている様子。現在手持ちのおもちゃのほとんどは、引っ越しで処分する予定なので、壊そうが、何しようが大きな問題ではないので、電池式のおもちゃのネジを外したりして、長男には好き放題にさせています。ダンナの机で電気をつけて、真剣な表情でネジをくるくるさせている様子は、なんだかいっちょまえに見えます。

前回、ダンナが出張だった時には、長男と次男がgoof aroundしている間に、次男がDimeコインを飲み込んでしまって、その後数日間、金属アレルギーが出てしまい、夜も眠れませんでした。

今回は何が起こるのかな?と思っていたら、今日は長男が洗濯ひもを家の中で振り回していて、その一方の端が次男の目に当たってしまいました。ふえぇぇぇーと泣き出した次男。とりあえず目を見てみようと、目を開けさせようとすると、なぜか口が大きく開いてしまいます。私に似て大きな目をしている長男では全然感じないのですが、小さな目の次男の場合、よく見えるように目を開けさせようとすると大変なんです。まぶたを上下に開かせようとすると、左右から閉まってくる・・・という感じ。目の細い人ってこんな感じなんだなぁ。。。といつも新鮮に感じてしまいます。

で、なかなか泣きやまない次男の目を開けようとがんばれば、口ばかりが大きく開いてしまって、よくわかりません。開いている範囲が狭いものだから、白目がどうなっているのかもよく見えないし。ま、それでも多分、大した事はないだろう・・・と、しばらく抱っこしていたら、そのうち自分で涙と鼻水を私のTシャツの袖でしっかりとふき取り、泣きやみました。

家の子供達はこの“洗濯ひも”が大好きなんです。洗濯ひもに限ったことではないんでしょうけど、長いヒモを与えておけばそれが一番のおもちゃのようです。もちろん、洗濯物を干す場所を作るために買ったヒモなんですが、子供達が小さい頃からずーーーっと愛用している“おもちゃ”です。こんなに活用されたおもちゃは他にないですね。

さて、今日の晩ご飯は子供が好きなものばかりを作ります。子供達の食事時間が短くて済むものの方が私も楽なので、手抜きです。

YOUR BUDDIES!

2005年07月24日 | 日常
日本では、大きな地震があったようですね。震度5とか、6?とか。かなりの揺れだったと思います。それほど大きな被害は出ていないようなので、みんな大丈夫なんだろうと思っています。

私は東海地震が発生すると言われていた地域の出身なので、小さな頃から“大地震が来る”と脅されて?育ちました。まだその予知?は現実となっていないのが幸いなのですが、小学生の頃の校長先生の話で1つだけ覚えている言葉があります。“起こる前は悲観的に、起こったら楽観的に。”地震もそうですが、何事においても実際に起こってしまったら、その後の事は楽観的に考えるのが一番でしょう。子供でしたから、とても新鮮に聞こえて、今でも忘れない一言です。小学校の間に、校長先生の話を聞く機会はたくさんあったと思いますが、覚えているのはこの一言のみ。一言でも覚えている事の方がすごいのかも。

さてさて、我が家のアメリカ滞在もあと1ヶ月とちょっとになってきました。お別れという言葉が現実味を帯びてきます。

今日、子供達が隣のお兄ちゃん達と遊んで帰ってきたら、次男が青いバケツを手にしていました。バケツには、黒のサインペンで次男の名前とイラスト。そして底には“FROM YOUR BUDDIES McKENNA BOYS”と書いてあります。“Pap(パパ)がくれたんだよー”という次男。後で、そのPapに会ったのでお礼を言うと、このバケツは次男がお気に入りのものだったそうで、もう小さい子のいない彼らですから、次男にくれたのだそうです。“Your buddies”というのは、“特別な友達(=仲間)だよ”って感じで、そんな風に言ってくれるのがとても嬉しい。

彼らには、5人子供がいて、そのうち4人が男の子。うちの二人がしょっちゅう遊びにいくものだから、6番目と7番目として紛れ込んでいるかのよう。いつも一緒に遊んでくれて、まだ小さくてわがままな次男のことも本当によく面倒をみてくれます。

長男に、日本に帰ったら彼らにも会えなくなるけど、寂しくないの?と聞くと、“大人になったらまた来るからいい。それに、お兄ちゃん達も日本に来るかもしれないって言ってたもん。”との事。そうだね、そんなチャンスがお互いにあったらいいね。彼らの事を忘れないために、このバケツは大切に日本に持って帰ろうと思います。

