Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

【赤帯】Sony MDR-900ST & 7506【青帯】

2016-08-08 01:43:07 | 日記


ヘッドフォンの記事が続いちゃいますが…
Sonyのど定番スタジオヘッドフォンといえば、赤い帯が目印の言わずと知れたMDR-900ST
しかし、どうも自分は苦手なヘッドフォンのひとつなので所有してなかったのですが、ご近所のリサイクルショップに使い古しの900STが転がっていたので来客用にと持ち帰りました。
うちでは作業用としては、同じくSonyのスタジオモニターシリーズであるMDR-7506を愛用しておりますが、こちらは青い帯が目印
900STよりリスニング向けで海外では青帯の方がメジャーだとも聞きます
こうして並べて聴き比べるのは初めてですがより違いが明確に解りそうです

分かってはいましたが、こうして比べるとまあ赤帯の音像の近いことw
ビターっと耳元に張り付いて演奏してるかのように近いですね
もうちょっと離れろよ、うっとうしいだろ、てくらいくっついてきます(笑
細かいところをチェックするためのヘッドフォンですから、まるで演者の手元を覗き込むかのようです
演奏する側からしたら、お願いやめて…てな気持ちになりますけど、それが仕事ですから仕方ないです
故に演奏者は自分の手元の音がよく把握できて良いですよね

対して青帯は一歩、いや二〜三歩くらい音像が離れます
開放型のヘッドホンの方がもっと離れて客席から見てるくらいとしたら、青帯はステージ袖でスタンばってるローディさんくらいの位置でしょうか
演奏してる姿を全体的に見てチェックしてるような感じ?
演者目線よりスタッフ目線、全体を見回してトラブルがないかチェックしてる感じとも言えます
離れて聞いてる分Lowが響くように、低音の量感も青帯の方がふくよかであります
900STよりリスニング向けと言われるのもこういったところからでしょうか
しかし決して分離が悪いわけではなく、そこは赤帯共々優秀ですね



こうして聴き比べるとちゃんと双方に役割があるのが見えてきます
どうしたって一台ですべてのポジションからのモニターは出来ないわけですから、目的や好みによってその都度使い分けていくのが良いのでしょう
つかウチではマイク使う時ぐらいしかヘッドフォン使わないんですけどね


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