Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

Strum Acoustic GS-1

2013-05-29 14:18:49 | 楽器、PC
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A|A|S(Applied Acoustics Systems)のStrum Acoustic GS-1が期間限定(48時間)で2,980円とお安いのでお買い求めてみた。
通常が21,000円なのでお得間はハンパないのだけど大丈夫なのかしら


こいつはギターをかき鳴らす音源で、鍵盤のコードで"C"を押さえるとギターの"C"の構成音に変換して再生されたり、左手でコードを押さえて右手でかき鳴らすという正にギターライクなことがあれこれ出来てしまうのです。


他社製品でも似たような音源はいくつかありKontaktやMotif XFなんかにも刻めるギター音色があるのですが、そこは専用音源ですからピッキングの位置からボディの共鳴、弦の質感まで細かく設定できるようです。


まだあまり使い込んでないのですが、音色的にはあまりクドくなくサラッとした系統でバッキングには持ってこいな感じですね。
逆にソロなどで主張するような用途には音色的に向いてないかもしれませんが、単音フレーズもテヌートぎみに弾けば自動的にスライドしてくれたりと凝った造りになっています。


動画はエレキバージョン



しかしながらこのソフト、32bitアプリです。
インストール後LogicやDigital Performer等で認識しなかったのでそれらのDAWを32bitモードで起ち上げたところ問題なく認識。
一度認識してしまえばLogicの場合32bitブリッジがありますのでその後64bitに戻してもブリッジ経由で読み込めます。
DPの場合はそうはいかないので普通に使いたかったら32bitで起ち上げるしかありません。


がしかし、DPの場合は裏技がありまして、"インターアプリケーションMIDI"という項目で”DPアウトプット”というのを作っておけばStrum Acoustic GS-1(スタンドアローン起動)側のMIDI受けソースで”DPアウトプット”を選択出来ます。
DPのMIDIトラックの出力先を”DPアウトプット”にすればMIDIの受け渡しはオッケー。


音声に関しては、DP、Strum Acoustic GS-1共に使用中のオーディオインターフェイスにしておけば両方の音をモニター出来ます。
問題は最終的にDP取込む際ですが、こういうケースの場合、自分の場合”Sound Flower”という音声を内部結線できるツールを使ってます。
取り込み時のみDP、Strum Acoustic GS-1共にデバイスをSound Flowe にしてやり、DPのオーディオトラックのインプットでSound Floweを選択すればStrum Acoustic GS-1の音声を録音することができます。
(Logic 9.1.8 DP8.04 OS10.8.3)




上記の件はネット上に日本語での情報はみつけられなかったのでここに記載しておきます。
願わくば64bit版を出して欲しいとこですが、こんだけ安売りしだしてるとこを見ると、このまま絶版してしまう可能性もあるかもしれませね。


【新作】最近は映像編集がおもしろい

2013-05-26 23:08:23 | 楽器、PC



なんかまたいきなり造っちゃったんですが、ちょっとイイ感じのリフが浮かんだのでそれに肉付けし始めたらそのまま映像編集まで…


だんだん映像を付けるという事が”おもしろい”というより、アレンジの一部みたいな気がしてきましたね
”百聞は一見に如かず”と言うけど、確かにそれによってグッと世界観が増幅されます
音楽だけ聞いてる時もきっと頭のどこかで映像が流れてるんでしょうし、映像と音楽ってやっぱり切り離せないもんだな


iMovieでの作業もだんだん早くなってきたりしてw
コレくらいの特に凝った事してないものなら3時間くらいで出来ちゃう
※日頃の素材集めは大変!


映像付けてみてからまた音源編集に戻ったりもしますが、今回は一気にやっちゃったのでちょっと荒いですがもうクタクタでギブアップ
Drumなんてオカズ一種類しかなくて全部ンダダダ(笑)
これはこれでクドくてイイw


[YouTube]
http://youtu.be/nIfYRboIXew
[ニコニコ動画]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20962930


ほんとはテクノになるはずだったんだけど、ならなかったなあw
打ち込みとは言ってもDrumからStringsまで全部手弾きで入力してしまうせいもあるし、ついつい生楽器系の音色使っちゃうからかな
でもこういうエレクトロなサウンドと生楽器の組合わせってのが多分好きなんですね


