【 忠本書店 】、“チュウホンショテン”と読む。
「 いつまでも、本と人に忠実に在りたい 」 と願う店主、
坂本さんが想いを込めて名付けた店名なのだという。
人々が求めるものに忠実に、読んで楽しくて、人のため
になるような、役立つ本を揃えたい。
そして、「あの店に行けば、良い本を教えてくれる。」
この店を訪れた全ての人に、そう思ってもらえるような
店作りを心掛けているのだという。
いつまでも、みんなが安心できる街の本屋であるために。
ここは伊丹市美鈴町にある【 忠本書店 】というお店。
昭和42年の開店以来40年に亘って、地域の人々の
ニーズに応え続けてきたという、こだわりの本屋さんだ。
店内には街の本屋ならではの視点で取り揃えられた、
多種多様な本や雑誌が、ズラリと並べられている。
そう、中には他の本屋さんには無い、珍しくて楽しい本も。
この店に来るお客さんが思わず手に取って、楽しい気持ち
になれるような、そんな本を揃えたい。
大型書店のように、欲しい本が全て手に入る訳ではない
から、その中でこだわりや信念を持ったセレクトを心掛けたい。
坂本さんの、そんな熱い想いが店内にあふれているのだ。
「 お客さんの、嬉しそうな顔が好き。 」
そう言って、坂本さんはニッコリ笑う。
「だからこそ、私もいつも笑っていたいんです。
“嬉しい”波長は、きっとみんなに伝わると思うから。」
・・そうなのだ。
本を買うということは、本当に楽しいこと。
ワクワク、ドキドキできる最高のエンターテイメント。
ただ、本を買うだけじゃない。家を出て、街を歩いて、
季節を感じ、本屋に行く。話をして、笑って、悩んで、
そして今までの自分が知らなかった、新しい世界を知る。