一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

『若きプリンス、生命の謎に挑む 生命科学者・上田泰己』<プロフェッショナル 仕事の流儀> NHK

2010年02月23日 | テレビ番組
 このタイトルは新鮮な感じがして、惹かれた。<若きプリンス>と<生命科学者>が、結びつかなかったからである。
 見始めて、その2つが結びついた。34歳の生命科学者・上田泰己さんの容姿を見て、
(本当に科学者……?)
 そう言いたくなるほど、素敵だったのである。もちろん<若きプリンス>の意味は外見的なことではなく、世界に注目されている若い科学者という意味とわかっている。それにしても黒のセーターとホワイト・ベージュのズボンが、この上なく素敵で似合っている。そのスタイルの良さ、端正な容姿には、<生命科学者>より<若きプリンス>のほうがふさわしい。なんて友人に言えば、「すぐ、そういうこと言う」とか、「また、始まった」とか呆れられるのがオチだが、男性の体型はその人間の性格や生き方が表れているような気がするし、服装というのは男女共に自己表現だと私は思っている。
 ネクタイとスーツ姿ではなく、カジュアルな服装で、これだけ素敵な34歳の男性を見たことがないと言っていいくらい。だいたい30代以上の男性で、スーツ姿なら素敵な男性に何人もお目にかかったけれど、カジュアルな服で素敵と思った男性はいないこともないが、あまり印象に残っていない。それほど、スーツと違って、男性がカジュアルな服を着こなすのは難しいのだと思う。
 私の甥(兄の息子)は30代にして早くも中年太り型肥満気味体型である。彼の性格を知っているせいか、その体型は生き方を表し、服装もいかにも彼の自己表現という感じがする。
 また、生命科学者・上田泰己さんが車を運転して研究室に向かう途中、コンビニで朝ご飯を買うのが日課で、おにぎりとコーヒーと、時々、唐揚げと言っていたのが印象に残った。さらに、カロリーを取り過ぎないために夕食はおかずだけと決めているらしく、食事中の姿が映っていたのを見た時は驚愕させられた。確かにスタイルがいいわけだと思ったけれど、ご飯を食べなくて満足するのだろうかと不思議だった。
 23人の研究員のトップで、27歳の時に、大学で言えば教授のポストである現在の職場というナレーションだったけれど、食事しながら議論している姿を見て、何故、そのような食生活なのか、専門の『システム生物学』とか生命科学から得た決心なのだろうか、などと思ってしまった。
 生命科学者・上田泰己さんの専門は『システム生物学』というそうで、体内時計の研究をしているということだった。睡眠の他に、さまざまな生理現象が起こる人体のシステムについての研究、と聞いただけで尊敬したくなってしまう。
 体内時計という言葉を、何年か前テレビで見た時に初めて知って、興味を持った。お腹がすく、眠くなる、意欲的な気分になる、寂しい気分になる……。それらが、1日のうちで、時刻がほぼ決まっているような感じがする。起床時刻と就寝時刻が毎日同じならともかく、違っていてもである。病気が発症しやすい時刻というのも、あるらしい。そのような研究をしている人たちがいることを知って、とても興味深く見た番組である。
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