イントロのRMIっぽいエレピのリフと間奏のGuitarはMotif XF
MotifはXFから追加された音色の使用頻度が高く、この手のRMIエレピやVOXオルガンなどもイイ感じです


Drum、Bass、ミュートのGuitar、StringsはPlugsound Pro
YAMAHAのRXシリーズとかの”どらむましん”な音色がベストマッチ
ストリングもGMカテゴリにある音色が結構はじけてくれるんですよね
コストパフォーマンスはピカイチな音源


その他シンセ系はNIのMassive、Kontakt
Massiveを使い出したのは最近なんですがまだまだ奥が深い…


次はテクノでブルースでも





Studio Konnket 48 & VC-8

2013-05-24 00:50:54 | 楽器、PC
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久々の機材レビュー
そういえば書いた事なかったかもしれない、T.C.electronicのStudio Konnket 48
所謂オーディオインターフェイスというコンピューターで音楽制作する際には核となる肝心要な機材ですが


コイツを使いだしてからなかなか他のモノに移行する気が起きないのは、音以前に制作作業に於いてのその使い勝手の良さにあるかと。


何と言っても強力なのがこのリモコン
メイン出力から各インプットのレベル制御、各CHのミュート、スピーカー3系統の切替、演奏者モニターへのトークバック等々
スタジオワークで必要とされる細々としたことがこのリモコンから全て操作出来る
トークバック用のマイクもここに内蔵されている
もちろん音自体もミドルクラスのインターフェイスとしては優秀で、ヌケのよい締まった音がする。


流行のDSP搭載によるPC側に負荷をかけないエフェクトも搭載しており、コンプやリミッターのかけ録りも出来るし歌い手側のモニターにリバーブをかけてやる事も簡単だ。


TC Nearというソフトを介して全ての回線を制御するのだけど、とにかく外部でミキサーを使う必要性が全くない。
パソコン内部に2AUXのエフェクター付きのミキサーがあるわけだからね。


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自分ももう3年以上使ってるけど、もう5年前の機種なんだね。
今でこそ多機能なインターフェイスが増えてきたけど、コイツが発売された2008年ころではかなり先駆的だったのではないかあ。


これを購入する時期にMOTUの828mk3なんかとも比較してたのだけど、届いた物が初期不良で返品したり、ネット上でも挙動がおかしい報告をよく目にしていたので結局MOTUは敬遠。
それ以前に長いこと使ってた初代828も持ち出した現場で立ち上がらないなど、どうも電源等にシビアな印象がある。


結果Konnekt 48にして満足だったけど、それでも外付けHDなどとデイジーチェーンで数珠つなぎするとことさら不安定になる。
オーディオI/Oではよくある事で、そもそも推薦される使用方法ではないので致し方ないところだけど、FierWierの端子なんてうちのiMacには一つしかないのでその辺改善されればなあとも思ってみたりも。
※Thunderbolt併用でなんとかなりますが


※最近OS10.8にも対応したドライバーのVer3.0.0がリリースされたが何故か日本サイトでもアナウンスされていない。
本機を所有の方はこちらからどうぞ
http://www.tcelectronic.com/support/software/?product=tc-near


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ついでに紹介するとこのFostex VC-8と繋いで使用中。


ADATオプティカルとアナログ8イン8アウトのコンバーターだけど、ちょっとしたオーディオの取り込みやCD、MDデッキなど繋ぐのに便利だ。
結構ヤフオクで数千円で出てるので一台あると何かと便利ですよ。






Go,Baby Go! (Electric Version) 公開

2013-05-17 17:38:22 | OWL



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OWLの3rdアルバム”ON THE LIFE”に収録の"Go,Baby Go!" のElectric Version


YouTubeではコチラhttp://www.youtube.com/watch?v=C7ntOOzoACI
大画面&大音量で聞くと気持ちいいでよ。


まあ、シャレなんすけどねw
本来自分はシンセ小僧なのでこの手のサウンドも実は大好きなわけでして。
趣味として随分前にこのアレンジは作ってあったのですが、今回がっつり映像付けて公開してしまおうとふと思い立ちその秘蔵のバージョンを公開してしまいました。