ところでその長男に“大人になったらアメリカに勉強しにきたらいいよ。”というと、“えーーおかーさんも一緒にきてー。”だそうです。うれしいねぇ。。本当にそんな時がきたら、絶対にそう言ってはくれないのだろうけど、一緒についていくのもいいなぁ。。。なんて、本気で思ってしまいます。それまで覚えていてくれないかなぁ。。。

さて、今日から1週間ほどダンナがアイルランドへ国際会議に出かけました。子供達はどういう訳か私にべったりです。私だけの方が“甘い”という事がわかっているからでしょう。ま、たまには良いかと。

ドラマ:felicity

2005年07月23日 | 日常
最近の私のおすすめのドラマは「felicity」です。

大学生になったFelicityを主人公に学生生活のあれこれを描いたドラマで、単純といえば単純ですが、これがおもしろい!Funnyではないけれど、ついつい次がどうなるのかが気になってしまいます。英語もとてもわかりやすいので、英語の勉強には最適のドラマの一つ。

ストーリーもそうですが、なんといっても出てくる男の子達がいいですねー。かわいらしいし、ドキっとしてしまいます。Ben役のScott Speedman。どっかで見た顔・・・と思ったら、この前見た「The 24th Day」にも出ていましたね。ふにゃーっと笑う顔がなんともかわいらしい。

若いっていいねー。恋愛っていいねーーー。なんて、すっかり「おばさん」である事を自覚させられるんですが、こういう事がすべて非日常になっているから、余計にハマってしまうのかも。ヨン様じゃないですけど、おばさんが若い俳優さんに入れ込む気持ちがよくわかります。日本のアイドルの男の子達の顔はもう区別が付きませんが、Scott SpeedmanとScott Foleyの二人のScottから目が離せなくなっています。

アメリカのドラマを見ていると、ものすごく激しく言い合っても、“I'm sorry.”で何事もなかったかのように仲直りするという場面がよくあります。アメリカ人ってこんなにあっさりしてるのかな?と思ったのですが、この辺りはやっぱり“ドラマ”ゆえ、だそうで、アメリカ人も言いたい放題いわれたらやっぱり傷つくのだそうです。

それでも、英語って気持ちを伝えるという手段としては、とても使い勝手のよい言葉だなぁと思います。特に何かを主張したい時。日本語だと、断る、反対する、きっぱりと言い切る、という時にきっぱりと後ろめたさなく言い切る言葉がなかなか見つかりません。もちろん、英語にも言葉を選ぶ、適当にごまかす、婉曲的に言う、という表現はあります。

全体的に英語はとても合理的でシンプルに出来ているので、それを使う人の人間性が影響を受けている所は大きいと思います。アメリカ人が全体的に大らかなのも、広々とした国土だからだけでなく、使う言葉による所もかなりあると思っています。日本人とアメリカ人では、同じ“様な”事を意味していても、その感覚はだいぶ違っています。言葉の仕組みと思考の関係を考え出すと、とてもおもしろいんです。日本の英語教育も、文法の説明ばかりではなく、もっと興味がもてる、わかる内容を教えてあげたらいいのに・・・と、最近よく思います。

felicity

さんざんな午前中

2005年07月22日 | 日常
まだ昼過ぎだというのに、今日はなんだか散々です。

今日は仕事が休みだったので、朝長男を半日のキャンプに送ってから掃除・洗濯。午前中の間に図書館に行きたかったので、まとわりつく次男の気をそらそうと、絵本を読んだり、言われるがままにDVDを操作したり。でも、ここまではごくごく普通の日常。

昨日、図書館から督促状が届いていました。手続きの間違いだと思うのですが、本が返却されていないので、超過料金を支払って返しなさいとの事。でも、その本は私が借りたものではないのです。

で、準備が済んだら出かけようと思ったところ、「I SPY」を見始めた次男は図書館に行きたくないとだだをこねる。仕方がないので、しばらくつきあったのだけれど、彼は行きたくないの一点張り。“お母さん一人でいっちゃうよ。”“もう図書館に連れて行ってあげないよ。”“図書館でTrain借りようよー。”それでも、“一人でお留守番してる。もう行かないからいいよ!”とのたまう。彼も大きくなってきたという証拠よね。

ようやくDVDが終わって、もう一度見たいという次男を半ばダマして何とか連れ出しました。図書館までは車で10分くらい。たまたま前を走っていた車がのんびり走っていたため、次男の“まだ着かないのー”攻撃が始まる。私のせいじゃないっちゅーの。家の子供達、じっとしているのが苦手で、車で2、3分も走ると“まだー?”攻撃がはじまる。せっかち過ぎ!

