反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

H31年度入試を振り返って

2019-04-05 20:47:32 | 日記
 先日この3年間の取り組みの振り返りを行う機会がありました。
後期入試を含めて、難関国公立大学の入試(特に京都大阪大学)は例年位比べるとやや厳しいものになりましたが、
前期うまくいかなかった生徒が、後期で神戸大学に受かってくれたので神戸大学はそれなりの合格数になりました。
それ以上に個々の担任指導が良かったというのではなく、学年団の先生方のチームワークとそれに応えようとして
くれた生徒たちのおかげで、文理コースの生徒のほぼ半数近くがいずれかの国公立に合格してくれたのが救いです。
本来ならば、第1志望に全員合格と言いたいところですが全国の受験生が必死に努力して、大学入試に向かってくる
のですからそうはいかないのも事実です。

 3月1日に卒業式がありましたが、まだ前期入試発表や中期後期入試へと続く中で卒業生を送り出したという
感覚があまり持てないので、3月23日の終業式の日に改めて卒業生茶話会を開くことにしていました。
例年そうなっているわけではなく、学年団の先生方には同調していただき、卒業生も創意工夫して感謝の会を
行ってくれました。具体的には、お世話になった先生方に生徒たちが表彰してくれる形で、楽しい会になりました。
 そこで私は 「FG愛しすぎで賞」 として賞状をいただきました。3年間を通して、約100回FGテストを行ったため
違和感のない賞状でした。

 このような生徒と出会えた空間と時間に改めて感謝です。

 

 

 


国公立大学 前期入試結果

2019-03-17 22:40:52 | 日記
 前期入試結果は甘いものではありませんでした。
11回目の卒業生で、何度も経験したことなのに入試で絶対はないということを
痛感させられました。
 もちろん数学だけで大学入試結果が出るわけではなく、いろんな教科の複合的成績で結果が出るので
数学の反転授業がどうのこうのとは一概に言えません。ただ、感覚として数学の応用力をもっとつけられなかったのかと
いう思いが残る入試結果でした。5月の成績開示が待たれるところです。

 11月の模試結果が悪くとも逆転できる生徒もいましたが、むしろ11月の記述模試の結果が良くても
難関国公立大学の入試結果が厳しい生徒の方が多かったことに考えさせられています。
 半分ぐらい合格すると思っていたところが4割弱になりました。

ある生徒が手紙をくれました。
〇〇大学を受けるまで学べたのは先生のおかげです。
時に私以上に模擬試験の結果を喜んでくれたり、結果が悪い時には励ましてくれたりと
支えてくれました。だから〇〇大学を受験できたと思います。
前期の入試結果は残念な結果になりましたが悔いはありません。
その入試結果よりもこれからの学びの方がもっと大事だということを学んからです。
そのことを胸に留めてこれからも学び続けますっと
書いてくれたことが何よりもうれしかったです。
3月11日(後期試験前日)に学校に来て、試験の準備と最後に頑張ってきますという言葉を
かけに学校に来てくれました。

  
      



Commencement Exercise

2019-03-06 08:57:02 | 日記
 先日、卒業式が行われました。
国公立大学入試発表前で、進路未決定者が多く終了というにはまだ少し早いタイミングです。

 本校の新聞部が卒業に寄せて各担任から言葉を集めて新聞を作成します。
そこに書いた文章です。

 生徒は知識欲旺盛な探検家であり、世界の発見者である。
強要するより許容する方が、より熱量のある行動を引き起こす。
 そのことに気づかせてくれたのが課題研究への取り組みでした。
新しい取り組みに不安もありましたが、上手くいかなくても構わない。
そこから学ばば良いという思いが新しい扉を開けてくれました。
 また学年目標だった「學び問うことで物事の本質をつかむ」も実践できました。
ただしこの目標は、高校で完結するものでなく、これからもずっと続けて自己向上につなげてください。
 反転授業、第2幕終了! 

 最後に、君たちの一番大切なものを君たちからもらいました。ありがとう。
(それは、何だと思いますか?)

      




課題研究セミナー 

2019-02-24 19:34:07 | 日記
 反転授業を第2章を利用して学んだ生徒がいよいよ明日、
国公立大学前期入試に臨みます。CT後の1ヶ月で時間がない中でも、10年近く過去問を解いて
準備してくれました。
「解ける問題を落とさないように、ここまで取り組んだことに自信を持って受験会場に
行ってください」という言葉を最後の講座で声かけしました。

 ところで、先日課題探究セミナー(愛知)でお話しさせていただきました。
そこでは反転授業で経験したことが課題研究で活かせました。それは指導書や教科書がなくとも
生徒のためになると思って信念を持って取り組むこと、そして教師が生徒の壁を作らないということです。
 具体的には「これは生徒には無理だ。」「難しい」と決めつけないことです。最初から成功するという
ことはありませんでしたが、チャレンジしたからこそ次が見えたということも同じです。

      



 


 

国公立前期入試 目前

2019-02-20 07:37:08 | 日記
 関西私大の結果が出ています。やはり入学定員の厳格化による影響が
昨年に引き続き出ています。3年前の感覚なら、合格してもおかしくないような生徒が不合格になったり
全て合格しても良い生徒が数校しか合格しなかったりという結果になっています。
 一方で国公立大学を第1志望に考えている生徒は私大を受けない生徒も多く2分化しているのも事実です。
よほどできる生徒でない限り、国公立大学に向けて対策をしている生徒が片手間で難関私大を合格してくるということが
難しいっということを改めて認識した私大入試結果です。

 国公立前期入試に向けて、すべて整えよう、最後まで粘ろうと言いながら2次対策講座を行っています。

   
 廊下に置いている白板 メッセージボードとしてまたは少しリラックスボードとして生徒も教師も利用しています。