とはいっても映像編集のソフトなどiMovieくらいしかないので、ネット上のフリー素材をかき集めてくっつけてなんとか形にしてみたところです。


以前からiMovieでOWLのPVなども作ってきまして、それらはそんなにエフェクティブな特殊効果は必要ないので事足りてましたが、さすがにこの手のサイバーな映像では力不足。
もう拾って来る素材に頼るしかありません。
所詮はご家庭用ムービーソフトですからね。
もっと本格的にやるならFinal Cut Pro等必要になってくるかなあ


まあでもMacを買えば付いてくる付属ソフトとネット上のフリー素材でこれくらいのモノが造れるんだからいい時代だ。
ただ作品を仕上げるセンスだけは買って来れないぜw



【修理】GENELEC 6010A 【分解】

2013-05-12 07:49:21 | 楽器、PC
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すっかりリビング専用となっておりますGenelecの6010Aですが
最近、片方から無音時にボソボソとノイズがでるようになりまして、どうやら背面にあるボリュームツマミがガリってるご様子。


バラして洗浄するなりパーツを交換するなりしてみるかと思いきや、全くそれらしきネジなどが見当たらない
ネットで”GENELEC 6010A 分解 修理”などのキーワードで検索してみても全然情報が無かったのでこれを期に書いておきます。


背面中央の”WARNING”の記載シールを剥がすと六角のボルトが出てきます
(さんざん探してやっと見つけたw)


パカッと開けるのにはそれだけ外せばでOK


パッキンでピッタリくっついてるのでマイナスドライバーやヘラなどでちょいとよじってやれば良いかと


で、基板の部分は”トルクスドライバー”つうんですか…六星形の特殊なやつのでT9サイズのが必要ですから注意ですよ


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基板へのハンダはしっかり着いてて異常無さそうなのでパーツの隙間から洗浄だけしてみたけどまだ若干残ってるなあ
ポッドの回転軸自体が緩くなってガタついてるのでパーツ毎変えた方が良さそう


でも少し症状は軽くなったようなので同じパーツが手に入るまではとりあえずこれで良しということに
異常、記録として







昨日はOWLで三茶した

2013-05-11 00:43:13 | OWL
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昨日は三軒茶屋グレープフルーツムーン(GFM)にてOWLライブでした
ご来場頂いた方、CDをお買い上げ頂いた方ありがとうございました。
今回は全く写真を撮るのを忘れており当日の画像が全くないのですが、同じセットということで前日の仕込み画像でも


珍しく気張って三台(MotifXF,D-50,VK-7)も持ち込んだのですが、GFMはエレベーターがないので搬入後は膝ガクガクでダメージは思いのほか大きかったのです…


曲目に合わせて前日にあれこれ音色をセットしたりするのですが、シンセリードの音色なんかも毎回違ったり実際本番でどの音色をどこで使うかは割とその場の気分だったりします。
基本的には同期がまわってるのでピアノ一本でも事足りるのですが、それにどう色づけをするか…まあ、自分の曲とセッションする感じですね。
なのでもちろんハズす事も多々あるのですがw


今時のシンセなどは一台でなんでもできるので鍵盤を分割して音色を並べたりしとけば同時に数種類の音も出せるのですが、その分かっちり決まった事しかできません。
なので思いつきやアドリブで何かをやるにはどうしてもある程度台数を並べとかないとならんわけですね。


まあこのピアノ、オルガン、シンセという組合わせがキーボードの三種の神器といわれてるわけで、ベストなセッティングでしょう。


できればオルガンはコイツとレスリーを持って行きたいとこだけど、階段搬入はヤバいな…


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暖かくなると

2013-05-07 12:25:14 | プライベート
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うちの唯一の同居人のカメさん


爬虫類なので暖かくなると活発に動き出す。


あっちうろうろ、こっちうろうろ


家の間取りはほぼ完全に把握してる


腹が減ったら呼びに来る


風呂からあがると何故か臭いを嗅ぎに来る


そして窓辺で日光浴しながら外を眺めるのがお気に入りだ


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先日、買い物に行く途中の川でペアのイシガメを見かけた


川の真ん中でなにやらいちゃついてる


厳しい環境ではあろうがやっぱり自然の中で暮らすのが動物にとっては一番だろうなあ


しかし、うちのカメさんはミドリガメであり外来種だ


勝手にその辺に離すのは御法度


人づてに拾われてきた身だが察するに生まれたときから飼われており、今更とても自然の中では生きていけないだろう


ある意味不憫な境遇である


まあゆっくりしてけよ


相変わらず特に意思の疎通はない