ようやく図書館について、借りていたビデオを返しつつ、督促状の説明をしようとカウンターへ。私は返却の処理をする前に説明したかったのだけれど、おばちゃんはビデオにさっと手をかけ、私は“この手紙をもらったんだけど・・・”と話し始めたのがほぼ同時。すると“一度に二つの事はできないのよ!”とぴしゃっとおばちゃんに言われてしまいました。すみませんねぇ。。返却が済んでから再度聞いてみると、“あなたが借りて返していない事になっているとしか私には言えないわ。この本の番号を見て、本棚からこの本があるかどうかを探してくるしかないわね!”へっ?自分で探せってか?こんなに広い図書館で?借りてもいない本の場所がわかるの??このおばちゃんを相手にしても無駄と判断して、別のおばちゃんに。今度はさすがにおばちゃんが探しに行ってくれましたが、該当する本が見つかり、“誰かがあなたのカードを勝手につかって借りたのね!”と。え?悪いのは私ですか?

私の推測では、私がビデオを借りた時、私の前後の人が借りた本を、私のアカウントのまま処理したのではないか?と思うのです。そんな事を言っても仕方がない。料金を取られないで済んだだけでよしとしよう。

それからしばらく次男を図書館で遊ばせ、長男を迎えに行きます。この時にはもうお腹がすいてきた次男。車の中で、“迎えに行きたくないー。”を連発。はいはい、と適当に流しながら長男の学校に到着。全員が車で迎えに来るので、駐車場はいつも混雑。小さな子供が歩いていたりするので、ホント、注意が必要。二人を車に乗せて、車を出そうとすると二人が、“昼ご飯はなにー?”“卵焼きにしてー。ねー、おかーさーん!”の大合唱。こちらでは通常駐車場には前向きに入れますから、出る時はバック。車が次々に入ってきて注意が必要なのに、子供達は必死に私の注意をそらしてくれます。“あぶないから、ちょっと静かにしてて!”この辺からキレ始めてきました。

家に着くやいなや、二人から“ご飯まだーー!”まだ腕時計すら外していないというのに。昨日の残り物をあたためて、次男の好きな卵焼きをやいて。ご飯もあたためて。その間も“手伝い”をしたい次男が手を出してくれます。とりあえず、一番うるさい次男のご飯をテーブルに置き、長男を呼びます。残りの卵がまだフライパンの上なのに、次男は食べる気まんまんで“おかーさーん、切ってー。”そこへ来た長男が一言“なんで電子レンジのふたが開いてるの?”

ついにプチンときて、“おかーさんは忙しくしているんだから、蓋が開いたままになっていると思ったら、しめてくれたらいいでしょ!”

この位でキレていてはいけないんでしょうけど、もうちょっとRespectが欲しいというのは、わがままなんでしょうか。少なくとも、文句ばかりを言わないで欲しい、というのが私の心からの願いです。

とある所で読んだのですが、“人は誰かに傷つけられる事はなく、誰かの言葉を頭の中で反芻することで、自分で自分を傷つける”のだそうです。確かにそうですね。頭の中で言われた言葉がぐるぐるして自分で自分を追いつめるのでしょう。図書館のおばちゃんのように、余計な事を言っていると思った時には、びしっとその意思表示をしておくべきなんですね。そして、人の余計な言葉には耳を傾けない。あーー私もそういう心境に達してみたい。

図書館で次男を遊ばせていた時、1歳ちょっとくらいの男の子の双子を連れていたお母さんがいました。見ているからに大変そうで、一瞬たりとも気の休まる時がないのがよく分かりました。大変なんだろうな・・・と、ちょっとでも助けてあげたかったので、少しの時間でしたが、その子供達と遊んであげました。そのお母さんの“Thank you”を思い出して、ちょっとだけ救われた気がします。

もう一つ、平常心を取り戻してくれるページを見つけました。日本で放送されている保険会社のコマーシャルです。
http://stream.bmgjapan.com/oda_kazumasa/meijiseimei_cm/11_broad.asx
子供達に出会ったから得られたものも、たくさんあるんですよね。