林床スポットライト

2011-02-19 21:40:33 | 両爬(Amphibia&Reptiles)


イワトカゲの仲間(Bellatorias sp. ?
) 


日向はとてつもなく眩しいけれど、日陰はとてつもなく暗い。森の中に一筋の光が差し込んだ部分はこの明暗がより顕著に見える場所だ。こんなスポットライトを当てたような舞台で、1匹のスキンクがバスキングをしていた。このスキンク、体の太さが恵方巻きか、それ以上ほどもあり、初めは丸太でも転がっているのかと思ってしまった。しばらくスベスベな体表を反射光でピカピカに光らせていたけれど、私の接近に気付くと面倒くさそうにのそのそと歩き出した。
顔や背面に黒い(鳥でいう)軸斑が乏しいことや側面の赤味が強く黒味が弱いことを除けばMajor Skink(Bellatorias frerei)が最も妥当なのだけれど・・・。

このキャンプ場の受付事務所にはちょっとした売店もあり、物色しているととある本が目に付いた。




“ Freeze! ”

ハードボイルドなオジサマがアカビタイサンショクヒタキを格好良く構えてる!
この本を見つけた瞬間、私は目尻に涙を浮かべながら腹がよじれるほど笑い転げた。
このグッジョブな表紙デザインを考えた人と是非ともお友達になりたいものである。




ベニカノコバト(Geopelia humeralis humeralis) Bar-shouldered Dove


街にはチョウショウバトやカノコバトが多いけれど、森に隣接したこのキャンプ場にはベニカノコバトが多い。羽の先端が黒いので、特に後頸なんかは鱗を纏ったように見えるところが格好良い。



フヨウチョウ(Neochmia temporalis temporalis) Red-browed Finch

群れでやって来て一斉に採餌を始めたこのフヨウチョウは、嘴と眉斑、上尾筒と腰が赤い蛍光マーカーで塗り潰したような色をしている。この鳥もまた街にもいるシマコキンやシマキンパラと違って森林棲の鳥。手前の、眉斑がなく嘴も黒い個体は幼鳥。






【2010/03/05/オーストラリア Cairns,Australia;Mar. 2010】


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