糖尿病の使者殿に山海の珍味はお出しできません (第18~19話) つづき2
チェ尚宮〔サングン〕による宴料理を楽しんだ使者は、「これで食い道楽は終わり。
つい食べてしまったが、今日だけ許してくれるか?」と請い、チャングムを驚かせます。
さらに「料理する者が真っ直ぐな心で私の体を守ろうとしているのに、当の本人が
体を労わず害になる料理を食べるなど、正に言語道断。(中略)実を言うと、香辛料に
慣れた私の舌はお前の料理に草の味しか感じなかった。だが、食べるほどに野菜固有の
味がしてきて実に美味しかった。質素だが滋味あふれていた。帰国の途に就くまで、
料理は頑固なハン尚宮〔サングン〕とお前に任せよう」と公言し、拘束されていた
ハン尚宮〔サングン〕は釈放されます。
身の危険を顧みず、病によい料理を出したハン尚宮〔サングン〕達に感心した皇太后は、
「皇后が『最高尚宮〔チェゴサングン〕になる者は料理の腕に優れているのみならず、
料理に信念を持ち、必要なら王を正す勇氣がなければならない』という。正にその通り。
(中略)ハン尚宮〔サングン〕が明の使者を感服させた野菜料理とチェ尚宮〔サングン〕の
宴料理とで第2戦の競合を行ったこととし、ハン尚宮〔サングン〕の勝ちとする」と発表。
勝負は最終戦に持ち越されることになりました。
森下自然医学 平成18年4月号より
チェ尚宮〔サングン〕による宴料理を楽しんだ使者は、「これで食い道楽は終わり。
つい食べてしまったが、今日だけ許してくれるか?」と請い、チャングムを驚かせます。
さらに「料理する者が真っ直ぐな心で私の体を守ろうとしているのに、当の本人が
体を労わず害になる料理を食べるなど、正に言語道断。(中略)実を言うと、香辛料に
慣れた私の舌はお前の料理に草の味しか感じなかった。だが、食べるほどに野菜固有の
味がしてきて実に美味しかった。質素だが滋味あふれていた。帰国の途に就くまで、
料理は頑固なハン尚宮〔サングン〕とお前に任せよう」と公言し、拘束されていた
ハン尚宮〔サングン〕は釈放されます。
身の危険を顧みず、病によい料理を出したハン尚宮〔サングン〕達に感心した皇太后は、
「皇后が『最高尚宮〔チェゴサングン〕になる者は料理の腕に優れているのみならず、
料理に信念を持ち、必要なら王を正す勇氣がなければならない』という。正にその通り。
(中略)ハン尚宮〔サングン〕が明の使者を感服させた野菜料理とチェ尚宮〔サングン〕の
宴料理とで第2戦の競合を行ったこととし、ハン尚宮〔サングン〕の勝ちとする」と発表。
勝負は最終戦に持ち越されることになりました。
森下自然医学 平成18年4月号より